5月7日21時に共同通信が独自ニュースを配信しました。
【独自】立民、皇族養子を期間限定で容認 自民に修正案提示【共同通信】
立憲民主党の野田良彦代表が自民党の麻生太郎最高顧問に対し、皇族数確保策の主要論点である「皇統に属する男系男子の養子縁組」の修正案を提示していたことが分かった。自民が主張する旧11宮家の子孫を養子に迎える案に対し、一定の期間を区切ることで容認する。関係者が7日明らかにした。立民はこれまで養子案に慎重な立場だったが、自民との合意に向け歩み寄った形だ。麻生氏は持ち帰った。
中略
関係者によると、立民は期限を区切った上で、状況を踏まえて延長を可能とする案を検討している。1947年の皇籍離脱を起点として、一定の親等内の男系男子に限定する案も出ている。
期限を区切った上で、状況を踏まえて延長を可能とする案とは、皇族数を確保するために、期間限定で養子になるということでしょうか?
もしそうならば、皇族数の確保に限定して進められてしまっている今回の全体会議の方針を逆手に取った、誰も養子になろうとは思わないような案であり、野田氏から提示されて麻生氏は困惑して持ち帰ったのではないでしょうか。
早速、ヤフーニュースには多くのコメントが集まっています。
コメントAI要約 β版 20250507 23:30時点 約250件
「皇位継承問題への多様な視点」に注目
主なコメントは?
・皇位継承に関しては、直系長子継承を支持し、男系男子に拘ることに疑問を持つ意見が多いと感じています
・天皇や皇族は国民とは異なる存在であり、国民の権利を規定するものでは規定しえないという意見もあります
コメントAI要約 β版 20250508 06:30時点 約370件
「皇位継承問題への多様な視点」に注目
主なコメントは?
・皇位継承において、男系男子に拘る必要はなく、直系長子継承を可能にするために皇室典範を改正すべきだと考えています
・天皇や皇族は国民とは異なる存在であり、国民の権利を規定するものでは規定しえない特別な存在であるという意見もあります
安定的皇位継承には全く寄与しない養子案の異様さを際立たせるための提示と言えるのかもしれません。
共同通信の独自ニュースを、各地方紙も報じています。
東京新聞、中日新聞、沖縄タイムズ、北海道新聞、愛媛新聞、山陰中央新報、熊本日日新聞、岩手日報、京都新聞、秋田魁新報、北國新聞、琉球新報、南日本新聞、山形新聞、日本海新聞、神戸新聞、千葉日報、東奥日報、四国新聞、大分合同新聞、福島民友新聞、奈良新聞、西日本新聞、佐賀新聞、新潟日報、中国新聞、埼玉新聞、下野新聞、福井新聞、山陽新聞、上毛新聞、四国新聞…
*限定的な情報ですみませんが、2025年5月8日(木)朝刊の2面に、図を入れた形で、共同通信よりもさらに詳細に報じています。1面に、京都府選出の議員、西田昌司の「ひめゆりの塔」をめぐるやらかし発言が大きく取り上げられていますが、京都新聞にしては力が入っていると思います(by基礎医)
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
6 件のコメント
SSKA
2025年5月8日
同じ皇室典範の規定なのに男系原則は絶対で養子禁止は簡単に変えられるとするのが一番意味が分かりませんが、男系派は皇統の混乱に何故無関心なのでしょう。
血統や家柄を根拠として旧宮家系から皇室に入る養子候補を選ぶ事自体に憲法違反の指摘があるのに、期間限定ならば許されると言うのも全く理屈の付かない事です。
ねこ派
2025年5月8日
立民が提示した案、
“自民が主張する旧11宮家の子孫を養子に迎える案に対し、一定の期間を区切ることで容認”
具体的には、どうやってやるのだろう。
まずは、皇室典範を改正して、養子を容認する、ということか?
で、養子になってもいい旧11宮家系一般国民の男系男子は、養子縁組希望者募集期間内に、手を挙げてくれ、ということか?
一方、皇室の側に対しても、同じ期間内に(あるいは先んじて、または遅れて、一定期間内に)、養子縁組をしてもいいという方は、手を挙げてくれ、ということか?
養子縁組は、養子になろうという人と養子を取ろうという人、二人の意思が合致してこそ、成立するのである。
だから、旧11宮家系一般国民側と皇室側、双方に、養子縁組を希望するかについての呼びかけをする必要があることになる。
その呼びかけに応ずる者が、果たして、登場するのか?
双方から必ず、呼びかけに応ずる者が登場し、且つ、養子になろうという者と養子を取ろうという者、二人の意思が合致しないと、養子縁組は成立しない。
意思の合致が必要なのである。
“期限を区切った上で、状況を踏まえて延長を可能とする案を検討”
養子になろうという者と養子を取ろうという者とが、なかなか登場しないときは、養子縁組希望者募集期間を延長する、ということか?
また、養子縁組希望者が現れても、当事者間で養子縁組の意思が合致しないときは、意思の合致に努めるためには時間が必要なので(結婚を似た例として挙げれば、お見合いをして、カップルになったものの、結婚に至るまでには時間がかかることがあろう)、期限を区切ったうえで延長、ということか?
そこには、皇室会議が関わったりするのか?
そもそも、養子になろうという意思も、養子を取ろうという意思も、人権に関わることである。
結婚する・しないが、当事者の人権に関わるのと、同じ。
強制、強要出来るものではない。
人権に関わることについて、一定の期間を区切るとか、期限を区切った上で状況を踏まえて延長、とかが、そもそも、可能か?
結婚では、そんなのは、ない。一般国民においても、皇室においても。
なら、養子縁組でも、当然、同じであろう。
っていうか、言うまでもなかろう。
今回の立民の案に対しては、私において、具体的にはどうするのか、と考えてみたら、以上のような疑問が浮かびました。
じーま
2025年5月8日
僕自身は期間限定であれ皇族養子には憲法違反の疑いがあり、とても賛成できません。最初にこの情報に接した時、腹も立ちましたし。
ただ、政治的妥協として女性宮家と皇族養子を同時に進めるというのはあり得るとは思っています。
そもそも、皇族養子は憲法違反のハードルを乗り越えたとしても、実際に皇室に入る意思のある男性がいる可能性は限りなく低いですし、受け入れる宮家があるのかもかなり怪しいです。
これによって困るのは女性・女系賛成派ではなく、男系固執派です。皇室に入る意思のある男性を探してくる責任が生じます。
この案に対して自民党はどう出るのでしょうか?注目しています。
くろひょう
2025年5月8日
実子が生まれない場合に養子を取り、実子が生まれたら生家に帰す。
かつて武家社会でよく行われた手法ですね。
その間に女性とその子孫による皇位継承を認めさせることができれば良し。
ヤフコメには票がどうの、支持率がどうのというコメントもあるようですが、それは違うように思います。
会議を主導する側が女性とその子孫による皇位継承の議論に向き合おうとしない以上、立憲としては、このような案でも出さざるを得なかったのではないかと思います。
とりあえず、政府与党、有識者会議案ともども、国会で否決されることを祈ります。
ダダ
2025年5月8日
一定の期間が何のことか分かりませんが、旧宮家の子孫は産まれた時から戸籍に登録されている国民なので、一定の親等内の男系男子に限定する案は論外です。
野田代表は、これを天皇の前で、胸を張って、顔を上げて説明できるのでしょうか。
daigo
2025年5月8日
この修正案納得できません。
期間限定で憲法違反を容認するんですか?