憲法記念日の東京新聞に、皇位継承の安定についてのコラムが登場しました。
<コラム 筆洗>1933年冬の朝、皇太子、現上皇さま誕生を告げるサイレンが…
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【一部抜粋して紹介】
▼父は昭和天皇。それまで女児が4人続いて男児誕生に悲観論が漂い、昭和天皇は養子を迎えることも考えたという(井上亮著『比翼の象徴 明仁・美智子伝』)
昭和天皇への尊敬の念が強い世代に、響く導入部です。
▼天皇は国の象徴で、皇位は世襲と定めた現憲法施行から78年。皇族が減る中、秋篠宮家の長男悠仁さま以降を見据え、国会では安定的な皇位継承のための協議が続く。自民党は父方に天皇がいる男系の男子が継ぐ現行制度を是とし、父方に天皇がいない女系天皇や女性天皇容認には抵抗感が強いらしい
安定的な皇位継承のための協議であるべきですが、実態はそうなっていません。原因は自民党内にあると、皮肉を込めて表現しています。
▼皇族数確保のため、女性皇族が結婚後も皇室に残れるようにする案は各党おおむね同意するが、その配偶者や子を皇族とすることは女系天皇誕生に道を開くと自民は慎重。旧宮家出身で今は一般国民の男系男子を養子に迎え、生まれた男子に皇位を継がせる案があるが、血統維持のために養子になる決意をする適齢の人はどれほどいるのだろう
旧宮家出身で今は一般国民の男系男子と、正確な表現で養子案を説明しています。
▼世論調査では多数は女系天皇容認。皇位継承の安定と男系維持は両立するのだろうか
国民の願いは女性天皇・女系天皇と断言。皇位継承の安定にもう一度言及しました。
▼昭和天皇の後の側近木戸幸一は33年のサイレンを聞き日記に「大問題は解決せられたり。感無量」と書いた。大問題にあせる日々は避けたい。
男子が産まれるまで焦り、皇后となられる方にプレシャーを与える日々を、現代の国民も望んでいません。
92年前の冬の風景から始まるコラムは、実はごくごく少数の国会議員へ向けて書かれたようにも読めます。
東京新聞の本気を、またしても感じる記事でした。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー れいにゃん
3 件のコメント
昭和43号
2025年5月5日
私も中日春秋で読みました。
さらに4日の紙面には、4月22日の東京新聞・山口記者の「揺らぐ皇位継承」が掲載されています。
合わせて、「自信を持って続けてほしい」と感想メールに書いて送りました。
基礎医学研究者
2025年5月4日
東京新聞のコラム<筆洗>、の紹介ありがとうございました。自分も、東京新聞に意見・コメントを送ってみました。前回のれいにゃんさんのsuggestより、短くしてみました。
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5/3朝刊に掲載された<コラム 筆洗>への意見・コメント
東京新聞、5/3朝刊に掲載された「コラム 筆洗」を読みました。「世論調査では多数は女系天皇容認。皇位継承の安定と男系維持は両立するのだろうか」という箇所は、特に皇室に関する国民の常識、および声を代弁した、素晴らしいコラムでした。冒頭と終わりに紹介された、33年の昭和天皇や木戸幸一さんの感覚は、国会議員にこそ読んでもらたい!と、私は思いました。東京新聞さんは、4月に入ってから、「皇位継承問題」に関連する記事を継続的に発表され、皇位の継承に危機感をもっている国民には、非常に大きな励みになっていると思います。読者の後押しはありますので、輿論を喚起してくださいませ。
まいこ
2025年5月4日
東京新聞のコラム紹介、ありがとうございます。
中日新聞も、中日春秋という毎日、一面に掲載されるコラムが同じ文章でした。
中日新聞社の発行する関東圏、中部圏で、216万部発行の新聞が、毎日新聞と共に頑張ってくれていますね。
両紙に意見をお送りします。