みなさん、こんにちは!
「新聞者勤務の人」です。
今回は、女性自身の記事を紹介していきます。
- 緊急調査!自民党総裁候補たちの「皇室観」「進次郎新首相」なら愛子天皇消滅
政治家たちの皇室観が把握できる記事です。チャート図も出ていて分かりやすいのですが、見出しが「進次郎新首相なら愛子天皇消滅」とあります。
具体的な根拠も乏しい中で、この見出しはあまりいただけません。
冒頭は高森先生のコメントが引用されています。
「皇族数の確保策といった問題に限定したものの、今年に入って皇室の諸問題の議論をけん引してきた岸田首相が身を引くとなると、ようやく動き始めた時計の針が止まってしまいかねません。次の首相が誰になるかで、この問題の進展は大きく左右されることになるのです。
たとえば女系天皇の容認について踏み込んだ発言をした石破茂氏。そして、女性天皇や女系天皇の実現に向けた皇室典範改正を直前まで進めた小泉純一郎元首相を父に持つ、小泉進次郎氏などが首相になれば、長年の宿題解決に向けて前に進む可能性があります」
⇒コメントと共に皇位継承の在り方についての考えをまとめたチャート図が分かりやすいです。最近メディアに登場してくる小林鷹之(コバホーク)は男系固執派なのですね。
記事の見出しにも登場している小泉進次郎は皇室観について発言していないためチャート図では真ん中に位置しています。
参考:“ポスト岸田”新総裁の座を争う!政治家たちの皇室観
この図のX軸は、左にいくほど女性・女系容認となる。右は、男系維持。Y軸には(軸の上にくるのか、下にくるのかは)、意味はない。新聞社勤務の人さんがいわれるように、小泉議員が中央の基準となっている。
*1 女性自身のチャート図に上川議員は含まれていないが、重要候補なので、加えた。
*2 女性自身のチャート図では、林議員がいかにも男系のような書き方をしているが、ここはちょっと怪しい。官房長官としての発言のみで判断している、と考えられる。
*3 加藤議員も候補者なので、図に加えた。小泉議員と同じく中央に位置したが、菅内閣の官房長官時代、21年6月の記者会見で「『皇位は、世襲のものであって』とは、天皇の血統につながる者のみが皇位を継承することと解され、男系、女系の両方が憲法において含まれる」と答弁されている。
以下は自民党関係者のコメント
「たとえ進次郎さんが女性・女系 天皇容認を打ち出したとしても、すぐさま軌道修正を余儀なくされる可能性は高いと思います。」
その根拠として挙げているのが
「後見人として進次郎さんを引き立ててきた菅義偉前総理が束ねている無派閥グループ、 旧安倍派の一部議員と旧二階派といった議員らの力を借りなければ、総裁選への出馬すら危ういと思います」
「この有識者会議(菅前首相時代の2021年に立ち上げた)の人選や議論は、女性天皇は女系天皇につながる、といった党内外の保守派にかなり配慮した形で進められており、保守層の支持基盤を強化するために、安倍さんとこの流れを作っていったのが菅さんでした。」
「つまりこうした状況(菅前首相の意向を無視した政権運営は不可能)で進次郎さんが新総理に選出されれば、愛子さまのご即位を可能にするような皇室典範改正へ向けた流れが起きることはほぼないと言えるのです」
⇒自民党の一部の議員たちがいかに男系派で凝り固まっているかが分かります。ただ、この内容はあくまで憶測です。小泉進次郎が男系派であればその発言をしているはずですが踏み込んでいないのは、父純一郎の路線を踏襲したい気持ちがあるからでしょう。
記事の最後はこのように締めくくっています。
「愛子さまの将来をも左右する次の首相を巡る戦い。皇室の危機を救うリーダーは、はたして現れるのだろうか。」
⇒しっかりと問題提起してくれています。国民全体の危機感を政治家とぜひとも共有したいものです。
- 記事見出し:愛子さま 黙禱に捧げた午前半休
愛子さまが天皇陛下の想いをしっかりと受け継がれていることが分かる記事です。
日本赤十字社(以下、日赤)に就職されてから約4カ月半。 ほぼ 毎日9時前には出社されている愛子さまだが、この日、日赤に到着されたのは18時少し前だった。 8月15日の終戦記念日は、天皇家にとってもっとも重要な日といえる。
皇室担当記者はこう語る。 「天皇陛下と雅子さまは、日本武道館で「全国戦没者追悼式」に臨席され、正午に黙を捧げられるとともに、陛下が平和を希求するおことばを述べられました。
例年、両陛下と同じ時刻に愛子さまも御所で黙疇されていますが、春に就職されたこともあり、今年はどうなさるのかと思っていました。
午前半休をとって、しっかり黙禱を捧げられた後に出社されたことからも、 愛子さまの平和への強い思いが伝わってきます」
6月23日・沖縄霊の日、8月 6日・広島原爆の日、8月9日・ 長崎原爆の日、そして8月15日・ 終戦記念日は、皇室にとって忘れてはならない四つの日〟とされている。
以下は広島平和記念公園を訪れたのちにつづられた作文の一節です。
<唯一の被爆国に生まれた私たち 日本人は、自分の目で見て、感じたことを世界に広く発信していく必要があると思う。「平和」は、人任せにするのではなく、一人ひとりの思いや責任ある行動で築きあげていくものだから>
平和を人任せにしないというご信念から、午前半休をとっての を決断されていたのだ。
⇒平和を人任せにしない、という言葉が印象的です。天皇陛下のお考えを受け継ぎ、行動で示していく愛子さまの振る舞いが多くの国民に共有されて、愛子天皇誕生の道筋がつけられる事を望みます。
文責 新聞者勤務の人
4 件のコメント
基礎医学研究者
2024年8月25日
(編集者からの割り込みコメント)
みなさん、コメントありがとうございます。
>SSKAさん
なるほど、一理ありますね。小泉議員については、チャート図にも示しましたが、よくいうと、中央。わるくいうと、まっさらな状態。つまり、「皇位継承問題」ではしっかりした思想がないから、ふらふらする可能性が高いですね。だからこそ、小泉議員への「ロビー活動」は重要になってくるのだと、自分は思います(そこは、コバホークとは違う?と自分は思います)。1つ自分がわからないのは、石破議員へのプレッシャーにも感じるですが、ガースー(菅議員)は、なんで「男系維持派」なのでしょうね?安倍の近くにいていろいろな意味で洗脳されたのですかね?あの人、非主流といいながら老獪なところがあったと思うのですが。
あと、女性週刊誌のこのような役割、新聞社勤務の人さんも言われていましたが、大いに期待します。
>ふえいさん
確かに、その通りです。週刊誌の時としてでる「売る気満々のミスリード」は、ちょっと止めてほしい、かと。しかし、チャート図みてどうですか?自分、意外だったのは、今回の候補者。意外に、ゴリゴリダンケー少ない気がするのですが?
>あしたのジョージさん
まあ、わからないですね、確かに。だから、チャート図で、中央なのだと思います。
あしたのジョージ
2024年8月25日
小泉進次郎議員の安定的な皇位継承問題についての考えはよくわからないですが、お父さまの考えを踏襲したい気持ちがあっても菅前首相の後ろ盾があって総裁選に立候補出来るのであれば、菅前首相の顔色を伺ってお父さまの考えを踏襲出来ないかもしれませんね。
あれこれ言っても憶測の域なので、実際総理大臣になってみないとわかりませんが。
ふぇい
2024年8月25日
新聞社勤務の方ありがとうございました。
見出しが出オチみたいなものですが、最後に問題提起されていてよかったです。
憶測を並べるのは悪しき伝統でしょうか(週刊誌こういうの好きですね)
そして、皇室の伝統を確実に受け継がれている愛子さま。
「女だから」皇太子になれない今の状況を本当に変えないといけないと改めて感じました。
ありがとうございました。
SSKA
2024年8月25日
総裁選においてはどうしても生活に関わる経済や外交、防衛、安全保障等が政策として注目されがちですが、一般も目にする機会の多い週刊誌記事が皇位継承を重要課題として取り上げるのは、女帝賛成が多くを占める各媒体の調査結果も意識しつつ更なる世論喚起への望みが期待出来る重要な意味があると思います。
小泉進次郎に関する見立ては記事が正しいと感じるのは、彼の父親は安倍晋三に流されたとは言え女系を認める重要な有識者会議を握り潰す決定を下した点は変わらず、その恥を公に認めるか疑問がある事に加え、最も気になるのはやはり菅元総理の後ろ盾が強い事で、安倍政権で長年官房長官を務め上げ盟友として知られた人の影響力は大きい上に故人の遺志を曲げるのも考えにくく、また彼自身皇太子との違いも分からず後世に悪名を残す馬鹿げた立皇嗣の儀礼を執り行った張本人でもあり令和会議の誤りを認めにくいのも考えあわせれれば、進次郎氏は感情と面子で動き、恩や義理を重んじる政治の世界で生き残り出世するのを優先する可能性が高い気がします。
自民党内において皇室を真剣に考えるのは少数の一部で、安倍が築いた長期政権の栄華を誰が如何にして引き継ぐかしか頭に無い人間が権力闘争を続けている印象しか最早なく、ひたすら膨張した民主主義の病が常に思い浮かんで来ます。
男系派の行動で留意すべき事として今年与野党協議が空転してから、産経新聞や倉山の様な与党のコバンザメが長年停滞させたて来た皇室問題について、安倍とその後に続く政府が地道に取り組み続けて来たかの様な捏造報道を同時に流し始め、特に元々は反対だった生前退位を野党の抗議で渋々実現した事実を隠蔽した事からも、民意は関係無いと表向きは言いながら本音では政権が揺さぶられるのを誰よりも怖れているのが伝わって来ますし、民進党の付帯決議が小骨の様に突き刺さり世論も無視出来ない状況も上皇様の御意のままに動いている野党の功績である事実を決して認めたくないのでしょうが、その焦りがまた一連の見苦しい言動に繋がっています。
政府決定と民意を無理矢理切り離そうとして生じる矛盾に自ら苦しんでいるのが今の与党であり、その弱点を突き続け皇室問題を扱う週刊誌は(時に商売原理に傾き過ぎる点に注意すれば)非常に頼もしい存在と感じています。