文字起こし 皇位継承に関する各党協議会について 2026.4.15【日本共産党】全体会議は次回で幕引き?

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4月15日開催の全体会議後のコメントを、共産党の小池議員も出しています。

文字起こし 皇位継承に関する各党協議会について 2026.4.15【日本共産党】

今回および次回の議論の進め方についても伺える内容を文字起こしでお伝えします。

小池議員:先ほど、「天皇退位特例法付帯決議に基づく政府検討結果報告を受けた立法府対応全体会議」、長い名前ですけど、が行われました。申し上げたのはやっぱり議論の 進め方自体がこれはおかしいではないかと。これはもう各派の意見を聞く前から、2021年の報告書に沿って主要な論点は2つだと。
「女性皇族の婚姻後の身分保持」及び「配偶者と子の身分」と、「皇統に属する男系男子の養子縁組」っていう2点に 絞って議論するってやり方は極めて強引だと。

昨年の会議以来、衆議院、参議院と選挙が行われて新しい正副議長のもとで、やはり憲法に基づく議論 を、そして憲法学者などの有識者、国民の声もよく聞いて議論すべきだということを まず言いました。 その上でやっぱり最大の問題、重大な問題は、天皇は男系男子によって継承さ れるべきということが不動の原則になっているということ。

憲法では日本国民 統合の象徴であるっていう風にしてるわけで、そして主権の存する国民の総意に 基づくとなってる以上、これは多様な性を持つ人々によって構成されている日本 国民の統合の象徴である天皇を男性に限定する理由はどこにもないと。女性天皇、女系天皇を認められるべきであるという こと言いました。

それから、憲法第2条が皇位を世襲のものとしていることについて、憲法制定時に、なぜ皇男子孫ということを省いたのかということ について、根本的な支障がない限り男女の差別を置かないというのが憲法の 考え方だという風に答弁してると。この憲法の成り立ちを無視するような議論は許されないではないか。

さらに皇統に属する男系男子の養子縁組には重大な問題があると考えると。2005年の小泉 内閣の際、安倍内閣官房長官の時の有識者会議では、旧皇族の皇籍復帰というのは国民の理解と支持、安定性、伝統のいずれの視点から見ても 問題があるという風に否定されたものなわけです。

11宮家とおっしゃいますが、2005年の報告書でも、今の天皇との共通の祖先は約600年前まで遡ると。室町時代まで遡ると。そうした方を国民が皇族として受け入れることができるんだろうかと いうこと。国民の理解と支持を得ることは 難しいと。これは私の感じていることで、皆さんも感じてると思うんですが、やっぱり男系男子の継承のための努力、すなわち男子を生むことはひたすら強制さ れるということがあっていいのだろうかと いうこと。

最後にどの世論調査を見ても国民の大多数が女性天皇に賛成していると。今日の世論調査でも6 割が賛成というのが出てたようですけども、やっぱりこうした国民世論を無視して世論に背いた議論をすることは許されないのではないかと。日本国憲法の条項に照らして合理性を持つ女性天皇について正面から議論すべきだということを申し上げました。

各党それぞれの立場で発言をされ ておりました。やはり女性天皇を認めるべきだということを言われてた会派もございました。それはそれぞれの会派に聞いていただければと思います。

見過ごせないのは、衆議院議長が「この特別国会で皇室典範の改正を実現したい」そのために今日の会議では中道改革連合がまだ党内の議論 がまとまっていないという発言をされたんですね。そのことを上げて、もう1回 会議をやって、それまでに中道改革連合には党内の意見をまとめていただいて、その会議を受けて、正副議長で取りまとめを行いたいという言い方を最後の締めでされました。

これはですね、あまりに拙速であり、私たちが提起したのは憲法問題ですから、やっぱり憲法に照らしてどうなのか という問題提起をしたにも関わらず、それをまるで無視するがごときやり方で、この特別国会で皇室典範の改正を行う。

国民の中ではやはり女性天皇認めようっていう声が 多数な中で、やっぱり数の力で押し通す ような問題ではないのではないかなという風に思います。冒頭、私がこの発言で 申し上げましたように、憲法学者であるとか、幅広い国民の声を聞いて、国民の総意に基づく制度としての天皇のあり方について国民的な議論を行うという ことをもう1回、仕切り直してやるべき だという風に思います。私からは以上です。

NHK:今回テーマとしては、1つ が女性皇族が婚姻後も皇室に残る案、もう1つが旧宮家の男系男子を養子に迎える案。これについて、賛否いかがですかということだと思うんですけれども、賛成反対という設定が、そもそも違うのであれば、それでも伺えればいいんですが、この2 つの案について共産党さんとして、今回 、賛否はどのように表明されたんでしょうか?

小池議員:この2 つの案についての言及は特にしておりませんが、後半はしてますよね。養子の問題については、これは後半で言ってる通りで、これ重大な問題があるということを言っております。

大前提として、女性天皇、女系天皇っていうことを排除して、男系男子ということを前提としてるから、その男系男子という前提のもとで皇族数を確保するという議論として女性皇族が婚姻後も皇族に残るという提案がされてるわけで、その大前提が、やっぱり違うでしょうということだと思います。

後半の皇統に属する男系男子の養子縁組については これは国民的な理解が得られないので はないかという問題もさらにあるということであります。いずれにしても、今、論点として2つという風に提起されてる。いずれもやはり男系男子ということに絞った不動の原則とした議論の上に行われてるってことに最大の問題があるという風に考えております。

NHK:そうすると女性皇族のところはやはり正面から女性、天皇系天皇を議論すべきだというご意見であり、男系男子を養子に迎えるってことについては問題がある。つまり、これはそもそも反対だと。

小池議員:これは完全に女性天皇、女系天皇を否定する議論になると思うんですね。 前半のものについては、女性天皇というのを認めるという議論の上での婚姻後も皇室に残るということについては、あり得る議論だと思いますが、前提が やっぱり違うと。議論の前提が違うというのは 私たちの今日主張した中身であります。

NHK:1案目については正面から議論 をやると。2 案目については、理解を得られない。

小池議員:2案目もやっぱり女性天皇、女系天皇を認めるという議論を、まずするべきでないかということですよね。それが必要だ。それが国民の多数の世論ではないかと。国民の総意に基づく天皇という制度で言えば、その議論こそやるべきだということだと思います。

質問:今日、賛否を各党派がそれぞれ、お話されたっていうことなんですか?

小池議員:そうですね。そういう発言をしたところもあります。だから、各党にに聞いていただいた方がいいかなと。

質問:共産党さんはさっき今おっしゃったように、(議論の前提がやっぱり違う)という話されたってことですよね。この 2 点に関しても、賛否というよりは従来のお立場を説明されたってことですね。

小池議員:まずはやっぱり女性天皇についての議論をしっかりとやるべきだと。後半の一点、後半の皇統に属する男系男子の養子縁組については、明確に重大な問題があるということを指摘しました。

質問:会議の流れを教えていただきたいんですけど、各会派でご発言されて、その後って…

小池議員:何もなし。最初に議長が挨拶をして、「特別国会で是非、皇室典範の改正を実現したい」というようなことを冒頭おっしゃった。それで橘さんという元衆議院の法制局長、今顧問ですかね、この間の議論の経過ということを、まとめたものを発言をされ、その後、会派ごとに5分間ずつ意見表明を それぞれしていくと。

全部終わったところで、議長が最後に発言したのが先ほど私が言ったように、中道改革連合について党内の議論がまとまっていないようなので、次回までに。 5月というような言い方をしてましたけど、次回に中道改革連合の意見 を聞いて、その上で衆参の議長副議長で取りまとめを行いますというような、最後の発言があって終わったと。クロストークというか、質問し合うみたいな場面は一切なかったと。

質問:自民党の発言を確認させていただきたいんですが、自民党には1案、2案…

小池議員: 自民党は1 案について、前半は賛成、女性皇族の婚姻後の身分保持については賛成。配偶者と子の身分は皇族とはしないというような趣旨のことを言われていたと。それから皇統に属する男系男子の養子縁組ということについては賛成という ような趣旨で言われていました。

中道改革連合は、配偶者と子の身分のところについて意見がまとまっておないというようなことだったと思います。 正確には直接聞いていただいた方がいいかと。

質問:今後の進め方、先ほど来、この特別国会でっていう話があったということですが、先ほども少し言及されましたけど、次回 5月っていう言い方をされた?

小池議員:うん。確かね、5 月というような言い方をされたと思いますけど。(議長が仰った?) 要するに今国会の会議というのはこうこうだから、まあ 5 月ぐらいにはみたいな、そういうイメージでお話をされたという風に私は理解してます。議長がブリーフやってると思います、多分。

質問:一応ご理解としては、それをもって、もう全体の…

小池議員: あの発言から言うと、なんかそれをもって議論は終わりという風に皆さん受け取っていたと思います。私も田村委員長も、隣に座っていた(社民党)福島さんもそういう理解でした。ちょっとそれは如何なものかっていうことを言いたいと思います。

質問:女性皇族の婚姻後の身分の部分について、女系天皇ありということを前提とすれば、これは共産党さんの立場としては、配偶者や子にも皇族としての身分を与えていくことには賛成という…

小池議員:それはそういう風になりますよね。論理的にはね。

質問:次は5月という話でしたけれども、とりあえずこの日程については、異存なしというか、次も参加されるというか…

小池議員:もちろん議論には参加するつもりですが、それで打ち切るってことについてはその場で強く反対をしたいと思います。引き続き議論すべきだし、議論の枠組をやっぱり、元に戻すということが必要だという風に主張することになると思います。

NHK:そうすると共産党さんのお立場としては 1 案目については、正面から議論、女性天皇を正面から議論、ちゃんとしろっていう話と…

小池議員:いや1案も2案も含めて まず全体の議論を、女性天皇、女系天皇を認めるということを正面に据えて議論をすべきだということですね。しかもそれに加えて2 案っていうのは、これはこういう問題がありますよと。

NHK:もう重大な問題って、もう明確にこれは反対ということで宜しいですか?

小池議員:反対ですよ。 これは国民的な理解は得られないという風に、これは小泉内閣の時の報告書でも明確に言ってるわけですから。これはしかも、もう明らかに男系男子ということに、大前提とした議論ですからね。そのために無理やりやってくような話ですから。これはもう到底認められないと いうのが考え方です。とにかく大前提としてやっぱり女性天皇を認めるっていう議論を正面に据えた議論こそ必要だと。それが憲法に即した天皇の制度のあり方の議論であると。私たち憲法をあくまで中心に据えた議論をすべきだということですから。

質問:皇族数確保という観点から言えば、女性天皇とか女系天皇を認めることで、これは解決できるだろうという考え方ということですか?

小池議員:皇族数を確保するかどうかっていうことで議論立てをしてるわけじゃないんで、まずは天皇の制度のあり方がどうなのかっていう立場での発言をしてるので。結果として女性天皇、女系天皇を認めれば 皇族数の確保につながるということだけども、そのためにやるというのではなくて、要するに国民の統合の象徴である天皇という制度から見て、やっぱり男性だけに限る合理的な理由はないっていうのが基本的な立場です。

4月15日全体会議は、各党会派の意見表明を5分ずつ行ったのみで議論なし。
次回は5月、中道の意見聴取をして、後は衆参正副議長での取りまとめで
幕引きされようとしているというのが、小池議員の見たてのようです。

全体主義極まれりといった様相を呈してきた全体会議で
鍵を握るのは、やはり長年、皇統問題に携わってきた
長浜議員を擁する立憲と、野田議員を擁する中道。

産経新聞:全 13党会派参加してるかと思うんですけれども、立憲民主党は、中道改革連合さん、公明党さんと、いろんな政策ごとに、一緒にプロジェクトやったりされてますけれども、その中道さん、公明党さんとの意見のすり合わせていうのを、この1ヶ月の間行ったりすることはありますでしょうか?

長浜議員:これから、それあるんじゃないでしょうかね。それに限らず例えば意見を聞きたいという、仮にそういう党会派があれば いつでもそれは総意をまとめるという作業を拒否するわけでは全然ありませんから、それはもちろんだと思いますし、今ご質問のように、距離感から言えば、中道と公明と色々まず話しなきゃならない でしょうね。

産経新聞:三党で一緒の見解を出すというそういったことはあり得るんでしょうか?

長浜議員:どうでしょうかね?それはちょっと分かりませんね。

産経新聞が質問したのは、立憲、中道、公明での意見のすり合わせが行われたら、
男系固執派にとっての脅威になり得るということ。

産経新聞:新たな有識者会議が必要だということなんですけども、国会でも議論が始まって 4年近く経つんですけれども、新しい有識者会議ができると、さらに時間がかかってしまうんじゃないかなと思うんですよ。政府の有識者会議も含めてなんですけど、皇族数の確保、喫緊の課題だという指摘がある中に、ちょっと逆行するんじゃないかなと思うんですけど、その辺り如何でしょうか?

長浜議員: 確かな道が近道って、一見遠回りのように思うけれども、やっぱり核心、コアの部分の問題に集中してやることを避けてたとしたらね、避けてたとは 言わないけど避けてたとしたらね、なかなか会議は開かない、開けないし 進行もできなかったので、今の議論の状況の中において皇室典範の改正を今回、国会でやってしまおうというのは、ちょっとあまりにも、高市さんの言葉を借りるとしたら、それはちょっと不敬じゃない かね。

新たな有識者会議、または平成の有識者会議の報告を再確認し、
付帯決議に基づいた議論に立ち返るために、次回での幕引きなど
絶対にさせてはなりません。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

2 件のコメント

    SSKA

    2026年4月18日

    議題の設定がそもそも間違っていると言う真っ当な正論です。

    mantokun

    2026年4月18日

    まいこさん、いつも大変な分量の文字起こしありがとうございます。
    そして、やはり皇位継承問題で一番真っ当なことを言っているのが共産党という、なんとも逆転した状況になっていることがありありと伝わってきます。

    予想できていたこととはいえ、ようやく1年ぶりに始まった皇位継承に関する全体会議は、” 男系男子が不動、養子案で決め打ち、中道は男系で話をまとめてきてくださいね、以上!” でしかなかったとは。森議長のあの50%を切ってる云々は、皇室と国民を舐めくさっていたからこその発言だったんですね。私みたいな、過去十数年一度も自民党に投票していない有権者からすれば、「皇室の先行きを決めるのはお前らじゃないんだよ、思い上がるのもいいかげんにしろ!」と言いたくなります。

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