皇室の皆さまの呼び方について、系図研究者・菊地浩之氏の論考をプレジデントオンラインが掲載しています。
なぜ「敬宮さま」ではなく「愛子さま」と呼ぶのか…時代に合わせて変わってきたプリンセスの呼び方【プレジデントオンライン】
みんなすっかり忘れているが、愛子さまは「敬宮愛子」なので、「敬宮さま」と呼ぶのが正しい。平成の天皇の清子(さやこ)内親王は、「紀宮(のりのみや)さま」と呼ばれることのほうが多かった。
ただ、現在でも男性同士の友人では苗字で呼び合うのが比較的多いのに比べて、女性同士はファーストネームで呼ぶことが多いのではないか。そういった文化的な背景から
「愛子さま」と呼ばれているのだろう。
女性皇族だけでなく、男性皇族も、現在は「さま」をつけてお呼びすることが多いにも関わらず、女性皇族だけに「さま」をつけて表記していること、「男性同士の友人では苗字で呼び合うのが比較的多いのに比べて、女性同士はファーストネームで呼ぶことが多い」との事実かどうか定かではない理由には、違和感を覚えます。
さらに、秋篠宮家のお子様方がミドルネームにあたる「〇宮」という幼名をお持ちでないのは、「戦後日本ではファーストネームで呼んでも、そんなに失礼には当たらない」解釈も恣意的。
愛子さまは、天皇陛下の直系のお子様でいらっしゃるので、ご称号を持っておられることは、少し調べれば分かるのではないでしょうか。
それでも後半は、旧宮家系の方々が「男系となると、南北朝時代に分かれた家柄」であり「14代将軍・徳川家茂と、その跡を継いだ15代将軍・徳川慶喜も江戸時代初期に分かれた家柄で、ほぼほぼ他人」と書いているのは、評価できるように思います。
江戸時代初期~末期の約260年間で「ほぼほぼ他人」ならば、南北朝時代~現在で約600年位以上離れていれば、「まったくの赤の他人」といえるでしょう。
男系となると、ね。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ