森先生のこれでいいのか「旧宮家養子案」第31弾です。
サンデー毎日:昭和天皇を最も悩ませた寬仁親王の皇籍離脱宣言 成城大教授・森暢平
三笠宮家の寬仁(ともひと)親王(2012年逝去)が男系継承維持派を政治的にバックアップしていたことについて前回触れた。寬仁親王は、旧宮家の皇籍復帰について、「まったく違和感などありません」と述べているが、かつて自身が皇籍離脱宣言をして世間を騒がせたことはどう総括していたのだろうか。
と始まる今回。
令和の有識者会議で「皇族数の確保」を最優先に考えていることの疑問がより強くなりました。
『毎日新聞』(1982年4月24日)は、当時36歳の寬仁親王が「皇籍離脱を申し出ている」と伝えた。「宮中行事が忙しく、ライフワークとして取り組んでいる身障者問題等に全力が傾けられない」という理由である。
寛仁親王は皇籍離脱の意思を示し、メディアの力を使って離脱を実現しようとした報道の翌日から、渋谷区広尾の日赤医療センターに入院されました。
この2か月間の入院中どんな話がされていたのでしょう。
憶測の域を出ないですが、皇籍離脱を考え直す旨の話を各方面の方からされたのではないでしょうか。
すでにこの時点で、寛仁親王より年下の男性皇族が4人と、男子だけでは安定的な皇位継承に黄色信号がついていると感じられます。
寛仁親王はANNに出たり交通事故を起こしたり、イギリスで逮捕状が出たりといろいろな「逸話」があるなか、女性に関しては雑誌の内容、そして朝鮮学校の生徒とよく戦ったというインタビューをあげ、森先生は
男尊女卑である。女性・女系天皇に反対する指向は、こうした思想傾向から発していると指摘されたとき、完全には否定できないだろう。
武勇伝を語るのはいいとしても、排外主義的行動を肯定的に述べるのは、皇族としていかがなものか。
と、元々男系固執、排外主義の素地があったのではと書かれています。
森先生は結びに
昭和天皇を最も悩ませたのは寬仁親王だと言ってよい。皇位継承者を多く確保したほうがよいと考える人がいる。だが、継承順位が下がれば下がるほど、モラルは低減し、皇室の尊厳も併せて低下することは、知っておいたほうがよい。
と書かれています。
皇室の願いは安定的な皇位継承。ただ「皇族数の確保」をすればいいというものではないのがよくわかります。
皇位継承順位がない女性皇族の皆さまの想いはいかほどか。今の状態を本当に何とかしなければいけません。
寛仁親王のご冥福をお祈りいたします。
文責 愛子天皇への道運営メンバー ふぇい
5 件のコメント
mantokun
2024年10月6日
今回の森先生の連載と、別記事で紹介された朝日新聞の「世襲制は断絶を覚悟すること」という記事を併せて読み、自民その他が主張する「旧宮家子孫の養子案」を、皇統断絶を目論む極左勢力がいかに内心で喜び、その実現を待ち望んでいるかが明白になったなと感じました。
>継承順位が下がれば下がるほど、モラルは低減し、皇室の尊厳も併せて低下する
という森先生のご指摘は、寛仁親王の数々の振る舞いを見れば、失礼ながら当たっていると言わざるを得ません。また、今上陛下のご息女である愛子さまを公然と侮辱し、それまでの自身の発言を突然覆して恥じることもなく、三種の神器をグッズ化して売り捌く竹田恒泰のような下賎な輩を見ても、血筋やまして性別のみを皇族の条件になど到底できないし、してはならないのは明らかです。
どれだけ人格下劣で不道徳な人物でも、旧宮家出身という家柄と、男という性別だけで日本国の象徴にしてもいいことになれば、その瞬間に皇室は身分制と差別の象徴になり、千数百年にわたる歴史に終止符を打たれることになる。
男尊女卑と養子は統一協会の思想そのものですし、自民党が現在の皇室典範が禁じている「養子」を敢えて案として推しているのも協会の影響でしょう。
また、仮に養子案が実現の運びになったとして、本人には皇位継承権がなくても子の代から男子であれば皇位継承権があるとのことなので、もし悠仁さまに男子が生まれなければ、しかも現在の女性皇族が婚姻後も皇室に残っても女性皇族方にも、そのお子様にも皇位継承権は認めないという案がそのままなら、皇室は生まれながらの元国民の男と国民?の妃との間に生まれた子供たちだけになります。こんなの皇室乗っ取り以外の何ものでもないでしょう。
皇室に生まれ育っていてさえ皇族の自覚に欠ける振る舞いの皇族がいたのに、品位も何も関係なく、血筋だけで選別された親のもとに生まれた子供たちが、果たして皇族や天皇に相応しい自覚や品位を持てるのか甚だ疑問です。
第一、眞子さまと小室圭さんにあれだけ難癖をつけて叩きまくり日本から追い出し、さらに秋篠宮ご一家への執拗なバッシングを繰り返し、さらには上皇后陛下への名誉毀損までやり始めている極左のスパイのような輩まで発生している今、数十年後にそんな偽皇族だらけになった皇室に対して、日本国民が敬意を持てるとはとても思えません。現在の比ではなく平然とありとあらゆる罵詈雑言を浴びせ、その結果皇室と天皇の権威は崩壊することは目に見えています。
朝日新聞や統一協会、極左勢力はおそらくそれを狙っている。自発的に日本国民が自ら天皇制は要らないと言い出し、暴力革命は経ずに合法的に共和制に移行するよう誘導したいのでしょう。あまりのおぞましさに吐き気がします。
寛仁親王が持たれていたであろう、「皇位継承権を持ちながら即位は望むべくもない傍系皇族、それなのに自由は全く認められない」立場への鬱屈した思いや孤独は確かに非常にお気の毒であり、一国民が軽々に論うのは礼を失しているかもしれません。また、竹田恒泰は世が世なら自分が宮様だったのにと歯噛みしているのかもしれません。しかし、こんな個人な恨みつらみや欲求不満に乗っかって日本人が自ら皇室を滅ぼしてしまったら、それこそご先祖と英霊に申し訳が立ちません。
石破茂や長島昭久、それに同調する自民党の男系男子固執派どもは、国の行末とまだ見ぬ日本国民への責任を少しはまじめに考えろ!
また、終戦の決断さえ昭和天皇にお願いし、昭和天皇の身を削るようなご巡行で戦後復興を後押ししていただいていながら、そのご恩も忘却しきっている分際で、訳知り顔で賢しらぶって「共和制」などと持ち出すリベラル勢力も腹立たしい。そんなもん、まともに女性天皇を誕生させる努力をしてから言え!
くりんぐ
2024年10月6日
寬仁親王は、昭和天皇・上皇さまと二代に渡って天皇を困らせてきました。
皇統を受け継いでいても、皇室という聖域で育たれていても、公の精神が育まれているとは限らない。
今上陛下と血筋が離れるほど、陛下のおそばで「天皇のあり方」を学ぶ機会が限られ、公の精神が育まれにくくなってしまいます。
愛子さまの持つ公の精神は、今上陛下のお子様として、最もおそばで「天皇のあり方」を学ばれてきたからこそ育まれてきたもの。
皇室にとどまれるか否かは、性別ではなく、今上陛下との血筋の近さで決めた方が良いと思います。
皇族数を確保しても、その方が天皇陛下と関係が遠い方ばかりであれば、皇族としての自覚が育まれず、その方の行いは皇室の品格を損ねて国民からの敬愛を失ってしまうことに繋がります。
旧宮家はかつて皇女の結婚相手として、皇室にとどまることを赦されました。
「天皇の直系である皇女と結婚すれば、傍系の皇族であっても皇室にふさわしい振る舞いが身につく」と期待されていたのでしょう。
残念ながら、皇女と結婚されても問題行動が慎まれることはありませんでした。
性別問わず、今上陛下との距離近く公の精神が育まれた方に、皇室を担っていただくべきです。
SSKA
2024年10月5日
失礼ながら、皇室に生まれた方でも血統だけで公の精神は自然に育たない実例だと思います。
寛仁殿下がご自身を数合わせの一人と認識されていたのならば気の毒ではありますが、共通の祖先と言うだけで竹田恒泰に同調し血統のブランド化と皇室の価値を上げずにそれ以外を上げるビジネスに利用され、害をもたらすだけの関係を築いたまま故人となった今も尚続く危機を招き、歴代天皇陛下に迷惑をかけ続けた事実は覆りません。
政府の皇族数確保策も尊べる方を減らし尊べない輩ばかり増やして一体何の意味があるのか、改めて何度でも問い質す必要があると思います。
ダダ
2024年10月5日
愛子さまの精神性が高貴すぎることが良く分かります。
愛子さまの存在は本当に奇跡です。
皇室典範では親王の皇籍離脱は認められていますが、仮にそうなっていた場合、竹田恒泰とは異なり、本物の旧皇族となるのですから、そのブランドと人格からして、影響力が計り知れません。
皇籍離脱が認められなかったことは妥当だったと思います。
その一方で、皇位継承の資格がありながら、即位の可能性がほぼ無い皇族にとっては、皇室バッシングという大衆伝統に耐えられないこと、皇族には無い特権を持つ国民に羨望することも理解できます。
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皇室典範第十一条:
年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる。
②親王(皇太子及び皇太孫を除く。)、内親王、王及び女王は、前項の場合の外、やむを得ない特別の事由があるときは、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる。
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突撃一番
2024年10月5日
継承順位が下がる程、モラルは低下する。
パンピーの子に付け焼き刃的に継承資格を与えたくらいで、愛子様と同格には並べないって事だね。
当然だけど。