愛子さまらしさを支えるオートモード

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雅子さまのアドバイスや佳子さまのヘッドドレスをご参考に?…愛子さまの帽子、かぶり方に表れてきた「ご自分らしさ」(読売新聞オンライン) https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20250218-OYT1T50146/

明治初期に布告された服制で最上級とされた「大礼服」は洋装で、以来、法制は変遷しつつも、洋装のマナーとして女性は昼間の外出で帽子をかぶることが礼儀とされてきました。一般女性の服飾が簡略化した令和の時代でも、女性の皇族方は帽子を着用した姿で公務に臨まれていることが多くあります。 

2025年1月22日に皇居・宮殿で行われた「歌会始の儀」に列席された愛子さまがお召しになっていた帽子は、オートクチュール(高級注文服)の帽子「オートモード」の日本での第一人者で、皇族方の帽子デザインを長く担当した平田暁夫さん(1925~2014年)が2009年当時、皇太子妃だった皇后雅子さまのために制作したもです。2019年4月10日には、現在の上皇さまと上皇后美智子さまのご結婚60年の祝賀行事で、雅子さまはこの帽子を着用されていました。

暁夫さん亡き後、後継の帽子デザイナーとなった娘の平田欧子さんによると、今年の歌会始で愛子さまが着用されるにあたり、皇后陛下と愛子さま、おふたりのサイズがほぼ同じだったため、特にお直しはしていなかったとの事です。

愛子さまが成年を迎えられるに際して、公務に臨むために新調した帽子もあります。帽子は服とのコーディネートが重要で、昼の正礼装である「ローブモンタント」のデザイン画と、その共布(ともぬの)をいただいて、合わせる帽子のデザインを考えることが多く、愛子さまの帽子の仮縫いには雅子さまも同席してアドバイスをされながら、愛子さまにお似合いのデザインを検討されました。愛子さまのお印「ゴヨウツツジ」をかたどった飾りのある帽子もあり、2023年1月1日、上皇ご夫妻に新年のあいさつのため仙洞御所を訪問された際の帽子は、シルクの花びらを手作業でコサージュに仕立てました。「少し華やかに、お花をつけたらいかがですかと愛子さまにお聞きしたところ、そうですね、と喜ばれていました」と欧子さんは振り返ります。

成年皇族となって公務を重ねられている愛子さまは、帽子を着用される回数も重ねられ、かぶり方にもご自分らしさが表れてきたように感じますと欧子さんは話しております。皇后陛下はじめ、女性皇族の品格や美しさを際立てるオートモードの確かな技術は、暁夫さんから娘の欧子さん、さらに欧子さんの娘の早姫さんにも確実に受け継がれています。

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