〈記事紹介・感想〉第32弾 森暢平成城大教授の警鐘(これでいいのか「旧宮家養子案」)

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森先生のこれでいいのか「旧宮家養子案」第32弾です。

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サンデー毎日:新政権で議論は滞る 石破首相の変節とブレ 成城大教授・森暢平

 皇位継承問題でも新首相石破茂はブレブレである。もともと女系容認と見られた石破だが、総裁選が始まると旧宮家養子案支持に傾く姿勢まで見せた。短期間でここまで変節する政治家も珍しい。石破が首相である限り、皇位継承議論が滞るのは確実だ。

と始まる今回、「自分の権力のために安定的な皇位継承を売った」男系落ちした石破総理について書かれています。

「悠仁さまがお継ぎになる。それは当然あるべきことだ。でも、その後は一体どうなるのと。あるいは、あってはならないことだが、100万が一、1000万が一でもいい。そういうことがあったらどうするのってことは、考えておかなきゃいかんことなんでしょうね」と述べた。

8月4日のネット番組「ABEMA的ニュースショー」での石破議員の発言です。
このころから「悠仁さまがお世継」と、令和の有識者会議の内容を意識したような話をしていました。が、

 ここで石破は「男系の女性天皇の可能性、そして女系の男性天皇の可能性、これを全部排除して議論するというのはどうなんだろうね」と疑問を投げ掛けた。「(万が一のことを)考えるのは、我々の仕事じゃないかな」と女系容認を含めての議論が必要と主張したのである。(中略)「男系の女性天皇の可能性、そして女系の男性天皇の可能性、これを全部排除して議論するというのはどうなんだろうね」と疑問を投げ掛けた。「(万が一のことを)考えるのは、我々の仕事じゃないかな」と女系容認を含めての議論が必要と主張したのである。

と書かれているように、まだ男系固執ではないような話をしていたのも事実としてありました。
(2020年9月の総裁選でも女系継承について話していました)

これが、8月下旬になると

「男系男子の伝統は大切だ」と、ことさらに「男系男子」を口にするようになる。

フジテレビの「イット!」で「コバホーク」に詰め寄られて(文字起こしをご覧ください)歯切れの悪い返事を繰り返しています。

そして、ダンケーカルトの長島昭久議員との動画で、長島昭久議員の問いに対し、石破議員は

「男系男子でずっと継承してきたのだから、それを変えるって理由はどこにもないわけですよ」

と話しています。
森先生は

 驚くべきである。これまでは、皇統が絶えるというリスクを回避する目的で、あらゆる議論を排除しないと述べていたのに、ここでは、男系男子で継承するためにあらゆる方法を尽くすと変わっている。あらゆる議論や方法の目的が、男系継承維持にすり替わっているのだ。

と、石破議員の変わりように驚いています。
そして石破総理になったら、ダンケーカルトの長島昭久衆議院議員を首相補佐官に任命します。口の軽そうな安全保障担当ですね。
こちらに森先生は

 長島は、国家安全保障などを担当する首相補佐官として官邸入りした。外交、防衛、安保で石破の右腕となるわけである。そこで補佐してもらう代わりに、皇位継承政策では長島に寄っていったというふうに見える。

まさに皇室を売った逆賊です。

この手のひら返しに森先生は、小林先生のブログ石破茂にはまんまと騙されてしまいました。を引用し、

 女系容認の論陣を張る漫画家小林よしのりが主催する「ゴー宣道場」に、石破は何度か登場し、女系容認的な態度を示している。小林はブログで、「石破茂と長島昭久の動画見たか? あそこまではっきりと、男系固執なら、もっと早く言ってくれよ。(略)政治家って汚いよなあ。平気で騙(だま)して、権力の座が見えりゃ、あっという間に手のひら返すもんなあ」と嘆いた(10月1日)。その怒りは、むべなるかな、である。

と書かれています。
そして、

 石破はあらゆる場面で女系を含めた議論が必要だと一貫して述べてきた。しかし、権力を前に保守派に言質を取られ、身動きができなくなってしまった。石破政権が続く限り、皇位継承問題が塩漬けになるのは確実である。

と締めています。

急に手のひら返しが起きたかとびっくりしますが、
2年半前の話を聞くと、本気で安定的な皇位継承を考えていたのか疑問が出てきます。
「納得と共感」とは程遠いです。
森先生の書かれたように、石破政権が続くと危険なので、早期に下野していただくようロビー活動を続けてまいります。

ありがとうございました。森先生の次回作も楽しみにしています。

文責 愛子天皇への道サイト運営メンバー ふぇい

4 件のコメント

    サトル

    2024年10月11日

    この記事を読んだ時、森氏の登壇も含め、欣喜雀躍…とはこのことか…と。

    みなさんのコメントに深く同感!!です!
    ただ…。
    直後にどよよ~んと(まる子の顔に縦線いっぱいみたいに)。

    以下「ぼやき」です…。

    ぼやき…と言ったら…そう!アイツです(苦笑)
    理由…
    この森氏の連載…アイツは「楽しく読んでいる」し、強敵と持ち上げ(マウントは忘れず)、ブログだかXだか、SPA!だったか、もうどうでもいいんですが笑、書き連ね、森氏に「対談しようぜ!」ともちかけ、さらに「司会」には公平を期して(本人談)、「尊敬してやまない(本人談)」切通理作氏を指名(このあたりも、笹さんへの誹謗中傷をブログ、Xに書きなぐり続けた際、切通氏からの忠告に「尊敬する切通氏の『頼み』だったらやめてやる…とマウント忘れない」)しながら、なしのつぶて…。

    で、今回。森氏の登壇につぎ、来月の切通氏(一般参加申し込みとは!いかにもDOJO(道場)らしく!素敵!)の登壇。

    最初は持ち上げておきながら(全然思っていない)、意にそわなければ、必ず罵倒、罵詈雑言撒き散らすパターン(先例)を忘れない先例原理主義のアイツ…。
    またか?よ…と思いながら、書くことになるんだろうな…と。
    以上ボヤキでしたm(_ _)m💦

    れいにゃん

    2024年10月11日

    第32弾!そろそろ書籍化希望ですね。私はこのシリーズの切抜きを、最新版愛子天皇論とセットで議員に送ることもあります。

    突撃一番

    2024年10月10日

    このシリーズ、本当に書籍化してほしい。

    mantokun

    2024年10月10日

    ついに森先生の連載に小林先生のお名前も登場! 12月の十番勝負での森先生のゲストご出席と相まって少し興奮しました。(内容自体は暗澹たるものですが…)

    石破氏のゴー宣道場登壇がすでに2年半も前だったことに驚きます。
    そしてその際も、ただ自身の昭和天皇との思い出を長々語り、女性天皇すなわち愛子さま立太子を熱烈に望む小林先生と我々を前に、終始冷ややかな態度だった石破氏の姿を思い出します。彼は結局、女性天皇はリスクヘッジの策の一つとしか考えていなかったんですね。

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