9月9日(月)に放送されたBS-TBS「報道1930」について、Yahooニュースで取り上げています。
「私の小泉氏への態度は決まった」“日本は家族で成り立つ”夫婦別姓絶対反対の人の理屈【報道1930】
「この言葉が国会で取り上げられてから30年以上が過ぎた」
「一向に実現しないどころかどこまで真剣に議論されたのかも定かではない」
「賛成か反対かは“踏み絵”」
解説はまるで、安定的な皇位継承の議論についてのようですが、“選択的夫婦別姓”の話です。
実際、元動画では、日本会議と自民党の、選挙応援の関係を報じた後に、皇位継承問題に話題が移りました。
2022年衆院選において、東洋経済新報社が入手した『神道政治連盟』が選挙応援するための公約書を紹介したのです。一番に挙げている主張が「男系男子孫による皇位の安定的護持」
この時の報道に関して、当サイトでもまー隊長怒りのブログをあげています。
ところで百地章はインタビューで、小泉進次郎の、岩盤保守をあえて敵に回した大勝負が気に食わないあまりに、家族制度の崩壊は、同性婚や近親婚の呼び水になるかのような発言をし、スタジオの安藤優子(ジャーナリスト)や秋山訓子(朝日新聞編集委員)をドン引きさせています。
以下は、田崎史郎氏(政治ジャーナリスト)の一部文字起こしです。
36:20
(田崎)多分失う票って、そんなに多くないと思うんですよ 。あの神道政治連盟に仮に推薦を受けなくても
(司会)じゃいいじゃないかということにならないですか?
(田崎)でもやっぱり1票2票っていう積み重ねで選挙は成り立ってますから。
(司会)あるいはこんなこと 言う人もいる。逆に当選するためじゃなくて落選運動されるのが嫌だからだ。
(田崎)そういう面もあるかもしれないです。ただ神道政治連盟が何票の票を動かせるかっていうと僕はそんなに大きくないんじゃないかと見てるんですけれども。
(司会)声が大きいってのもありますか?
(田崎)それはあります。
(司会)秋山さんどうですか?この百地さんのですね、まあ、日本会議の幹部の方の、皇室を支えてるのは家族なんだという話があって…つまり家族制度が崩壊するということ?そうなのかな?と皆さん思う思うんですが。結局、蟻の一穴で、そこから皇室制度みたいなものに及ぶのか、これを防ぎたいとそういうこともあるんでしょうか?
この後、秋山氏に問題のある内閣府の世論調査を基に論を展開していることを指摘されています。(長年の設問の仕方を急に変えたもの) 家族の法制に関する世論調査(令和3年12月調査) | 世論調査 | 内閣府 (gov-online.go.jp)
皇位継承でも夫婦別姓でも、百地章は、ほぼ捏造を基に論を展開しているのですね。男系に固執する議員は、
小泉進次郎議員のように、早く見限った方がいいのではないでしょうか。
ただ、心配も増します。田崎氏のいうように、あえて選択的夫婦別姓をトレンドに選んだ小泉議員の戦略が功を奏したとしたら、そのままそれを梃に解散総選挙に打って出たとしたら、皇位継承問題を最後の砦として、声の大きい少数派から、凄まじい抵抗に合うことも予想されます。
勝負所を掴むセンスをもって、カルトからのゆり返しを大波に変えて、愛子さま立太子に進めるために、『愛子天皇論2』を届ける、議員へのロビー活動はさらに重要度が増してきたと言えるでしょう。
1 件のコメント
昭和43号
2024年9月12日
動画の中で公約への署名を「踏み絵」と説明していますが正しい表現だと思います。
手口が統一協会と同じだし、政治家の中には脅迫と感じる人もいる気がします。
2021年の衆院選では神政連、2023年の統一地方選では各県神社庁の名前で署名を要求していますが、直接日本会議の名前を出さないことに何か意味があるのでしょうか。
第2次安倍内閣の後、神社本庁・神政連と日本会議は一体化が進行しているので、あまり意味はないとは思いますが少し気になります。