皇位の男系継承は「2600年以上の伝統」か 識者が与党幹部に異論【朝日新聞】

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愛子さま排除法案の衆院審議における発言への異論について、朝日新聞が報じました。

皇位の男系継承は「2600年以上の伝統」か 識者が与党幹部に異論【朝日新聞】

自民・小林政調会長
「皇位の男系継承は2600年以上にわたって先人たちが守り抜いてきた皇室の伝統です」

思想史の立場から皇統論を研究する中央大学の大川真教授
・皇位の男系男子の継承は絶対的な原則ではなく、皇位が限られた範囲の一族で継承されてきた結果
江戸時代まで「男系」「女系」はなく旧皇室典範が制定された明治期から
男系男子の継承だった欧州や、家父長制的な考え方などが複合的に影響
・「万世一系」も幕末に登場 
「それ以前にも似た概念はあったが、『例外なき男系継承』ではなく、『天皇家が他の氏族に取って代わられることがなかった』という歴史認識を意味するものだった」
「思想史の知見が生かされず、皇位継承のあり方が時代に応じて変化してきたことがあまり知られていない」
「歴史上のケースを、それぞれが自らの政治、信条に合うように解釈しており、多く国民の分断を招いている」
初代の神武天皇は学術的に実在が確認されていない
「皇位が2600年にわたり続いてきたとされる考え方は、先の大戦で国民を戦争に駆り立てた『皇国史観』の根幹であり、法と政策を審議する国会審議で用いられるのは不適切だ」

明治天皇が承認した皇統譜はアマテラスからのびた系譜が5代後の初代の神武天皇へと直系でつながる
お茶の水女子大学客員研究員で、宮内庁書陵部の前編修課長、鹿内浩胤(ひろたね)氏
「2代目は弟との『誓約(うけい)』という占いにより生まれたが、アマテラスの子と定められた。2代目への継承は『女系』継承と言えるのではないか」
「もし『男系』でなければ統治者の資格がない、とするならば、アマテラスの神勅そのものを否定してしまうことにもなる」

鹿内氏の言説は、まさに小林よしのり先生が
天皇論シリーズで描かれてきたことですね。

本日の参院における審議においても、山谷えり子議員が同様の発言をしていました。

今年は皇紀2686年。 2600年以上にわたり、連綿とつながれてきた我が国固有の皇統の伝統と歴史。先人たちが守り抜いてきた皇室の伝統は重く美しくその前で今も生きる私たちは謙虚でありたいと思います。

静謐な環境で唱えられていた歴史学的に完全に否定されている
男系継承は2600年が国会中継されている状態で言い放たれてしまったことに、
厳然と立ち上がって下さった識者お二人と、報道した朝日新聞に感謝します。

朝日新聞 お問い合わせ

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

追記 本日の朝日新聞の記事に関連して、
S博士さんより愛子さまトークにコメントいただいています。

S博士さん:本日7時配信の朝日新聞デジタル「皇位の継承は「2600年以上の伝統」か 識者が与党幹部に異論」は、必読かと思います。前編修課長が最後に登場し、短いですが本質的なことをコメントしています。この記事に写真が載っている皇統譜について前編修課長は、別途長文の論評を近日中に発表すると聞いています。

Shiraさん:S博士様、いつも貴重なご報告ありがとうございます。朝日新聞デジタルで当該記事を読んできました。皇統譜の写真とともに大川真教授の話も掲載されており非常に示唆に富む内容でした。 鹿内氏が、世系第二に当たる2代目はアマテラスの弟スサノオとの誓約により生まれたが、アマテラスの子と定められたことを指し、「2代目への継承は『女系』継承と言えるのではないか」と指摘されていたのは、まさに小林よしのり氏が著書『天皇論』で描写されていたことと同じです。宮内庁書陵部前編修課長という方が同じことを女系の根拠として挙げられたことを心強く思います。 近日中に長文の論考を発表されるとのこと、お待ちしております。

S博士さん:小林先生が既に御見解を公表されていたことだったのですね。知らなかったと思うので、本人に伝えます。恐縮すると思います。皇統譜の現物の写真と共に「女系」継承だと述べたところに、遅ればせながら意味はあるかと存じます。

実はアマテラスの上にも線が延びており、読者の皆さんは気になると思うのですが、前のページにイザナギ(男神)とイザナミ(女神)が並んで記されていて、それぞれから出た線が一本になってアマテラスにつながっている、すなわち「双系」継承を示しているのです。皇室の始まりは双系⇒女系継承だったということを記紀神話に基づいて明治政府が確定、それを明治天皇が承認し、その皇統譜を正式なものとして現在も政府(宮内庁)が尚藏(保管)しているということです(宮内庁に情報公開請求すれば誰でも閲覧可能)。この皇統譜の作成は明治28年(1895)で、皇位の「男系男子継承」を法制化した明治憲法・旧皇室典範が制定された明治22年(1889)より後だというところが重要です。明治政府は男系男子継承という「近代のルール」を遡及させて皇室の系譜を書き換えるということをしなかったのです。

男系派は「神武天皇からの歴代天皇は例外なく男系継承」と言い続けるでしょうが、天皇が地上世界を統治する正当性の根拠である「天壌無窮の神勅」はアマテラスからその子(アメノオシホミミ)・孫(ニニギ)に授けられているわけで、アマテラスからアメノオシホミミへの「女系」継承の否定は、その後の天皇統治の正当性をも同時に否定することになるとコメントの最後で述べられています。

それと、ニニギの御陵が高千穂峰のある日向(宮崎)ではなく薩摩(鹿児島)にあると皇統譜に記載されているのを不審に思った方もおられると思いますが、その理由もいずれ書かれると思います。

夏祭り動画に寄せられたコメント

S博士さん:11宮家の男子は新憲法下の5ヶ月間、皇位継承権を有したから、皇室の養子になるのは問題ないと政府は言うが、新憲法施行前に離脱させる予定が、一時金の支給のことで政府とGHQが揉めて5ヶ月離脱がずれ込んだだけ。政府があえて新憲法下でも彼らの皇籍を残したわけではない。当時の国会で宮内府次長がこのことを明確に答弁している。

宮内庁職員へのお声がけの違い。昭和天皇「○○、ありがとう」 上皇陛下「○○さん、ありがとう」 今上陛下「○○さん、ありがとうございます」

宮内庁幹部、現役だとなかなか公に発言できないが、OBは声を上げだしている。

2 件のコメント

    mantokun

    2026年7月15日

    まいこさん、早速の記事ご紹介と、S博士さんと私のコメントまで含めての付記もありがとうございます!

    朝日新聞宛に以下の意見をお送りしました。

    ****

    皇室典範改正議論について、神話と歴史を混同し、しかも現在歴史学では完全に否定された「神武天皇以来、例外なき万世一系」などという間違った説を国会で、国会議員が平然と述べていることに背筋が寒くなる思いです。

    本日の参院特別委員会でも日本保守党の百田議員は、質問ではなく自分の考えを話すと前置きして、同様の「偽史」を披露しながら、女性皇族のお子様が皇位継承することを「危険」「リスク」などと滔々と述べ続けていました。いやしくも2020年代の先進国で、国会議員が国会で話していいことなのかと目と耳を疑いました。

    大川真教授、鹿内浩胤氏の論考は、こうした男系継承に固執する者たちの意見が、いかに歴史を無視した、自分たちの思想信条を正当化するためだけの詭弁であるかを見事に暴いておられました。貴重な「皇統譜」冒頭の写真まで掲載された当該記事は、養子案推進派が嘘とでたらめばかりの偽史を撒き散らすなかで、重要なカウンターパンチになっていると思います。

    「天皇家が他の氏族に取って代わられることがなかった」ことこそ「万世一系」という言葉の真の意味であり、例外なき男系継承を意味するものではないということは、もっともっと広められるべき論です。
    鹿内氏が「2代目は弟との『誓約』という占いにより生まれたが、アマテラスの子と定められた。2代目への継承は『女系』継承と言えるのではないか」と指摘されたことは、漫画家小林よしのり氏がかねて「皇統は天照大神という女神から始まっているのだから、そもそも女系ではないか」と指摘されてきたこととも通じます。

    新聞各紙のご報道は、今回の皇室典範改正議論で非常に大きな力を発揮されており、心強く思っております。皇室をお守りし、国民の総意である愛子さまの皇位継承を実現すべく、今回の皇室典範改悪阻止に向けて、継続的なご報道および輿論喚起をお願いいたします。

    daigo

    2026年7月15日

    朝日新聞に感謝のメッセージと意見投稿しました。

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