我等の同志に対して、「目的そのものの合理的検証は苦手のようだ。」とまで喧嘩売られちゃ、こっちも黙ってらんないよね。
倉山満に関してはまだ、抱きしめる対象から除外したままでいいとは思うんだけど、そこは菅野志桜里さんの意図も汲(く)み取って、懇切丁寧(こんせつていねい)に反論させていただきます。
言いっぱなしにさせておく訳にもいかんから。
というわけで今回は、「言論ストロングスタイル vol.238」に対する「論破祭り」で~す!
●倉山の主張
菅野志桜里の、女系天皇を推進する主張の根底には、日本国憲法への信奉に基づく「一時の多数決で合理的だと判断されれば、何をやってもよい」という思考過程があり、それを実行すれば、一時の狂気の沙汰で(万世一系で男系継承を守ってきた)ブルボン朝を断絶させた「フランス革命」のように、取り返しのつかない事態になりかねない。
(倉山満「言論ストロングスタイル VOL.238」の、大まかな要約)
※ だから「菅野志桜里の女系論なんか採用しちゃダメ!」というのが、彼の主張のようです。「取り返しのつかない事態」の例としてフランス革命を引き合いに出してるって事は、女系を認める事と、ルイ16世みたいに天皇がギロチンにかけられる事を、同列に思ってるという事かね?
明らかに「民主主義という病い」や「皇統クラブ」を意識してるでしょ? よしりん先生のここ最近の“ご動静”が、もう気になって気になって仕方ないってわけだね????
ファンなのか!?
〇それはそうと、さっさと反論しちゃいましょう。
不敬を承知で、ゴミクズ野郎の俺にしか想定できない、想定するのも不敬な事を、あえて言いましょうか(誠の忠臣である公論戦士のみんなは、マネしないでね)?
即位後の愛子様を「ギロチン」にかける事なんか、国民の中の一体誰が、望んでいるというんだよ!?
むしろあんたらが毛嫌いする「女帝即位」の道を完全に絶ってしまえるわけだから、愛子様が消えて最も喜ぶのは、おまえらのような「ダダンダダンケー固執亭」の常連客の方じゃないのかね??
いつぞやのストロングスタイルで、倉山が「わかっていない連中」だと揶揄した9割の国民は、まさに愛子様の即位を望んでるんだよ。
それが実現したからといって即、9割の民意と、「おフランス斬首の王様首チョンパ」を断行した「大衆の狂気」とを同列に見なすのは、流石にバランス感覚が飛びすぎだろ!!
それに、国民がどんなに皇室について勉強してなかったとしても、フランス革命のような「大衆の狂気」による皇室破壊を恐れるのであれば当然、多数派国民の“民意”を大なり小なり、判断材料とせざるを得ません。
皇室に対して明らかに無関心としか思えない、SNSとかヤフコメ住民の口汚いバッシングのせいで、眞子内親王殿下をPTSDに追い込む事すら出来てしまったのだから、そりゃ倉山の言う通り、「大衆の狂気」は確かに恐ろしいさね。
だったら尚更、本気で倉山さんが、大衆による「君主斬首」を阻止したいのであれば、国民が抱える不満のボルテージが今現在、どのベクトルに向かっているのかという事も、ある程度は分析しておく必要があると思いませんか?
その為には「世論調査」の結果も、あながち無視は出来ないんじゃないでしょうか?
皇族に対する心無いバッシングを、「失礼極まる発言が溢れている」と批判してくれた倉山さんなら、わかるよね??(倉山p18)
(これが倉山に対する、俺なりに精いっぱいの「抱きしめ猫なで声」なのよ。 オッサンなんか抱きしめて、なにが嬉しいんじゃ~~い!!)
(第2回につづく)
文責 北海道 突撃一番
参考文献
・倉山満「言論ストロングスタイル」SPA!8/13・20号
・倉山満『決定版 皇室論 日本の歴史を守る方法』 ワニブックス2023年2月10日
6 件のコメント
SSKA
2024年8月14日
女の政治関与は乱や政変を招く原因と説くシナ儒教の感性丸出しで相変わらず男系主義のお里が知れる内容だと思います。
愛子様の活躍の場が増え、女帝支持が広がるほど男性優位の思い込みは自然に淘汰されて消滅し男系は破綻する、倉山は明らかにそれを恐れて菅野氏や他の女性も社会でこれ以上出しゃばるなと強く言いたいだけなのに無理やり歴史と絡めて非常にみっともないです。
フランス革命を例に出すなら日本は幕末から明治維新の騒乱ではないでしょうか。
王族を惨殺し権力を奪取したのと天皇を戴き国民が力を合わせた真逆の歴史を比較するのなら、愛子様は男女の分断を止め国民統合の新たな道を切り開き、明治以来の近代日本と天皇の関係を拡大発展し強化を押し進めると多くの国民が認識しているのはメディアの調査結果からも明らかで、女性の事に何でもやっかみ因縁をつけたがる倉山は歴史事象の引用が相変わらずご都合主義で不適格であり、史家を名乗る資格がないと改めて明確になっただけです。
基礎医学研究者
2024年8月13日
(編集者からの割り込みコメント:続)突撃一番さん。実は、「愛子天皇論」の送りかたについて、参考意見を。個人的には、袋とじ付きで雑誌送るでOKなのですが、一番ベストなのは「愛子天皇論」の部分のみを送るということかと(なにせ、あの連載も含まれているし、まあいろいろ含まれていますもので(´∀`*)ポッ。
まーさんが、「愛子さまトーーク」で野田元総理に突撃したときに、さりげなく用意していたものは、雑誌の製本をきれいに解いて、ホッチキスで止め直したもの。雑誌の真ん中あたりをさぐると、太いホッチキスで止まっている部分があるので、そこを丁寧に剥がしていくと、うまく漫画部分が取れてくるので、それを整えて、ホッチキスで止めます。そうすれば、小林先生の作品のみをオリジナルの形で、そのまま渡せると思います(これは、馬淵議員のところに渡しにいった、だふねさんも実践されていると思います)。そのうちでてきますが、自分もそうしました。
以上、ご参考までにm(_ _)m
突撃一番
2024年8月13日
どうせ抱きしめるなら、オッサンじゃなくてえなこがいい。
SPA!巻末袋とじのえなこがいい・・・。
おおっと、ついホンネをゲロってしまい失礼しました!
皆さん多くのコメントありがとうございます!
ちなみにまだ、袋とじは切ってません。
このまま切らずに、立民の事務所に送る事になりそうです。
それはそうと、基礎医さんおっしゃる通り、確かに9割の国民の民意を「大衆の狂気」としか捉えられない倉山満の思考が、バランス感覚を欠いている事が色々とマチガイの始まりと思います。
また、確かにくろひょうさんご指摘のように、ルイ16世がギロチンにかけられる直接のきっかけとなったのは、テュイルリー宮殿を抜け出して国外脱出を図った事くらいでしょうか。それまではバスティーユ襲撃後も、国王が人権宣言を承認した時も、大衆は「国王万歳」を叫んでいましたもんね。
一貫して言えるのは、暴徒化した大衆の要求に対して、国王はほぼ、なす術も無い状態でした。よしりん先生ご指摘の通り、人が良すぎたのかも知れません。
にもかかわらず、国民公会で左翼側のジャコバン派が勝ってしまった事自体が、大衆の短絡さ加減を物語っているでしょう。
(『民主主義という病い』 第7章より)
国家に対する大局的な視点を持てなかったという点において、国王斬首は十分「大衆の一時的な狂気」と呼んでいいシロモノだと私は思います。
だから民主主義なんか信用出来ないんですよ。
ただし、女帝を支持した9割の日本国民は、決して「一時的な狂気」ではなく、極めて大局的な目線に立った結論を下した。
従って、フランス革命のときの大衆と、同列に語る事は出来ない。
って所ですかね。倉山への反論の要旨としては。
こん
2024年8月13日
「ファンなのか?」
に思わずラーメン吹きこぼしそうになりました(笑)
ある意味ファンなのかもしれませんね。
基礎医学研究者
2024年8月13日
(編集者からの割り込みコメント)寄稿、ありがとうございました。ご本人、確信犯的に行っていく、と言っているだけあり、かなりせめていますね。自分、今回の論考を見て、戦前の日本で、ロシア革命の惨状を目の当たりにした、当時の国民が「共産主義」を恐れたことを思い出しました(あの時の警戒感は、たしかにわかるものがある)。あのときも、治安維持法は、それこそ、ナチスのSSのようなものとは同一視できないとは思いますが、何でもバランスを欠くといろいろ間違いが起こる!という、歴史の教訓のような気がしました(自分は、この部分、手塚治虫の「アドルフに告ぐ」の見解を支持しません(あの物語の恐ろしさとは別に)。
ただ、「倉山は飛び過ぎているのでは?」、自分の言葉でいうと、その論法は強引なのでは?というのは、そうなのだとこの段階で思います。最後は、なかなか皮肉が効いていますね。次回に期待しています。
くろひょう
2024年8月13日
都合よく過去の事例を当てはめるのはいかがなものかと思います。
フランス革命の各過程をしっかりと調べていたなら、一時の狂気などという言葉はなかなか出てこないのではないでしょうか。
少なくとも最初から王政を潰すために突っ走ったのではありません。