この1週間余りは、両陛下のイギリス訪問のニュースで、連日各紙の紙面が賑わっていました(こういう状況は、非常に喜ばしいです)。それで、私、こういう時期に、意外に社の見解を出しやすいのではないかと、ちょっと思っておりまして、各社の社説やコラムを注視していました。
日経新聞(朝刊)の一面に、春秋というコラムがあります。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK2734W0X20C24A6000000/
*デジタルで一部を読むことが可能です。
読売新聞や産経新聞は訪英前に社説を発表していたようですが、日経新聞のコラムは、毎日新聞と同じく訪英中に掲載されたものです(2024年 6月28日、朝刊1面に掲載)。
以下、読めない部分を少し補います。
昭和天皇さまの時代、皇室外交は手探りだったことを伝えつつ、陛下の訪英中の様子を伝えます。「国際感覚が全面にでるスピーチは令和流ともいえよう」と言う言い方は、陛下のおふるまいをうまく表現されていると、思います(自分、令和流という表現。以前の毎日新聞の対談であまり良い印象をもっていなかったのですが、これならば受け入れられます。)
つづいて、最後のセンテンスを引用します。
昭和天皇は後に、人生で最も感銘深かったことに青年期の英国の旅を挙げている。その特別な感情は上皇さま、そして陛下へ受け継がれてきた。「雄大な山を先人が踏み固めた道」。陛下は今回、日英親善の歩みをそんなふうに表現された。
そして、最後の一文はこのように結ばれます。
政治とはまた別の角度でのびる友情の道である。我々も草の根で一翼を担いたい。
自分、春秋のコラムの書き手の本当の意図はわかりません。が、もし自分が思っているような感じでしたら、すばらしい。すなわち、
これを見て思ったのは、日、英共に、「権威」を体現しているもの同士の交流は、それぞれの国にとって善いこと。さらに、「草の根で一翼を担う」ということは、国際親善などというぼやっとした意味ではなく、国民の今後の努力で「皇位の安定継承」への道を拓き、愛子さまを皇太子に!とつないでいくことだと思いますが…
いかがでございましょうか?
ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者
3 件のコメント
基礎医学研究者
2024年7月3日
みなさん、コメントありがとうございました。自分は、この新聞が社説などに「皇室」に関することに意見表明されること自体が、結構注目すべきこととみています。
>れいにゃんさん
いや、やはりそう思います(^_^)。あそこは、社説ではほんまにニュートラルなのですが、どうやら今回の両陛下の訪英の様子、現在の「皇位継承問題」における政治家と国民の意識があまりに乖離していることを見て、さりげなく少し踏み込んだ発言をしてしまったのですかね?いや、良い兆候です。
>SSKAさん
コメント、ありがとうございました。なるほど、これは勉強になりました。確かに、最大限「好意的」に解釈しても、万世一系、および男系主義という因習は、配線をきっかけに消滅している思想のはずですね(憲法は変わり、その憲法には、世襲とした書かれていないわけですから)。そして、訪英に日・英、両国の元首が接する様子を素直に解釈すれば、行き着き先は「皇室(王室)」が存続し、両国は立憲君主国としての未来を歩むとしかならない。だから、愛子さま立太子!というのは、必然になってきますかね。
SSKA
2024年7月3日
万世一系も男系主義も敗戦をきっかけに国民の心の中で跡形も無く滅びた思想だと理解出来ない人達は戦後生まれの両国君主の交わした未来志向も認められず、この度の訪英にも捻くれた根性が見られる気がします。
男系主義の様に不必要に他国を上から目線で捉え見下す人間心理に歪な自信を与えるものに存在価値は無いと改めて言えます。
両国共に大衆心理に煩わされながらも、過去の様々な経緯を振り返りつつ新しく再構築し権威を共に高め合う関係から皇室の存在する理由は自ずと見えて来るので、男女差に全く何の意味も無いと愛子様立太子に期待するのが正常な感覚ですね。
れいにゃん
2024年7月3日
「政治とはまた別の角度でのびる友情の道である。我々も草の根で一翼を担いたい。」その為には安定的な皇位継承は欠かせません。つまり、愛子さま立太子の実現しかありません。