「英雄たちの選択」日出る国の女帝 ~推古天皇新国家戦略~その3(つい力強く講義始めちゃう磯田道史)

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サトルです。
でわ早速。

磯田節全開!(ノリノリです♪)
身振り手振り交え、満面の笑み。進行役の女子アナ含めゲスト全員に目線を向け、喋り倒す!

(最初は静か…徐々にヒートアップ!)

※読みやすいように意を変えない程度に修正しますm(_ _)m

「対中国外交…まあ、対中国大陸外交からすると、新段階上がった…と思ってんですよ…。で、旧い時代の…まあ中国大陸との外交って、(オクターブ声上がらせ満面の笑み)国内向けの睨みを効かせる為に、やってる訳ですよ…」
「…要するに生貢(せいこう)…生きた奴隷連れてって、そんで向こうの処から、金印だの、なんかだのもらって…そうすると、「ハ、ハハッ~!」つって、日本中の豪族達が、その中国大陸との関係…王朝との関係がある人に従うんですよ…」

土下座の真似までしてニコニコ話す磯田道史氏

もう誰も止められません笑

「…その代わり!…冊封関係つって、(※冊封体制の解説テロップ入る。…中国を宗主国とする国際秩序。周辺国は官職を授けられ臣下になる)…何か位(くらい)を貰って…子分に…中国の…(子分に)なります!みたいなんが、(引き換えに)含まれてるんですよ!…」
「…だけど!推古さんから新段階ですよ…冊封されてないんですよ、これ!!…」

磯田道史の熱弁に頷き聞き入るしかない3人。

「…なんか職(職階?)をくれ…とかも(推古は)言ってないんですよこれ。これから…あの…「仏教学ぶ為の人々を」送りますから、「知識」ください!「文字」ください!宗教的なアレをください!…と言ってるわけで…」

…確かに生貢でなく「仏教を学ばせる人」を送る…は明らかに違う。全く違う。
しかも断れない。

身振り手振りがいつもの3割増しな磯田道史の気持ちが伝わります。

「…(更に強い口調で)こりゃもう、明らかに違う段階で、いっしょに…この天の下の世界を仏さまの教えに基づいた立派な国にして行きましょう!…(その為に)私と仲良くしませんか!…という理屈で、(推古天皇は)やってってる。…」

真剣な表情を帯び、机に向かって繰り返し指を差し、力強く断言する磯田。

「…これは、物凄い新しいこと!凄いことなんですよ!!…うん…」

もはや凄みを漂わせ、推古天皇を大絶賛する磯田道史。
馬子ではなく、もちろん厩戸でもなく。
「推古天皇の偉大さ」を、ただひたすら称賛する磯田。

この時代に冊封体制に入らないで済んだことが、日本の将来…未来に繋がったと言いたいのだろう。断言したっていい。彼は間違いなくそのつもりで言っている。

そしてそれは「女性天皇」によって為されたと彼は全力で言っている。

もう言うまでもありませんね。
シン…として聞き入るスタジオゲスト全員司会進行も。
番組史上稀にしか見ない光景です。

これは10年以上に渡る人気番組の視聴者にも刺さる光景でしょう。ワタシが「画期的」と評するシーンの1つです。

彼のことです。島田三郎のことも「絶対に知ってる」と個人的には思っています。
なんたって、彼は専門は「江戸時代」と「明治」。
明治に関しては、天皇皇后両陛下に「ご進講」しています。

特に明治政府の「皇族に対する接し方、利用の仕方」には、かなり言いたいことがあるのが、著書や対談、番組でもつい口走ってたりします。

「中継ぎ」どころか「男の血が尊い」なる奇妙喜天烈な「現代での妄執」すら吹き飛ばす演説。

…思うとこ…ことがあるのだろう、きっと。

(女子アナ)

「仏教を利用して国造りを進めた推古天皇ですが、いよいよ「選択」に直面します。」

(ナレーション)

「30年以上に渡って玉座に座り続けた推古天皇。しかしその晩年、彼女は大きな問題に突き当たった…」
「近代化を進めたこの国を、誰に引き継がせるか。次期天皇を誰にするかという後継者問題だ。」

(テロップで「後継者問題」とでる)

「かつて自分が皇位継承をする時は、血で血を洗う争いが起き、何人もの皇子(みこ)が命を落とすことになった。このような悲劇は繰り返したくはなかった。…」「当初推古天皇が後継者に考えていたのは、甥の聖徳太子こと厩戸王だった。」

(法隆寺の映像と共にナレーション)

「太子ゆかりの寺、法隆寺。本尊は釈迦三尊像。その光背(こうはい)には、太子のことが、次のように記されている。」

(もちろん全てふんだんに映像使う番組。)

「上宮法王(じょうぐうほうおう)…上宮とは、太子の住んだ斑鳩(いかるが)の宮のこと。斑鳩を拠点に仏教信仰に努めた王のこと…」
「「和をもって貴しと為す」に始まる17条憲法を制定するなど、太子は仏の教えを実際の政治に具現化していった。」

「日本人の為の憲法原論」(小室直樹著 集英社インターナショナル刊)は、全力でお勧めします。この本で世界史(と言ってもヨーロッパ史ですが)の理解が深まりました。憲法はゆうに及ばす、ヨーロッパ史って面白い!と初めて思いましたから。

(義江氏)

ところが事件が起きる。
聖徳太子が突然死去してしまうのである。

ここで番組のテーマ「選択」が始まる。英雄 たちの選択 コンセプト(AI分析より引用)

歴史上の転換点において、英雄たちがどのような葛藤や判断をしてその「選択」を下したのか、その真相と背景に深く迫る。

・「選択」へのフォーカス: 英雄が成功した結果だけでなく、その背後にある「なぜその道を選んだのか」「他にどんな選択肢があったのか」を重視します。

・もしものシミュレーション: 「あなたならどうする?」という問いかけを通じて、当時の状況の難しさや、選択の重みを体験的に理解できる構成になっています。

・人間ドラマの追求: 英雄を神格化するのではなく、迷い、葛藤する一人の人間としての側面に焦点を当て、現代に生きる私たちにも通じる決断のヒントを探ります。

以上。

これは磯田道史の「歴史を学ぶとはどういうことか」の強い想いが基本にあります。

結果がわかっている歴史を「敢えて」選択体験をするのです。なので各分野から人を集める手法を使います。

それにしても…

磯田さん…聖徳太子に、コメントゼロですよ?興味尽きない…って確か最初に…笑言いたいこと言ってスッキリしたようです笑

続く。

9 件のコメント

    京都のS

    2026年3月25日

     「『十七条憲法』は役人の心得」、そうですよね。「ワタクシを棄てて公に向くは臣の道」って語ってますもんね。明治期の「欽定憲法」も同じ感覚で「国民の心得」を書いちゃったんでしょうねぇ…。戦後の「米定憲法」も同じ感覚で見るから「不磨の大典」になっています。嗚呼…。

    サトル

    2026年3月24日

    >mantnkunさん
    コメントありがとうございます
    (…というより、お待ちしてました笑)
    はい、磯田マニア笑としては、「そこ」わかって(感じて?)頂いて大変ありがたいです♪

    …で、御指摘のとうり、おそらく義江氏や番組(磯田さんも)側が一番?伝えたいことは、まさに「統一国家を築きあげるヴィジョンを描いたのは推古天皇」だということ…だと視聴した私も感じました。
    (番組サイドの引用資料も日本書記が全てです。)
    また厩戸に関しても、同じ(義江さんの解釈も)。
    そして最後にあるように、私も「愛子さまの立太子が実現」すれば、間違いなく、歴史学にかなりの変動が起きる!…と思っています。そしてそれは「明るい」空気が日本を覆うことになるでしょうし、磯田道史が早口で捲し立てる未来(笑)が目に浮かび…ワクワク笑する次第です。

    mantokun

    2026年3月24日

    サトルさん、お疲れ様でございます。
    磯田さんのあの独特の早口のしゃべりがそのまま脳内に浮かびました😂

    「日本書紀」の記述と当時の皇位継承ルールを重ね合わせて考えると、神祇に代わり仏教を礎とした国づくりによってローカル性を脱却し、統一国家を築き上げるヴィジョンを描いたのは推古天皇その人であり、厩戸王はそのずば抜けた仏教の学識を買われ、ブレーンとして重用されたのだろうと思います。
    執政の主体を女帝ではなく、女帝の身内の若年男性にすり替えられて語られてきたのは、この後の時代の皇極(斉明)天皇と中大兄皇子の関係とも重なりますね。

    さすがに、持統天皇を文武天皇や藤原不比等の傀儡と見るような学説は一般化しませんでしたが、持統天皇ほどの女傑のことさえ「中継ぎ」呼ばわりする倒錯した歴史観は、いまだに幅を利かせています。
    以前にも同じことをどこかでコメントしましたが、愛子皇太子が実現すれば、従来の日本史の解釈はかなりの部分で変動が起きると予想され、それがとても楽しみです。

    サトル

    2026年3月24日

    「十七条の憲法」は、役人の「心得集」です。憲法ではありません。「日本人のための憲法原論」ではその憲法がどのように成立していったか…を世界史(ヨーロッパ史)を元に、説明していきます。キリスト教がわからないと、わからない。まさに「目から鱗が落ちる(これも聖書からの表現)」本です。
    ちょっと分厚いですが、最初の50頁だけでも十分です。なぁに「目から鱗が落ちる」だけ。
    ダンケ~学者の本…「目が飛び出て落ちる本」に比べたら実に健康的です笑

    サトル

    2026年3月24日

    訂正m(_ _)m
    正しいのはこちらm(_ _)m

    退位に関しての失言はこちら
    https://dot.asahi.com/articles/-/128042?page=1

    でんでん…は前倒しになってしまいました💦
    でんでんがこちら
    https://w.atwiki.jp/seitei/pages/104.html

    です。

    サトル

    2026年3月24日

    奇遇…からの追記
    文中に磯田道史氏の「ご進講」にふれましたのでこちら。
    (AIより)
    歴史学者の磯田道史氏は、2018年に当時の天皇明仁・皇后美智子両陛下(現在の上皇上皇后両陛下)に御進講(講書始の儀など)を行っています。
    主なポイントは以下の通りです。
    進講の時期・内容: 2018年、「明治150年」を記念して、皇居で歴史に関する講義(御進講)を行いました。

    また「退位の礼」の際は、TVのゲストに呼ばれ、「歴史学者として、200年ぶりの光景をこの目でみることになるとは…」と、厳粛な顔つきて、食い入って画面に見入り、局が期待してた饒舌な解説が一切ない…ということもありました笑

    また「退位の礼」といえばこちら
    https://w.atwiki.jp/seitei/pages/104.html

    歴史に残る大失態。忘れてはなりません。高市早苗が私淑するだけのことはありますね。

    またこんなことも…

    https://www.tokyo-np.co.jp/article/473562

    そう「でんでん」事件。この答弁…「蓮舫さんの国会質問」の時なのです。

    でんでんさんにおかれましては、(役柄とは言え)是非、天海さまと、高市早苗を自白させて欲しいものです。

    こういうことを「シンクロニシティ」と言いまして、「Police」デビュー時からの大ファンのわたくしは、仕事終わったらスティングのアルバム聴かなきゃ…と思うのでありまする。

    京都のS

    2026年3月24日

     聖徳太子については、NHKには「聖徳太子」(本木雅弘×中谷美紀・池端俊策脚本:2001/11)という古代史ドラマがあり、劇中の推古女帝は大したことない扱いでした。今から創るなら池端氏も違った描き方をするだろうなと感じています。

    サトル

    2026年3月24日

    >京都のSさん
    コメントありがとうございます。
    そうですね。里中にも困ったものです。また里中の作品がキッカケで皇室に興味を持たれた女性サポーターもいらっしゃり、その「失望」はいかばかりか。また「持統の回」放送後、偶然里中と鉢合わせ、面と向かって失望を伝えたサポーターの方。その方からの「薦め」もあり、今回「俄磯田道史マニア」が書くのもまた奇遇かと。

    京都のS

    2026年3月24日

     サトル様、今回もありがとうございます。
     ゲストが里中満智子だったら苦虫を嚙み潰したような顔を晒し続けたでしょうね。何せ、かつて自分が同じような主張をしたけど男系固執派の圧力に屈して引っ込めたことがあるため、似た内容のことを嬉々として語る礒田に対しては屈折した思いが表情に出るはずです。
     聖徳太子には根強いファンがいますから、「偉いのは推古さんだ!太子なんて大したことない!」とは流石に言いにくかったのでは?と思っています(笑)。

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