日本政府、国連委勧告に抗議 皇室典範改正勧告巡り(日経新聞)

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林官房長官が国連女性差別撤廃委員会の皇室典範改正勧告について
記者会見で述べた政府の見解が記事になっています。

国連女性差別撤廃委員会が皇室典範改正勧告、林芳正官房長官「大変遺憾だ」 – 日本経済新聞

勧告は皇室典範は同委員会の審査対象ではないとする日本政府の立場に触れる一方、継承を男系男子に限るのは女性差別撤廃条約に反すると指摘した。
林氏は日本政府が17日の審査で「日本の皇室典範について取り上げることは適当ではない」との立場を伝えたと説明した。皇位につく資格は基本的人権に含まれておらず、皇室典範で皇位継承資格が男系男子に限定されていることは同条約第1条の「女子に対する差別」には該当しないとした。

令和6年10月30日(水)午前-内閣官房長官記者会見 「皇室典範改正勧告について」は1:26~
令和6年10月30日(水)午前-内閣官房長官記者会見 | 政府広報オンライン

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「女性差別撤廃条約」の第1条に反すると指摘されたとのことで、内容を調べてみました。

女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約

第一条

 この条約の適用上、「女子に対する差別」とは、性に基づく区別、排除又は制限であつて、政治的、経済的、社会的、文化的、市民的その他のいかなる分野においても、女子(婚姻をしているかいないかを問わない。)が男女の平等を基礎として人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを害し又は無効にする効果又は目的を有するものをいう。

「女性差別撤廃条約」第1条は「政治的、経済的、社会的、文化的、市民的その他のいかなる分野においても」とありますので、「皇位につく資格」は「男女の平等を基礎とした人権及び基本的自由」=「基本的人権」に含まれているという認識において、勧告が成されたものと思われます。

「皇位につく資格は基本的人権に含まれておらず、皇室典範で皇位継承資格が男系男子に限定されていることは同条約第1条の「女子に対する差別」には該当しない」という政府の見解は、「皇室は基本的人権を有していないので女子に対する差別をしてかまわない」ということになると思います。

皇室の皆さまが基本的人権を持っておられないならば、なおのこと、政府は「安定的皇位継承」についての御内意を推し量る、もしくは宮内庁から説明を受けて、国民の総意と一致している御意向に沿うようにすれば、「女子に対する差別」の勧告など、受けないで済むはずです。

文責 愛知県 まいこ

9 件のコメント

    パワーホール

    2024年10月31日

    国連に遺憾というなら勧告される前に皇室典範を改正して女性皇族の皆様に皇位継承資格と宮家創設を認めるべきです。また、人権以前に皇室の皆様に敬意を払うのが政治家および政府の役割ではないでしょうか。

    SSKA

    2024年10月31日

    日本国民の総意と合致しているものは単に外圧とは呼べないですよね。
    立民も国会の場で徹底的に追及してもらいたいのですが、注意を要するのは単に国連や外国が言うから従えと言うのではなく日本人の民意と重なると強調すべき点だと思います。
    皇位は人権問題として扱えないと政府は主張しますが、典範の男系男子規定によって皇族方の人生が遮られているのと同時に皇室存続も危ぶまれている現実がある以上、非常に手前勝手で無理がありすぎます。
    前記事にも長々と書きましたが、婦女子を虐待し不正を犯しておきながら、露見した途端保身の為に言い逃れする悪代官の姿をそのまま見せつけられている様です。

    ねこ派

    2024年10月31日

    資格の話にするんですね、日本政府の公式見解としては。
    皇位につく資格
    皇位継承資格
    違和感を覚えます。
    憲法上、天皇の地位は世襲で、世襲だから直系が基本で、血統による(これだけで、現行の皇室典範のせいで、天皇のお子様である愛子さまが、女性だから皇太子になれず、天皇になれないのは、おかしい、ということになる)。
    簡単に言うと、親を子が継ぐ、ということ。
    これって、資格の話かね?
    国連の委員会が指摘しているのは、天皇の地位は日本の憲法で世襲と規定されているけれど、その世襲において、男系男子限定で女性が皇位に就けないという女性差別があり、それは皇室典範の規定のせいである。
    だから、これを是正せよ、という勧告なのではないか?
    対して日本政府は、皇位に就く資格、皇位継承資格、と言って反駁した。
    しかしこれは、世襲の話を、資格の話にすり替えている。
    国連の委員会が問題にしているのは、皇位の世襲における女性差別であり、それを認めている現行の皇室典範のこと。
    日本政府の、国連への抗議は、話のすり替え、あるいははぐらかしですね。
    それも、実は国内向け、という側面が大きいように思います。

    くろひょう

    2024年10月31日

    兵庫県の地方議員の方のブログですが、女子差別撤廃条約の留保事項に絡めて皇室ついて少し触れておられます。
    https://go2senkyo.com/seijika/185362/posts/920499

    留保事項無しということは、条約を無条件に受け入れることと同義であり、政府やネット上の反発は委員会にとって的外れでしかないものである可能性が高いと感じます。
    一方で、メディアの簡潔すぎる報道がいたずらに反発を助長している面もあるのではないかと思います。
    日本だけがという声もあるようですが、勧告を受けたのは日本だけではありませんし、欧米諸国やイスラム諸国を含め、数か国ごとに定期的に勧告を受けていますが、そのことについての報道を私は現在までのところ見た記憶がありません。
    外部から口を出されることについて面白くないところは当然あるでしょうが、それならばそうされないように先んじて行動を起こすべきだと思います。

    くぁん

    2024年10月31日

    『えー、我が国においては、明治以来、未だに『男尊女卑』が人心を収攬しており、今回の勧告につきましては、えー、大変大きなお世話なのでありまして、えー、つまり、ほっといて頂きたい!!』
    と、ちゃんと答弁(いいわけ)しなきゃ♪

    くぁん

    2024年10月31日

    林官房長官の答弁では、そうまでして男系男子に拘る正当性が、”国連世間”には全く伝わらないと思いますね。
    “国連世間”としては、「では、あなた方日本人にとって、天皇、皇族とは、自分達と違い、基本的人権も及ばない…どういう存在なのでしょうか?」という感覚になるのでは?
    それを『毅然とスルーする』のが正しいのか?とてもそうとは思えない。この記事を読んで、そんな事を感じました。

    じーま

    2024年10月31日

    政府見解は皇室、とりわけ女性皇族に対する差別的な扱いは問題ないと言っているに等しく残酷であると思わざるを得ません。
    天皇は憲法上、日本国の象徴、日本国民統合の象徴なのだから国民と同じ扱いは無理としても天皇、皇族方の品位等にそぐわない限りで自由で差別のないように変えることはできるはずです。
    ましてや女性が天皇になることに何も問題はありません。国連に反発する暇があるのなら、天皇制の存続、皇位の安定的継承について日本政府、与野党の政治家は真剣に議論してください。

    Taro.G

    2024年10月31日

    ヤフコメがネトウヨだらけで酷いです。頭にきたから下記のコメントしました。

    まあ、明らかに男尊女卑の典範だからなあ…。「これも日本の伝統!」とか、「日本人が決める事!」ってコメントしてる人達がいますけど、世論の9割が女性天皇に賛成してんですよ?単に自分達のちっぽけなプライド維持するためだけで決められないくせに、外国から指摘されたから逆ギレしてるだけでしょう?
    だったら日本人で変えましょうよ、外国から言われる前にさ。せめて男系好きなら愛子様は男系女子だから認められるんじゃないの?

    最近はAIで過激と認定されたら指摘されるので、これでも大分トーンダウンしてます。

    京都のS(サタンのSでも飼い慣らすし)

    2024年10月31日

     男系固執派の言うように、皇族方が「基本的人権」を持たず、その「御内意」を推し量らなくても良いと考えるなら、彼奴等は「天皇はオレ様の意のまま」という「国民主権病」の終末期です。すぐにも安楽死させるべきですね。

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