毎日新聞からの記事です。
春の叙勲 3990人受章(16,17特集面)
https://mainichi.jp/articles/20250429/ddm/012/040/125000c
*一部をデジタル記事で読むことが可能です。
毎日新聞、2025年4月29日(火)(祝日「昭和の日」)の記事で、29付けで2025年度の春の叙勲受賞者が発表されました。今回、目を惹いたのは、1面の特集記事に「最高位の桐花大綬章は菅直人元首相と大島理森元衆院議長に授与される(原文ママ)」と、大島元衆院議長の写真付きで出ていたためです(*元首相よりも、大島さんを強調しているのが、味わい深い)。
ちなみに、大綬章は最高位であるだけでなく天皇陛下によって授与されます。
以下、大島元議長の談話を、一部を引用します。
今も政治の行方案じ
元衆院議長・大島理森さん(桐花大綬章)
与野党が対立する国会で合意形成を重視してきた。自民党国対委員長を2度務め、衆院議長在任は歴代最高の2336日に上る。
・・・(中略)
2000年代後半から党幹部として向き合った衆参ねじれ国会と野党・自民党、15年からの衆院議長の務めを、特に思い出深いと語る。17年、上皇さまの天皇退位に関する特例法制定は歴史が絡む難しい議論を合意に導いた。皇居で報告し「政治家として区切りを付けてもいい」と感じたという。
国政引退後も、政治の行く末を案じる。「民主主義の前進として大いに議論する。次に合意形成へ努力することが大事だ」と後進に期待した。
ごくろうさまで、ございます<(_ _)>。
これは、現在の衆院議長・副議長に、是非聞かせたい言葉ですね
ご参考までに
*(5/1追記)全国紙などで大島元衆院議長を取り上げたのは、他には日経新聞のみでした。ただ、毎日新聞とは異なり、淡々としています。
ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者
6 件のコメント
SSKA
2025年4月30日
安倍晋三が自身を立法府の長だと思い込んでいたアホなエピソードを思い出しました。
学生時代に習った三権分立も内閣と議会がほぼ一致する様な錯覚を普段なら抱いてしまいますが、生前退位成立の過程においては総理大臣は役に立たないどころか終始足を引っ張り妨害する立場だったのを、党派を超えた大島議長のご英断によって無事上皇様のお気持ちに沿える形で国会の役割が果たされ、両者の明確な違いが浮き彫りになった瞬間でもありました。
今は総理も議長も党の最高顧問に睨まれて逆らえず弱体化したせいで、当時より進みにくい面倒かつ異様な状況になってしまっていますが、冷静に頭を冷やして党だけでなく国の危機や現状を見定めて判断してもらいたいと切に願っています。
基礎医学研究者
2025年4月29日
>れいにゃんさん
ありがとうございます。いや、実は他紙でどうなっているのかをちょっと見ていないのですが(;^_^A、自分は”粋”を感じました(普通なら、元首相をクローズアップしそうなので)。で…そうなんですよね、きっと「鈍感力」を発揮しそうだけど、あきらかに、彼らにむかっている!と感じないとだめだろう、と思った次第。
れいにゃん
2025年4月29日
大島元議長おめでとうございます。毎日新聞の粋な計らい?ですね。談話を現在の衆院議長・副議長に聞かせたところで「私たちに対して言われているとは思っていない」といいそうで、腹立たしいですが。
サトル
2025年4月29日
>基礎医さん
同感です。
個人的には、毎日新聞社が「東京新聞(中日新聞)に負けんじゃねぇぞぉー!(ニコニコ♪)」みたいで、実に善きかな…と思っています。
基礎医学研究者
2025年4月29日
>サトルさん
さっそく、コメントありがとうございます。大島さんの叙勲受章がなければ、まず「愛子さま」サイトには取り上げない話題ですが(少なくとも自分は(;^_^A)、毎日が元首相ではなく、生前退位に尽力した元衆院議長を強調して取り上げたところに、好感が持てました。
サトル
2025年4月29日
大島元議長…お疲れ様でした。
叙勲おめでとうございます。
菅直人…は、まあ…置いといて…。
私は、聞かせてあげたいどころか、
耳元で大声で、がなりたい…気分にございます。