安定的皇位継承について、デイリー新潮がさらに記事を出しました。
「女性天皇」と「選択的夫婦別姓」に共通する課題 「伝統」を重視するのか「変化」を受け入れるのか【デイリー新潮】
「選択的夫婦別姓」の経緯に、読売提言「女性・女系も排除すべきでない」を繋げ、関係者の談話で結んでいます。
宮内庁OB
「親王の位置付けも、奈良時代と親王宣下が制度化された平安時代、世襲親王家が置かれた江戸時代、そして現代で全く異なります。皇室が世界最古の王朝と呼ばれるのは、時代の潮流に皇室が柔軟に対応してきたからではないでしょうか。必要な変化は受け入れる、しなやかさがあることが皇室の伝統なのです」
政府関係者
「男女雇用機会均等法が1985年に成立してから40年の時が流れた。そう考えれば常識となるまではむしろ時間がかかり過ぎた。女性天皇は絶対に駄目なのか。女性は結婚相手の姓を名乗らなければならないのか。さすがに結論を出すべきタイミングがきているのではないか」
「必要な変化は受け入れる、しなやかさがあることが皇室の伝統」「結論を出すべきタイミングがきている」
出すべき結論は一つですね。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
2 件のコメント
daigo
2025年5月30日
変化を受け入れるのは当たり前です。
ねこ派
2025年5月30日
選択的夫婦別姓で、私が、以前から気になっていたのはお墓の問題でした。
夫婦別姓を選んだ夫婦の一方が死亡したとき、そのお墓はどうなるのか、が気になっていたのです。
私の理解では、例えば、○○家という家のお墓があって、○○家の墓には、苗字(姓)が同じ○○家の家族・親族が死後に決まって納骨され、それを、○○家の祭祀継承者や跡継ぎが墓守をする、これを代々続けるのがあたりまえ、と思っていました。
そうすると、夫婦別姓を選んで、○○という苗字ではない夫あるいは妻は、○○家のお墓に入れるのか、と気になっていたのです。
しかし、昨今は、ある家のお墓に、その家の家族・親族が死後に決まって納骨され、それを家の祭祀承継者や跡継ぎが墓守をするという、いわゆる一般葬の割合は、減少しているとのことです。
最近の調査では、死後のお墓についての選択で第1位となったのは樹木葬で、5割を超えました。
第2位は、納骨堂に納める葬儀形式。
第3位が、いわゆる一般葬、とのこと。
第1位の樹木葬と第2位の納骨堂形式を合わせた割合は、6割を超えます。
樹木葬と納骨堂形式に共通するのは、どちらも、墓守をする祭祀継承者や跡継ぎを必要としないことで、お墓の管理は別に管理者に任せることが出来る、一代限りのお墓、ということです。
少子高齢化の進行と単独世帯の増加のため、今後も、樹木葬・納骨堂形式という一代限りのお墓が増え続けるいっぽうで、いわゆる一般葬という家のお墓は、どんどん減っていきます。
上記に私の理解として挙げた、
”○○家という家のお墓があって、○○家の墓には、苗字(姓)が同じ○○家の家族・親族が死後に決まって納骨され、それを、○○家の祭祀継承者や跡継ぎが墓守をする、これを代々続ける”
というのは、今や、少数派であり、多数派に戻ることは、これからずっと、あり得ません。
ならば、夫婦別姓の場合は、死後はお墓は夫婦別々で、樹木葬や納骨堂形式を選んでも、周囲とは違っていて奇異、という見方をされることはあるまい。
偕老同穴、でなくてもいいわけです。
私のなかでは、夫婦別姓を選んだ場合、特に夫婦の死後のお墓の問題で、家のお墓との齟齬が生じて、大丈夫かな、と思っていました。
しかし、時代の変化によって、それは古い、と見なせるようです。
別姓夫婦の死後のお墓のことが問題にはならないとなれば、私としては、選択的夫婦別姓を導入することについては、既に挙げられている利点(私が選択的夫婦別姓の利点として思うのは、シングルマザーやシングルファーザーが、未成年子の姓が親と同じままで再婚出来るようになるので、子持ち再婚の増加が期待できる、ということです)があることだし、積極的賛成とまではいかなくとも、反対ではなく導入してよし、大体、別姓の強制ではなく選択的だし、というほうに、傾いております。