山尾しおり先生が、YouTubeチャンネルで動画を配信。安定的皇位継承についても触れられていますので、文字起こしてみました。
皆さんこんにちは山尾しおりです。
再挑戦の理由、重点政策、そして私自身の立ち位置についてお話しします。まずは再挑戦の理由です。永田町を離れていたこの3年間、私は世界中の議員が集まる対中外交政策の連盟で、日本の事務局を務めていました。また大学院に通い、国際法の研究をして、ちょうどこの春、終了したところです。この間、皆さんも感じてらっしゃる通り、中国からの圧力はますますエスカレートし、ロシアによるウクライナ進行は、全くその終わりが見えません。そしてアメリカは2回目のトランプ政権。これまでのルールが通用しない国際社会で、力による現状変更、そして違法な成功体験が積み上がれば、日本も深刻なリスクにさらされます。だからこそ日本は、自分の国は自分で守る、自立した国へと進化しなければいけません。もしかしたら、そんなに時間は残されていないかもしれない。激変する国際環境を前にそんな思いを強めました。自分の国は自分で守る。この当たり前を言葉だけではなくて、政策で実行できる政党はどこだろう。そう考えた時、それは国民民主党でした。
1本目の柱 給料が上がる経済にリーチした国民民主党で 2本目の柱 自分の国は自分で守る この政策実現に全力で取り組みたい。これが国民民主党からの再戦を決めた理由です。
次に重点政策についてお話しします。やはり憲法は国家の統治の土台です。国民民主党の憲法調査会長として2020年に取りまとめた憲法改正の論点整理。これをブラッシュアップします。緊急事態上や憲法球条2項の改正も含めて国の自立を憲法の土台からどう整えていくか、しっかり検討します。また2017年の香港での市民弾圧。これをきっかけに中国に対して、どう対応していくべきか、世界中の議員とリアルタイムで情報共有をしてきました。やはり残念ながら日本は対応が遅いです。外国人の土地取得規制で国土を守り、スパイ行為防止法で情報を守る。こうした政策はもはや右の政策ではなくて真ん中の政策です。速やかにこの立法に取り組みます。
また議員としてのキャリアを通じては皇位継承問題に取り組んできました。今まさに大事な局面を迎えていますよね。国民統合の象徴である天皇の地位は市井の国民の自然な感覚に沿って安定的に引き継がれていくことが、とてもとても大切です。そのための議論に貢献していきたいとも思っています。
さらに今年は「保育園落ちた」から10年の年。議員として予算委員会でこの問題を取り上げてからたくさんの当事者とつながって、ようやくその時、子育て政策が政治のど真ん中に位置づけられました。そこから10年、待機児童問題は随分と改善しましたが、少子化には一向に歯止めがかかりません。国力の維持にも警報が鳴っている状態です。だからこそ年少扶養控除の復活など、子育て世帯の手取りを増やす政策が急務です。しっかり取り組みたいと思います。
なお、以前の自分から変化した政策。これも率直にお伝えします。エネルギーです。これだけAIデジタルの時代で、どうやって日本が国際競争力を高めていくのか。そして環境問題を考えた時の脱炭素化の視点、そして合わせて安全保障環境の激変。これを考えた時、日本に原子力技術が維持され、強化されることは必要不可欠だと考えています。国民民主党の基本的な方向性に賛同します。
全ての政策は語れませんが、ここまで聞いてくださって、伝わったかと思います。私は憲法改正論者であると同時に選択的夫婦別論者です。右のパッケージにも左のパッケージにも政策パッケージにはなかなか当てはまりません。でも安全保障と人権保障はどちらも重要です。強い国でなければ国民は守れないし、いくら強くても国民を守らない国には意味がありません。日本は強くて豊かな国であると同時に国民に対して温かい優しさを持った国であってほしい。だから憲法改正も必要だし選択的夫婦別姓も必要だと考えています。国を守り国民を守る。普通の中道感覚の受け皿として働いていきたい。そんな思いです。
そしてその立ち位置は綱領にある国民民主党の立場とぴったりと一致するはずです。綱領にはこう書いてあります。穏健保守からリベラルまでを包摂する改革中道政党・国民民主党と。国民民主党の即戦力として社会に貢献できるように全力で頑張ります。これからも、この動画配信続けていきますので、腑に落ちたよという方も、右でも左でもないモヤモヤするなと感じている方も、是非これからの動画を見ていただけると嬉しいです。引き続きどうぞ、よろしくお願いします。まずは今日の動画見ていただいてありがとうございました。
エネルギー問題については、もう少し話をお聴きしてみたいと思いますが、概ね、賛同です。
綱領・新・国民民主党
「穏健保守からリベラルまでを包摂する国民が主役の改革中道政党」
国民が主役ならば、するべきことは一つですね。
市井の国民の自然な感覚に沿って安定的に引き継がれていくように、御尽力お願いします。次期国会では、山尾先生の意見を全体会議の議事録で拝読できますように。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
3 件のコメント
突撃一番
2025年5月18日
国民民主党内の「ダンケー空気」は、我々が変えていくしかない。
daigo
2025年5月17日
まいこさん、文字起こしお疲れさまです。
nonameyet
2025年5月17日
私は動画が見づらい環境にあるものですから、こういった文字起こしは非常に有り難い。