全宇宙で大須賀さんが取り上げている落合恵美子(おちあい えみこ 専門は家族社会学、ジェンダー論、歴史社会学)氏の論考を現代ビジネスのサイトで読みました。
皇室典範改正で皇室の「中国化」が進む可能性…じつは「父系相続」は「日本古来の伝統」ではなかった【現代ビジネス】
これを読んでくださっているあなたに質問です。あなたに娘さんしかいないとします。あなたの財産を相続し、あなたの家族を継承してほしいのは、あなたの娘さんですか、それともあなたの(あなたが女性ならあなたの夫の)兄弟の息子さん、つまり甥御さんですか?
(中略)
婿養子とは女系により家の連続性を確保する女系相続である。家督相続適齢期の息子はいないが娘はいる世帯は婿養子、どちらもいない世帯は婿ではない普通の養子を取るという原則が、ほぼ法則的に適用されていた。普通養子には男系や女系の親族に加え、全くの他人も含まれる。
この自由さは、「異姓不養」がルールだった中国や韓国の方々には驚きである。婿養子の話をしたとき、「乱倫」と眉をひそめられたこともある。考えてみれば息子になった養子と娘が結婚するのだから、近親相姦のタブーを犯している。「同姓不婚」にも抵触する。
(中略)
ひとことで言えば、父系制は古代日本の「鹿鳴館」だったのだと思う。先進文明国に学び、自分たちもあなたたちと同じ文明国ですよと示すために模倣したという意味で。古代日本にはヒミコという女王がいたが、そもそも氏族(しぞく)の長に女性が就くことは例外ではなく、古墳に埋葬された女性も多かったことが明らかになっている。氏族は父系の親族集団ではなく、父母双方のつながりをたどる、いわゆる「双系的」な集団だった。8世紀の奈良時代の天皇の男女比は五分五分だった。しかし中国から律令制度を導入したのをきっかけに、9世紀には支配層の氏族は「父系化」したと言われている。
異姓不養(異姓の者、すなわち祖先を同じくしない者は養子にしてはならないという中国の礼制上の原則。養子は祖先の祭祀を維持するためのものであるが、祖先は自分と男系の血を同じくする子孫が祭らなければならないという思想に基づいている)
同姓不婚(姓が同じである男女の通婚を避けるという中国古来からの原則。〈姓〉という字の意味からも厳密にいえば,同一祖先から男系の血を分けた者どうしの通婚を忌むということ)
非常に秀逸な質問から、「女系」を糾弾する保守派が如何に
「中国化」に陥っているかが克明に記され、日本の伝統は
双系継承であることが示唆されています。
「 皇室を狙う情報工作は中国発だった 」【櫻井よし子オフィシャルサイト】
大陸から離れた日本は、西端のヨーロッパと共に、父系的変容を受けつつも双系的な伝統を保ち続けたことにこそ独自性がある。両地域での女王や女性天皇の出現はその証なのである。
今、皇室の「父系化」を完成させることにより中国文明圏の一部として自己定義するのか、独自のアイデンティティをもった社会として21世紀を生き抜いていくのか、重要な決断を迫られているのではなかろうか。
国民はすでに、安定的皇位継承についての唯一の道が分かっています。
あとは国会議員がアップデートするだけです。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ