森暢平著 天皇家の恋愛の感想(ひとかけらさん)

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天皇家の恋愛を読了しました。これは必読の書だと思います。

冒頭から、皇族は恋をするという言葉に事の重みを感じました。明治、大正、昭和、皇后は恋愛も結婚の自由も無かったのです。
好きな相手と結婚するという私の育った昭和では当たり前の認識すら許され無かった時代が有ったのは知ってはいましたが本を読んで改めて衝撃を受けました。

そして日本の皇室が時代と共に変わらざるを得ない状況には富国強兵などの外国勢力の影響が避けられないのだなと思いました。側室を持つことは倫理的に問題が有るとされたのは本によると意外にも明治時代でした。

戦後、自由恋愛、テニスコートの恋を実らせて結婚した上皇陛下と上皇后陛下は当時大々的に報じられましたが、森先生の調査によると違った実像が見えてきます。結婚の最後の決め手になったのは上皇陛下の一押しですが、徹底的に御膳立てした選考チームの存在が有ったのも驚きでした。

更に忘れてならないのは、小室圭さん、眞子さん御夫妻は完全に自由恋愛を実らせて結婚したという事実です。
皇室は時代と共に変遷するのが常ですが、今後多様な性や相手に求める事の変遷は当然有ると思います。これは愛子さまや悠仁さまの恋愛や結婚はどうなるのか考える良書です。

時代の変遷によって少しずつ改変するのが保守なら外国勢力に圧倒されることなく日本らしい寛容な精神で未来の皇室と国民を形作る必要が有ると感じました。

文責 北海道 ひとかけら

2 件のコメント

    ひとかけら

    2024年8月16日

    叶丸さん#1

    申し訳有りませんが、Yahoo知恵袋で知った情報ぐらいしか私は分からないです。確かに子が付いて相応しい家柄とか知恵袋には書いてますが、頭コチコチになってもしょうがないので今後変わる可能性は有ると思います。

    叶丸

    2024年8月15日

    天皇家の恋愛は読んでいないのですが、ひとかけらさんの言われる相手に求める事の変遷と言う事から連想した事があります。
    何故か男性皇族の配偶者の御名前は必ず(?)「〜子」ですが、これも皇族として生まれた女性と同じく、昔は伝統だったのでしょうか?
    まさかとは思いますが、「皇室が国民を名前で差別している」と誤解している人が居そうな気がします。

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