森暢平先生の書いたサンデー毎日の記事です。
サンデー毎日:皇族という「血のスペア」「かかし」と扱われる苦悩 成城大教授・森暢平
久邇宮邦彦は皇室の社会主義的な平等に不満を漏らし形だけ尊敬され案山子のような存在だと思っていたようです。
昭和天皇の臣籍降下に反対していた久邇宮邦彦は宮内省から疎まれるようになりました。
主体的に行動し政治に近づき、昭和天皇から遠ざけられた高松宮の例も紹介されてます。皇族としては自由すぎる考え方も禁物ということですね。
今や民間人となり自由に主体的に動いている旧宮家や旧皇族は居るのか確かに疑問です。
文責 北海道 ひとかけら
1 件のコメント
くぁん
2024年7月25日
久邇宮邦彦のヒリヒリする痛みが伝わってきました。高松宮の『生きていて、悪いことをしないのがスペアとしての全生命である』もスペアとしての絶望感、実存の無さが伝わってきます。
邦彦は『血のスペア』で苦しむ反面、臣籍降下の原則には反対していて、一見わがままと映ってしまいそうだけど、それは『主体的な存在、考える皇族でありたい』という思いだったのでは?と、汲み取る森暢平さんが素晴らしい♪
自己の主義、主張、信条、信仰の為なら、他人の痛みなんか屁とも思わない人間はやはりカルトだと思った。