343空、剣部隊司令官の源田実氏をご紹介します(その5)

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引き続き真珠湾攻撃に貢献し、策略・戦闘機・爆撃機大好きな航空参謀、源田実氏をご紹介します。(前回のあらすじを含みます。)

 ニイタカヤマノボレ、「新高山登レ一ニ〇八」の合図と共に、日本帝国海軍はアメリカの大要塞である真珠湾を奇襲・戦闘機、爆撃作戦にて勝利を飾りました。源田実氏いわく、あれが自分の才を最も奮った最盛期だったとあり、海軍が団結して息を合わせた、恐らく数少ない大戦だったとも言えたともあります。また、航空参謀として源田実氏は、その後、南下してニューギニア、オーストラリア、インド洋を転戦し連合軍の主要根拠地を覆滅しながらの大航海をし、1942年1月のラバウル・カビエン攻略支援、2月のボートダーウィン攻撃、3月のジャワ海掃討戦、4月のインド洋作戦(セイロン沖海戦)に参戦しました。

セイロン沖海戦とは、大東亜戦争初期の1942年の4月上旬に、インド洋のセイロン島海域で行われた日本海軍とイギリス軍とアメリカ、オランダ、カナダ、オーストラリア軍との海戦を指します。日本対連合軍で敵方は多数でしたが、源田実氏の策略と司令官、各将校の働きと戦闘機のパイロットの奮戦にて日本が勝ちました。しかし、この時、日本帝国海軍は後の命取りになる空母での魚雷から爆撃と兵装転換の判断ミスをし、下手をすれば大敗する危うさがありました。

また、索敵機の回収に必要な電波を発したことで艦隊位置が露見し、航行中に英軍爆撃機の奇襲を受けたさい、旗艦「赤城」に至近弾を受けるまで艦隊全員が気付かなかった事があり、このため、源田は「敵に艦隊位置を知らせるガラガラヘビ」と呼んで索敵に消極的になり、後に「こんな奇襲を喰らうようでは、今後よほど警戒しなければならない。あまりにも順調な戦闘を続けた我々は、この瞬間にさらに深い反省をすべきであったと思う。その反省の不足は、二か月後のミッドウェイに現れてきた次第である」と語っています。(ウィキペディア参照。)
 その危うさに海軍で闘将と呼ばれる山口多聞氏が指摘するも、真珠湾攻撃から海軍、陸軍ともに快進撃で連勝していくが、次第に上層部に慢心が蔓延り、アメリカを客観的に観れなくなっていきます。ここから怪しい嫌な黒雲が迫り、日本海軍にとって、源田実氏にとってもリメンバー・ミッドウェー海戦に入って行きます。

ミッドウェー海戦とは、1942年6月5日から6月7日にかけて、中部太平洋ミッドウェー島周辺で行われた日本海軍とアメリカ海軍による海戦を指します。この時、アメリカが自分達の流れに戻そうと、日本軍のリズム崩しの為、本土空襲を行いました。日本は本土空襲があり、山本五十六長官がこれ以上の攻撃を避けようと作成を急ぎ、上層部がゴタゴタのまま、連勝し、自分達の美酒に脳がイカれたまま(失礼致しました。)の状態でした。また、山本五十六長官も焦り、周りの声を聞ける状態ではなく、あくまで自分の停止した思考のもと作戦を強行しようとし、そこへ航空参謀である源田実氏と山口多聞氏が、準備期間が短く、搭乗員の練成など準備が間に合わないことを理由に反対したが、山本五十六以下連合艦隊司令部は聞く耳を持たなかったそうです。

これを観るに、山本五十六長官は真珠湾攻撃では源田実氏達、異端児の意見を容れ、先見性あった人でしたが、アメリカの揺さぶりと上層部の認識の甘さと現場での温度差など様々なところに意識がいかなくなり、思考が固まってしまったところを観ると、今でも同じ皇統問題で同じ方向であるはずも、思考が固まり、まわりの人の意見、流れを観ない、聞けなくなった人の残念さに共通すると思いました。また、この頃、源田実氏と歴戦した淵田美津雄中佐は病床にあり、またツー・カーと息を合わせた将校達が転勤することもあり、源田実氏は軍の再編、調整で奔走するも、作戦日に肺炎にかかり、病身で作戦に入って行き、痛恨のミスを起こしてしまいます。

今回はここにて、続きはその7、ミッドウェー海戦敗戦に続きます。

文責 (色々アヤシイ)神奈川県 神奈川のY

2 件のコメント

    神奈川のY

    2024年11月4日

    あしたのジョージさま、コメントありがとうございます。軍人、英雄好きから入った身で、大東亜戦争の事はよしりん先生の戦争論で学び始めました。が、これまた奥が深くまだまだ知らない事があり、楽しく学んでる途中です。あとは歴史の時系列はウィキペディアを参照して、内容は色々掘り下げてみる感じです。学校では大東亜戦争時は悲惨、反戦で学び、面白くなかったのですが、自分で色々な人がいるのを学ぶと楽しいです。ちなみに、追記ですが、広島DOJOの後日にブルーインパルスの航空祭が埼玉で開催され、何か源田実氏の御縁を感じたのでご紹介しました。ブルーインパルスの勇姿は、かつてのパイロット達の勇姿に重なる部分があります。

    あしたのジョージ

    2024年11月4日

    神奈川のYさん、私なんかよりもずっと大東亜戦争の事に詳しくて勉強になります。
    私もトラ・トラ・トラやミッドウェーなどの戦争映画は何本か観ましたが、内容を忘れてしまいました。🥹
    大東亜戦争などに関する本は、恥ずかしながら一切読んだことがありません。
    子供の頃に零戦や戦艦大和が格好いいと思っていたぐらいの関心しかありませんでした。
    小林よしのり先生の戦争論は一応全部持っていて読みましたが。
    また色んな話を楽しみにしています。

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