「令和の女性皇族」ー読売新聞の連載記事①

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読売新聞からです。

愛子さまは公務と仕事に「全力投球」、車中でぎりぎりまで資料読み込む…両陛下が手本https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20250502-OYT1T50015/

*デジタル版ですが、読売新聞にしては珍しく全文が読めます。

この記事は、2025年5月2日朝刊の24面に、半分近いスペースをつかって掲載され、紙面には「令和の女性皇族 上」という連載の形をとった記事となっています。読売新聞も、ようやく「女性皇族」にスポットを当てようとしていることは、1つ評価できるところかと思います。

前文に、このように書かれています。

天皇陛下を支える皇族が減り、女性皇族が結婚後も皇室に残る案が与野党で議論されている。皇族として生まれた女性の活動や素顔から、その役割や令和の皇室のあり方を考える。

(今回の記事はまだまだ踏み込めていませんが)この捉えかたは、悪くないと思います。以下、抜粋する形で引用します。

予習してというセンテンスで、最近の単独国務の様子(3/19 北極域研究船「みらい2」の命名・進水式)が報じられ、愛子さまが公務と仕事の両立をめざして、ぎりぎりまで資料を読み込んで全力投球で望まれる、と言う導入がなされています。つづいてのセンテンスについては、引用します。

毎日忙しく

昨年8月の終戦の日や今年1月の阪神大震災の発生日には、午前中に日赤の仕事をお住まいの皇居・御所で行い、式典をテレビで視聴して黙とうをささげてから出勤された。
 歴代天皇の崩御日などには、皇居・宮中三殿で行われる 祭祀さいし にも、積極的に参列されている。両陛下に事前に教えを請われることもあり、側近は「所作に自身の気持ちが表れると考えられているようだ」と話す。
 愛子さまは、家族を愛する両陛下が国民に寄り添われる姿を見ながら成長された。幼い頃から戦争の歴史や日本文化を学び、中学校の卒業文集には「世界の平和を願って」と題した作文を寄せられた。日赤という福祉関係の仕事を選ばれたのは、皇室の役目が「国民と苦楽を共にしながら務めを果たすこと」と認識するに至ったからだ。

ここは、直系長子の継承につながると思わせる記述でした。ただ、続いてのサポート役というセンテンスは、残念ながら踏み込みのない箇所で少しもの足りない締めとなりました。一応、名古屋大の河西さんのコメントを引用しておきます。

皇室に詳しい名古屋大の河西秀哉准教授(日本近現代史)は「愛子さまが加わることでさらに雰囲気がよくなり、公務の意義が世間に伝わりやすくなっている。皇后さまが療養されるなか、両陛下のサポート役を果たされている」と指摘する。

むしろ、囲み記事の縮む皇室 公務は増…男性皇族からも引き継ぐは、リアルなので、最後に冒頭部分を引用します。

秋篠宮家の次女佳子さま(30)が誕生された1994年、皇室は26人(男性8人、女性18人)で構成された。逝去や結婚で現在は16人(男性5人、女性11人)になったが、皇族方が担う総裁職は75から92に増えた。

この連載はまだ続きますが、ご参考までに

ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者

6 件のコメント

    昭和43号

    2025年5月5日

    愛子さまの日常や皇室の現状を簡潔にまとめた良い記事だと感じました。
    特に次の箇所、
    「週末には友人や同僚らと映画や外食に出かけ、若者らしい一面もみせられる愛子さま。今年のバレンタインデーには、世話役の職員らに即席のみそ汁を配り、日頃の労をねぎらわれた。」
    大変忙しい愛子さまにも休息のひとときが有ることが分かり少しホッとします。
    今後の連載に期待いたします。

    基礎医学研究者

    2025年5月5日

    引き続きのコメント

    自分は、読売新聞がおそらく、毎日新聞、東京新聞、中日新聞の影響を受けて、読売新聞も、女性皇族の記事を出してきたのだろう?と好意的に見ていましたが、みなさん、なかなか辛口ですね(;^_^A(まあ、そう言われるのは、理解できるのですが)

    >神奈川のYさん
    コメントありがとうございます。そうなんです、これが載せられるということは、読売新聞自身の世論調査結果でも示されているように、「皇室が危機的状況」にある、ということはわかっているはずなのです。だから、この囲み記事の最後に小田部氏のようなガス抜き談話を載せるのではなく、もっとストレートに導かれる意見を書いてほしいですかね。

    >SSKAさん
    コメント、ありがとうございます。この懸念は、たしかにわかります。自分もこの記事まとめていて、「サポート役」というセンテンスが気になっておりました。これは、本当に(将来の)皇位継承者としての一員として女性皇族を取られ直すことができるのかどうか?と。ここに読売が踏み込めば、かなりの影響があると思いますが、そうなっていませんね。

    基礎医学研究者

    2025年5月5日

    みなさんコメントありがとうございました。

    >あさひ様
    本ブログを編集した、基礎医学研究者と申します、はじめまして。確かに4日は佳子さま、そして5日朝刊では彬子様、瑤子様、承子様がとり上げられておりますね。それで、ご質問の件ですが、自分、このブログを書くにあたり、読売新聞の紙面(関西版)は直接みております。自分は、関西版をみておりますが、それによると、2025年5月2日(金曜日)の24面に、愛子さまの記事がでています(「令和の女性皇族 上」という連載で)。今回の連載は、上(5/2:金曜日)、中(5/4:日曜日)、そして下(5/4:月曜日)というのが、こちらの認識でございます。ご参考までに

    あさひ

    2025年5月5日

    千葉県在住ですが5月2日朝刊24面にこの記事はありません。
    どうしてですか。4日朝刊では佳子さん、5日朝刊では彬子様、瑤子様、承子様が取り上げられています。愛子さまの記事はどこのあるのですか。

    SSKA

    2025年5月4日

    皇室の役目は一員としての意味で天皇と言うニュアンスは正直読み取れません。
    隠れ男系ジジイが男尊女卑の謗りを避け、本性を隠し女帝に賛成する読者を諦めさせる為の巧妙な表現が読売は顕著な気がします。

    神奈川のY

    2025年5月4日

    最後の冒頭部分のところを自称保守議員は何と思ってるのか思うと、また腸が煮えくり返りますね。今のこの状況分かってる?
    ブラック労働を皇族にさせて保守ぶるのやめて欲しいです。やりがい搾取で放置で良いのか?いや駄目だろコノヤロと思いました。

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