大陸のゲリラ夫婦と日本の尊い両夫婦を観て感じた事をご紹介したく思います

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昨今、日本の仲睦まじい夫婦、両陛下を観まして、”お互いに信頼し、尊敬しあう理想の夫婦だなあ!”とつくづく感じたさい、ふと自分の祖父母である大陸ゲリラ夫婦を思い出しました。両陛下とすごく、間逆の性質の夫婦ですが、両陛下と共通のあるところに、祖父母も困難な状況を共に潜りぬけて来たところがあり、ゲリラ夫婦の話をご紹介出来たらと失礼致します。

祖父母は大陸の内戦時、縁があって八路軍で上司の勧めで結婚しました。お互い惚れたはれたから遠く、祖母は”なんか生っ白い優男だな”と感じたそうで、祖父は”なんか上司が結婚しろと言うから、別に良いか。”と言う感じだったそうです。
 お互い夫婦と言うより、戦線を共にする同志という感じで、ロマンチックな夫婦とは程遠かったそうです。敵に火炎瓶投げ(祖母)突貫する(祖父)感じだそうです。 ただ、文化革命時に祖父は祖母が日本人の為、思想改造時に日本のスパイと離婚しろ!と強要されましたが、祖父は同志(祖母)を酷い目に遭わせないよう頑として断り、拷問されたあと、幹部から左遷され炭鉱と労働送りになりました。

祖母は何だかんだと祖父をリスペクトし、日本に帰国し、離婚や再婚のチャンスがありましたが、祖父の奥さんとして最後まで大陸で一緒に暮らしました。戦争、革命が終わった後の祖父母の夫婦の様子ですが、孫の記憶ですと、ほぼ365日祖母が祖父を尻にひいた感じで、祖母が”あんた!あれしなさいと言ったでしょう!まだしてないの!?”と言うと祖父が”わかった、分かった!ハッハッハッ!”と笑い、祖母が”分かったがピーっ!(罵りの意味の音。)”と祖母の言葉のマシンガンを祖父がハッハッハッ!と受け流しする感じでした。

ちなみに祖父は祖母曰く内戦時は雨降り散り抜く弾丸を華麗に避けてたそうです。祖父は若い頃、優男でしたが、解放されて退役後に巨漢になったそうです。それ以降は敵の弾丸でなく、奥さんの言葉のマシンガンを避けていました。

日本の尊い夫婦と間逆のゲリラ夫婦ですが、お互い死線を潜り抜け、タッグを組み続けた夫婦も最強かと思い、ご紹介させて頂きました。 嘘のようで本当にいた夫婦の話、皆さまに何か御役に立てれば幸いです。

文責 神奈川県 神奈川の普通のY

3 件のコメント

    神奈川のY

    2025年3月13日

    基礎医さま、あしたのジョージさま、コメントありがとうございます!
    基礎医さま、編集、推敲ありがとうございます。たぶんゲリラ夫婦は珍しいかと思いまして、色々思い出の話、御役に立てれば幸いです。何だかんだ60、70年夫婦してたので相性は悪くなかったと感じた次第です。
    あしたのジョージさま、
    祖父祖母の時代は個性が強く、今の何倍も逞しくないと生き残るのが難しかったかもしれません。祖父母と違って比較的平和な環境で孫はぬくぬくしてますが、いざと言う時にゲリラ魂燃やしてたりしてます。

    あしたのジョージ

    2025年3月13日

    天皇皇后両陛下ももちろん素敵ですが、神奈川のYさんの祖父母夫婦も大変な時代を共に過ごしてきた戦友であり、素敵な夫婦だと思いました。
    昔の人達のタフさを私達は学ばなければいけないと思います。
    一番軟弱な私が言う事ではありませんけど。🥹

    基礎医学研究者

    2025年3月13日

    (編集者からの割り込みコメント)今回も、ありがとうございました。皇室とは直接関係のない話ではありますが、ほっこりするお話しでよかったかと(*´▽`*)。で、「お互い死線を潜り抜け、タッグを組み続けた夫婦も最強かと思い・・・」、これまでの自分の人生経験からも、これは同意です。

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