自民党の動向について、産経新聞が報じています。
片山財務相、今年は「皇紀2686年」「デジタル元年」 大発会でのあいさつで東証に期待【産経新聞】
概要
・片山財務相が大発会で「今年は皇紀2686年」「デジタル元年」とあいさつ
・皇紀は初代天皇・神武天皇が即位したとされる年を元年とする紀年法で、最近はあまり使われない
・明治時代の政令「閏(うるう)年ニ関スル件」は皇紀を4で割り切れる年をうるう年と定め現在でも有効 宮内庁の「陵墓要覧」も皇紀を使用
・ネット上は閣僚の皇紀使用を批判 自民・麻生氏は外相、財務相時代に国会答弁で皇紀に言及
朝日新聞によれば、党総裁選演説会「次の二つ(憲法改正と皇室典範改正)以上に大切なことはない」「長い皇統を男系で引き継いでいくよう、皇室典範を変える仕事」と発言した高市氏の就任で男系維持への拘りは自民党内でさらに強まり、保守的な小林政調会長が皇統問題の責任者になったとのこと。
片山財務大臣の「皇紀」発言は、男系維持への拘りが自民党内でさらに強まっていることの現れと言えるように思います。
男系固執の自民党は、明治時代に作られた法律によって阻まれている安定的皇位継承に寄与する皇室典範改正をけん制するかのように、「明治の日」法案の提出を目論んでいました。
自民が「明治の日」法案を了承 11月3日、「文化の日」と併記【産経新聞】
概要
・自民党は超党派の「(明治天皇の誕生日11月3日の)明治の日を実現するための議員連盟」を通じ与野党に賛同を呼びかけ
・議連事務局長・山田宏参院議員「日本のあらゆる文化、制度は明治に作られた。近代化を乗り越え、今ここに来ていることを思い起こす」
1月23日に召集される予定の通常国会で、自民党は議員立法による法案提出を目指す模様。
日本のあらゆる文化、制度は明治に作られた 少なくとも、あらゆる文化が明治に作られたなどとは、文化の定義をまったく踏まえていない荒唐無稽な文言。
文化 人間の生活様式の全体。人類がみずからの手で築き上げてきた有形・無形の成果の総体。
コトバンクより
さらにあらゆる制度が明治に作られたとの文言は、時代の変化によって制度疲労を起こしている男系男子限定のシステムを、あたかも伝統であるかのように見なしている謎の拘泥を強化する意図が透けて見えます。
「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する」先行合意さえも、ちゃぶ台返しをする一方で、皇居で文化勲章の親授式が行われる日に「明治の日」を併記させる喫緊の課題とは遠くはなれた法案を提出しようとする。とても国民の信託を受けているとは思えません。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
4 件のコメント
ダダ
2026年1月8日
皇紀を使っても欠史八代は免れないので、保守しぐさはもう辞めてほしいです。
mantokun
2026年1月7日
>「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する」先行合意さえも、ちゃぶ台返しをする一方で、皇居で文化勲章の親授式が行われる日に「明治の日」を併記させる喫緊の課題とは遠くはなれた法案を提出しようとする
まいこさんのこのご指摘が、まさに正鵠を射ていると思いました。
今の政権与党は、明治時代を最上とするアナクロニズムを信奉する岩盤支持層のご機嫌伺いが最優先になっていて、そのために皇室・外交・国防という日本国の根幹部分の施策全てが歪んでしまっています。
男系派議員たちは『愛子天皇論3』が献本され、男系男子限定の継承ルールは明治時代にできた新しいルールであり伝統ではないと突きつけられたことを受けて、皇紀だの明治の日だのとわざとらしく持ち出して、明治時代を理想化する復古主義運動に力を入れ始めたのではと感じます。明治以降の150年を過剰に称揚して、それ以前の歴史と相対化させようとしているのでしょう。
自称保守は「みどりの日」を「昭和の日」と変更できた成功に味を占めているのかもしれませんが、彼らが主張する養子案の対象となる旧宮家の子孫は、父方で辿れば明治天皇も昭和天皇もスルーしてしまいます。母方なら先祖に含まれるというのなら、なぜ上皇陛下や今上陛下に連なる内親王だけは母系に含めたくないのか説明がつきません。
男系派議員たちは令和の天皇陛下と平成の天皇陛下に反逆する逆賊であることが明確になったと感じます。
突撃一番
2026年1月7日
神武皇紀なんか使ってる時点で、アナログでアナクロだろ。
明日鍍 禮Xロックに抗議中
2026年1月7日
明治に作られた(でっち上げ)「因習」こそが「神武天皇から連なる男系継承」。
「明治の日」なんて「因習の日」でしか無いですよね、寧ろ恥です。