オリンピックより~バロン西とウラヌスのご紹介

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ふと、オリンピックたけなわの中(~2024年8月13日閉会)、8月15日間近のさいに戦前、ロサンゼルスオリンピックで、乗馬の金メダルをとり、戦中敵国のアメリカの軍人達に愛された、愛馬のウラヌスと駆けた、バロン西と呼ばれた西竹一陸軍大佐の事を思い出し、ご紹介したく失礼致します。

バロン西のバロンは男爵と言う意味で、西竹一大佐は華族の出で才知溢れた軍人の一人です。

先のアメリカ・ロサンゼルスのオリンピックで、華麗なる馬術を愛馬ウラヌスと繰り出し、金メダルを受賞しました。彼は騎兵隊出身で、馬とともに歩み、硫黄島で共に戦った同じ騎兵隊出身の栗林司令と将来の騎馬隊について論じてたかもしれません。その中で、西竹一大佐は騎馬は当時で言う、先の大戦までは騎馬隊は通用したが、今は機械やマシンガンなどが発明され、オートマチックになって来て、馬が活躍するのは物資補給の後方支援になると話、戦車隊に主力に変わると言及されてたと話があるとか。
 そこから騎兵隊畑から戦車畑に変わり、硫黄島の戦いにて物資尽きるまで限りある戦車隊をどのように使えば敵に大打撃出来るかと模索し、戦車隊をそのまま使わず砲台として使用してアメリカ軍を苦戦させ、アメリカ軍からは死なせるのは惜しいと言わしめ何度も説得されるも、最後まで激闘して散ったと言われてます。

彼の性格は至って鷹揚、天真爛漫でサッパリし、明るかったそうで、反対に思える勤勉且つ繊細であった性格の栗林司令と団結し、アメリカの大軍を最後まで戦ったそうです(すべては、天皇陛下によって抱きしめられていた国民を守るため、さらにいうと、日本の未来のために)。

また、彼の愛馬のウラヌスですが、西竹一大佐が戦死した後、後を追うように亡くなった話があり、大陸の三国志演義で名将関羽が死んだ際、愛馬の赤兎馬が水や草を食べなくなって主人を追ったというエピソードが思い起こします。


以上、オリンピックと大東亜戦争の英霊の話をご紹介致しました。今のオリンピックの選手もすごいですが、戦前のオリンピック選手も凄いと感じました。

文責 神奈川県 神奈川のY

11 件のコメント

    京都のS

    2024年8月18日

     叶丸様、失礼しました。兎丸は勘違いでした。なるほど、そういう漫画があったのですね?

    叶丸

    2024年8月18日

    どうでも良いですが、叶丸が兎丸(うまる?)と誤入力されてしまったのでしょうか?

    叶丸

    2024年8月18日

    京都のSさんへ。
    おそらくは、以下のマンガだと思います。
    https://ameblo.jp/tenkiya/entry-10017668776.html

    神奈川のY

    2024年8月17日

    パワーホールさま、コメントありがとうございます。何でしょう、戦時中、ものすごい才がある人がいっぱい現れ、その時代の為に生まれて国を護っていったのかなと感じました。

    パワーホール

    2024年8月17日

    天皇陛下と国民、日本の未来まで考えていたとは頭が下がりますしアスリートの鏡ですね。

    京都のS

    2024年8月17日

     兎丸さん、「ヤングジャンプ」の「栄光なき天才たち」(森田信吾)という月一ぐらいの連載オムニバス漫画にバロン西を扱った回がありました。それかもしれませんね。

    神奈川のY

    2024年8月17日

    皆々様、コメントありがとうございます。
    「硫黄島からの手紙」、私も視聴しましたが、左でも無く右でも無い客観的に双方の戦い、日本兵視点が印象的でした。
    京都のSさま、司令とバロン西、良いですよね。個人的に主人公のややすれたところとか良かったかもしれません。下手に好戦的や戦争嫌だ!と泣いて逃げるタイプだったら話が台無しになってたかもしれません。
    さおりんさま、馬との交流を観ると、馬との信頼を築くのは中々して難しいと感じました。馬が心を寄せた人物としてバロン西と馬と根気よく付き合った栗林司令、そして愛子さま、確かに通じて、大将の器、君主の器に大事な心があると感じました。
    あしたのジョージさま、人と動物が心を通わすエピソードですが、ハチ公の話もあり、日本に多く観られる特徴かなと思いました。あの映画で憲兵が民家に難癖をつけて吠えて来た犬を撃てと言ってた場面で
    新兵がたじろぐと”情ない、犬一匹撃てないのか!”となじるシーンがありましたが、
    思わず”犬は撃てないが、お前なら躊躇なく殴り飛ばしてうってやるよ!”と思いました。なんなら大砲につめてやりたいです。
    叶丸さま、私も最近大東亜戦争を追っかけて学んださいに知りました。昔、学校やTVマスコミがまず教えない事でしたので、よしりん先生の本から学んだ次第です。

    叶丸

    2024年8月17日

    自分は少年ジャンプに30年ぐらい前(?)に掲載された読切マンガで知りました。
    内容は憶えていないのですが、神奈川のYさんのブログでバロン西が凄い漢だったと解りました。
    ありがとうございます。

    あしたのジョージ

    2024年8月17日

    私もクリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」で、名前だけは知っていましたが、やはり凄い人だったんですね。
    愛馬もご主人を追っかけるように死んでしまうなんて、一心同体みたいな感じだったんだろうなぁと思いました。

    さおりん

    2024年8月17日

    神奈川のYさま、素晴らしいエピソードの紹介、ありがとうございます。西竹一陸軍大佐が硫黄島で戦死した後日譚として、戦後、西陸軍大佐が硫黄島で最期を遂げるまで身につけていたウラヌスのたてがみがアメリカで発見され、現在は北海道十勝本別町歴史民俗資料館に収められるそうです。神奈川のYさんが仰っていた、米軍から「死なせるのは惜しい」と思われていた事が窺えるエピソードだと思いました。
    ちなみに、気性が荒く、誰にも御する事が出来なかったウラヌス号は、西陸軍大佐には全幅の信頼を預けていたそうです。
    数多の動物に愛され、信頼関係を築かれている愛子さまと通じるものがありますね。特に馬は頭が良くて人を見るといいますし。

    京都のS

    2024年8月17日

     Y様、浮ついた五輪から硬派な論考をありがとうございました。Cイーストウッドの「硫黄島からの手紙」では、栗林忠道を渡辺謙、西竹一を伊原剛志が演じていました。バロン西は、劇中では自決シーンまでカッコいい男でした。

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