平成14(2002)年4月2日
愛子さま 0歳
雅子さま「生まれてきてありがとう」
(展示時「ココ好き」シール 68枚 ☆3位☆)
皇太子ご夫妻による愛子さまご誕生記者会見で、雅子さまは、愛子さまがお生まれになったときの気持ちとして、涙ぐみながら「生まれてきてありがとう」と述べられた。
多くを語るまでもない、歴史に残るあの言葉が生まれたのが、このときの記者会見でした。
言葉を詰まらせる雅子さまの肩に、そっと手を当てられる皇太子さまの優しさも光ります。
全文は宮内庁HPでご覧になれます。
愛子内親王殿下御誕生につき(平成14年)
その他、愛子さまの呼び方について皇太子さまが「愛ちゃん」と答えられたときには、会場中が温かい笑いに包まれました。
普段の愛子さまのご様子についても、本当に嬉しそうに語られています。
雅子さまが巻かれるスカーフに興味を持ち、引っ張ったり、ほどいて取ってしまうこともあると話されたときには、記者から「おぉ~~」という声が漏れました。
また、質問する記者が「敬宮さま」と呼ぶのに対し、皇太子さまが「愛子」と呼ばれているのも印象的でした。
天皇陛下も、この年のお誕生日会見では「敬宮」と呼ばれていましたが、その後、「愛子」と呼ばれるようになりました。
一方で、高松宮妃喜久子さまが『婦人公論』に寄せられた手記の内、「一姫二太郎」といった言葉だけを切り抜いて、露骨に第二子(特に男子)出産を求めるような非常識極まりない質問も飛び出しました。
コラムニストの矢部万紀子氏は、この質問を「酷な質問」と評し、喜久子さまに怖い印象を強めたといいます。
(ただし、喜久子さまに対しては、後に手記を読んで印象を改めたそうです。)
皇太子さま、雅子さまも、このときばかりは幾分強ばった表情をお見せになられていました。
しかし、あくまで毅然とした態度で、喜久子さまの手記全体から読み取れる本意に対する感謝の気持ちと、今は育児に専念するご意思を、よどみなく答えられました。
一部に異様な質問がありましたが、それを除けば、愛子さまのご誕生と、早くも見られるご成長への喜びに満ちた会見でした。
※肩書きや称号は、いずれも当時のものです。
参考文献:
・AERA.dot「愛子天皇「あり得る」「不自然なことではない」 最後の将軍の孫・喜久子さまが語ったこと」
※※バックナンバーはカテゴリー「愛子さまの軌跡」でチェック!
文責:静岡県 L.K
3 件のコメント
チコリ
2024年8月12日
天皇皇后両陛下、生まれてきてくださった愛子さまに、ただただ感謝しかありません。涙涙涙
mantokun
2024年8月11日
私ももちろん、こちらにもシールを貼らせていただきました。素敵な企画をありがとうございました。
ついこの間、この感動的な会見のご様子をニュースで拝見したと思っていたのですが、もう22年も経つんですね…。そして雅子さまの腕に抱かれていた、あの小さかった赤ちゃんが素晴らしいレディーになられて、ご成年会見で産んでくれてありがとうとおっしゃる場面を拝見できるなんて。
国民として、こちらこそお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいになりました。
あしたのジョージ
2024年8月11日
ここにも当然シールを貼りました。
雅子さまの「生まれてきてありがとう」という素直な言葉に、なんとも思わない人はどうかしていると思います。
高松宮妃喜久子さまの手記の「一姫二太郎」のところだけを切り取りして、非常識な質問をした記者はトンデモない誤解を生んだと思いますが、後に手記全体から読み取れる本意が理解出来たみたいなので良かったと思います。