全体会議に際し、朝日新聞が記事を出しています。
女性皇族が周囲に語った思い 皇族数の確保めぐり、当事者の意向は【朝日新聞】
ある女性皇族「幼少期から、結婚したら民間に出ることを前提にしてきた。それが女性宮家の議論が本格化してからは、皇室に残るのか、皇室を離れるのか、先行きがはっきりしないまま、時間だけが過ぎていった」「皇室に残るかどうか、女性皇族の間でも考えは様々だと思う。それぞれの意向に沿った人生設計を考慮して欲しい」
故・園部逸夫さん著「皇室法入門」「(天皇家の後継ぎ問題は)天皇家にとっては、その本質にもかかわる誠に重要な問題」「何らかの形でそのご意向を確認し、少なくともご意向に反する制度にすることは避けることが、将来天皇制度を長く続けるためには望ましい」
所功・京都産業大名誉教授「政府が聴取したご意向の公表は慎重に検討すべきだが、当事者不在の制度改正では絵に描いたモチとなりかねず、政府がご意向を確認することは当然だ」
宮内庁黒田長官は4月の記者会見「何らかの制度改正がされた場合には、その内容に即して皇室の方々のお気持ちも十分に踏まえながら、できる限りの努力をしていく」
河西秀哉 名古屋大学教授=皇室・近現代史 コメント
天皇や皇族は国政に関与することができないため、制度設計に関する問題には発言できないものの、一方でこの問題は家族の問題でもあります。皇室の「公」と「私」の区別が難しいということが、ここにあらわれています。
とはいえ、天皇や皇族は生身の人間です。それぞれには意思があります。記事にもあるように、これまでどう育てられてきたのか、本人たちの将来はどうなるのか。様々な思いがあるのではないでしょうか。養子の対象となっている旧宮家の男子も同じです。観念的な制度設計にならないように、意思を持った人間の今後を左右する制度を設計することの意味を、政府も国会もきちんと意識した上で、議論を進めてほしいと思います。
女性皇族の御結婚後の身分保持案が、昨年、麻生氏と野田氏の先行合意となった際は
御意向に従って決めていただくということだったと思います。
また、「結婚する女性皇族の夫と子の身分について、皇室会議の議に委ねる案」を
野田氏が提案していたにも関わらず、麻生氏が受け入れなかったという経緯もありました。
「何らかの制度改正がされた場合には、その内容に即して皇室の方々のお気持ちも十分に踏まえながら、できる限りの努力をしていく」
どのような制度が作られようとも、生身の人間でいらっしゃる皇室の皆さまのお気持ちを踏まえたものでなければ、宮内庁は「事実上の拒否権」を、発動することになるのでしょう。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ