森先生のこれでいいのか「旧宮家養子案」第26弾です。
総裁選で、影が薄くなってしまった皇位継承問題。こうなったのは、額賀議長、岸田首相の責任です。https://t.co/3oFSPYmMM0
— 森暢平 (@mori_yohey) August 21, 2024
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サンデー毎日:「皇位継承」またも先送り 責任は額賀、岸田にあり 成城大教授・森暢平
国会における皇位継承議論は頓挫した。小泉純一郎内閣の2005年、野田佳彦内閣の12年に続き3度目の挫折である。失敗の原因は、問題の本質を理解しないまま自らの功名心のために暴走した衆院議長の額賀福志郎と、再選戦略のために「皇位継承」を利用したが、このほど退陣表明した首相の岸田文雄にある。(一部敬称略)
安定的な皇位継承の議論は膠着状態です。
森先生は額賀議長の発言に「唇寒しである。」「奇麗事である。問題の本質を理解していないこともよく分かる。」と書かれています。
森先生は、皇位継承問題が決着しないのは、家族観を巡り対立が保守、リベラルの間の背景にあることと示し、
この歴史的な意味を額賀議長が理解していないであろうことと書いています。
政府自民党は女系天皇を認めたくないから「退位特例法」の附帯決議を無視し続け、ようやく立ち上げた有識者会議で、ありえない2案を提案しました。
この案が通ると額賀議長が見誤り、皇位継承議論が何も進まなくなってしまいました。
(本気で2案が通ると思っていたのでしょうか)
森先生は皇位継承議論が進まないもう一人の原因に、岸田総理を挙げています。
問題先送りのもう一人の「戦犯」は、首相の岸田であろう。岸田は昨年2月26日の党大会で、「安定的な皇位継承を確保する方策への対応も先送りの許されない課題」と唐突に述べた。内閣支持率は低迷し、世論をバックに再選することが難しい情勢のなか、当時の安倍派をはじめとする保守層を繋ぎとめる手段として、皇位継承に取り組むとぶち上げたのだ。
ぶち上げたのはよかったものの、櫻井よしことの対談で、女系天皇以外の方法を検討すべきとの約束を反故にしないと旧宮家養子案に意欲を見せる発言をし(エセ保守向けのパフォーマンス)
ぶち上げただけで何もリーダーシップを取らず、再選戦略のひとつとして「皇位継承」を利用しただけに過ぎないことを、
森先生はこう書いています
党利党略でなく、個利個略である。
個利個略!
森先生は結びに
愛子さまは22歳、佳子さまは29歳で、これ以上の先延ばしは本当に許されない。しかし、政治家に危機感はない。「いま高校3年生の悠仁さまが早めに結婚して男児が生まれれば、党内に波風を立ててまで皇位継承問題に取り組む必要はなくなる」――。そんな「神風論」を真剣に語る自民党議員さえいる。
政治の無作為により、皇室は歴史上、最大の危機に瀕(ひん)している。重要な舵(かじ)取り役を果たさなかった額賀と岸田は無責任との誹(そし)りを免れることはできない。
と書かれています。
令和の世に「神風論」?と唖然としますが、実際にこういった「神頼み」カルトはいます。
皇室は自動的に未来永劫続いていくものではありません。政治家に危機感を持たせるためにも、微力ながらプレッシャーをかけ続けます。
文責 愛子天皇への道サイト運営メンバー ふぇい
5 件のコメント
くりんぐ
2024年8月26日
一夫一妻で安定的な皇位継承を実現するには、女性・女系天皇へ道を開く他ありません。
女性・女系天皇への道を開いてこそ、「現在高校3年生の悠仁さまが早く結婚してたくさん男子を産んでくれる」可能性は出てくるのです。
男系継承に固執したままでは、「現在高校3年生の悠仁さまが早く結婚してたくさん男子を産んでくれる」なんて不可能です。
悠仁さまのご結婚相手は、雅子さま以上に酷い「必ず男子を産め」圧力に晒されることは確実。
新しい命を必ず授かれる方法はなく、その命の性別を選ぶことはでき無いのに、「必ず男子を一人以上産む」ことを強いられる。
悠仁さまがどんなに素晴らしいお方であろうと、反論する表現の自由が無く、ただじっと耐えることしか出来ない皇室に、若い女性が進んで入ってくれるとは考えられません。
男性にも不妊の原因があり、歳を重ねれば若い頃よりは確実に生殖力は下がります。
「男性ならいくつになっても子作りできる」わけでは無いのです。
男女どちらであれ皇位継承出来るように皇室典範を改正しなければ、悠仁さまのご結婚は不可能です。
男系限定継承は、男子を産むための側室が持つことが可能で、男系男子以外の選択肢もあった時代が長かったからこそ続いたもの。
側室復活は既に主張した方々がひんしゅくを買って発言を撤回した有様を見れば不可能です。
男系女子・女系男子・女系女子にも皇位継承資格を広げることが最善の選択であり、男系位男子限定に未来はありません。
パワーホール
2024年8月22日
これではコロナ騒動の時と同じですね。国民の間から「5類」や「脱マスク」の声が2022年には上がっていたのにそれを「現実的ではない。」と言って先延ばしにした。まさに皇位継承問題でも同じことが繰り返されたと思います。どちらもカルト的な連中の意見を国民の声より優先した結果です。
くろひょう
2024年8月22日
男子を産むことを自分ではない誰かに押し付けている、という認識を持ってほしいと思います。
皇族は神様ではない。
SSKA
2024年8月22日
岸田総理は党は麻生氏、国会の野党は額賀議長とそれぞれ一任し結局何の成果も上げられなかったのも皇室に全く無関心だったのでしょう。
岸田氏が気にしていたのは支持率で選挙対策としてハードルを下げた皇族数確保の目標に取り組む姿勢を示す一方、票田の保守層は逃すまいと女系排除の身分差家族と男系旧宮家案を両方掲げたものの、どっちつかずで実現不可能な事で自らの首を絞めて終わった印象です。
額賀議長もあの非常識案で国民も野党も納得させられると思い違いをしており、生前退位を形だけなぞれば歴史に名を残せると本気で思っていた節があるのを見ても、自民党の首脳陣を始めほんの一部を除いてほぼ末端に至るまで誰も彼も皇室の危機を全く感じていない党全体の問題である事が良く分かったと思います。
くぁん
2024年8月22日
特に美味しくもない食事をした後、その中に正体不明のコリコリした食感のものがあったのだが、大して美味くなかったのですぐに忘れてしまう…自分にとって岸田総理はそんな存在でした(チャンスだったのに!)。コリコリ食感の正体は『個利個略』でした。