森暢平先生のポストです。
『週刊ポスト』最新号(「私たち「愛子天皇」を希望します 有識者5人が覚悟の提言」)で、東大史料編纂所の本郷恵子先生(日本中世史)が「旧皇族男子の養子案は女性皇族の”使い捨て”につながる」を書かれています。「覚悟の提言」というタイトル通り、力のこもった秀逸な論功です。… pic.twitter.com/IA1HNYxuXU
— 森暢平 (@mori_yohey) June 21, 2025
『週刊ポスト』最新号(「私たち「愛子天皇」を希望します 有識者5人が覚悟の提言」)で、東大史料編纂所の本郷恵子先生(日本中世史)が「旧皇族男子の養子案は女性皇族の”使い捨て”につながる」を書かれています。「覚悟の提言」というタイトル通り、力のこもった秀逸な論功です。
「前近代、公家や武家の時代から、宮中でも男女の役割は完全に分かれていました。女性も官位はあるが、政治や社会的な役割は男性が担い、女性は大臣や大納言に就くことはない。内廷で天皇や皇族のケア的な役割を担っていました」
「けれども、天皇だけは別でした。天皇の位は完全に世襲のもので、その血統を受け継ぐ体や生理(体に伴う条件/生身の体)を絶対条件としていた。その条件を満たしていれば、女性であっても天皇になることは可能となっていたのです」
「前近代において、天皇は公的な役割であるとともに、公私、内外、表と奥のような壁を越える、あるいは断絶に橋を架けられる存在だったことを示しています」
本郷先生は、有識者会議でヒアリングを受けました(21年4月21日)。
そのとき、以下を述べています。
「旧宮家が皇籍を離脱して以来、すでに70年以上が経過しており、国民にとっては全く遠い存在となっている。皇統に属する男子というだけでは、皇位継承資格者として現在の女性皇族を上回る説得力を持つとは考えられない」「皇統に属する男系の男子のなかから、なんらかの選択を行うことになるだろうし、当事者の側の希望や事情なども勘案する必要があるだろう。(略)厳密な血統継承には人智を超えた部分があり(略)選択や希望の結果として皇族になるというのは、そぐわないのではないだろうか」
有識者会議は、こうしたきちんとした歴史学的知見を全く無視しています。
#皇位継承問題 #女性天皇
令和の有識者会議報告書、全体会議の議事録
全く説得力を持つものでないのは明らかです。
誰が養子になるのか?男系でつなぐには一人じゃだめだから複数候補が必要ですし、
皇位継承順位はどうするのか。「当事者の事情や希望」で決めていいのか。
(もちろん、国民の中から一部の国民を「家柄だから」「男だから」と優遇・差別することはやってはいけないのですが)
皇統に属する男子というだけでは、皇位継承資格者として現在の女性皇族を上回る説得力を持つとは考えられない
単に「家柄だから」「男だから」と言ったところで、皇室と旧宮家系国民では「月とスッポン」なのを身をもって表してくれている人がいますね。

愛子さまより、竹田恒泰の子供の方が天皇に相応しいと思う人間って、世界中にどのくらいいるのでしょうか。
ダンケーカルトは「竹田は皇室に入らない」と言い張るでしょうが、制度として竹田が皇室に入れるようにする案を作ろうとしているだけですでに不敬で下品で皇室の権威を失墜させるおぞましい案としか考えられません。
本郷先生は、
皇位継承は自然でシンプルでわかりやすい「直系・長子」を優先とすればよく、女性皇族が使い捨てにされないようにすることが需要です。
自然な形で女性皇族に皇室に残っていただくには、「女性宮家の創設」と「夫・子も皇族に」をセットで実現するしかない(後略)」
とも書かれています。
こちらが一番自然で、皇室・国民・憲法の意向・制度に合っています。
こちらの週刊ポスト記事のトリは、よしりん先生です。
ぜひご覧ください。
森先生とよしりん先生が登壇される
よしりん・ぽっくん夏祭り
第2部「天皇論の情景」
是非現地でご覧ください!
よしりん・ぽっくん夏祭り特設サイト
文責 愛子天皇への道サイト運営メンバー ふぇい
1 件のコメント
SSKA
2025年6月22日
自民衛藤晟一は旧宮家養子案をリーズナブルと表現していましたが、女性のみならず現在おられる天皇陛下と皇室の方々から旧宮家国民子孫まで皇統に連なる人間全てを使い捨ての道具として見ていると言う事で党のボスで国会の首領気取りの麻生もまた同じなのでしょう。
皇統はそんな都合の良いアイコン的なものでは全くありませんし、男系は自分達に利用出来るから残すが女性や女系は価値がないので捨てると言った人の道を外れた冷酷非道で傲慢な考えです。
竹田恒泰にとっても血筋は単なる道具でしか無い為、生活のリスクや負担が大きく経済活動に支障が生じる皇族に本人がなるのも自論に従い実子を差し出す気も毛頭無い様で、あくまでも目指すのは国民の権利を捨てず自由なまま生きられる名誉皇族的な都合の良い存在なのでしょう。
国民に支持される皇室では無く自身が受け継ぐ男系皇統のブランド化とビジネス展開と言った農産物や家畜の品種と同じ扱いです。