「神武天皇論」:兄猾(エウカシ)と弟猾(オトウカシ)

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連載「神武天皇論」最新回です!

314章 兄猾(エウカシ)と弟猾(オトウカシ)

本日発売の週刊SPA!に掲載されています。
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11 件のコメント

    希蝶

    2026年9月29日

    やはり、こちらにも投稿しておきます(次号発売も、間もなくですが…)。
    兄猾の仕掛けのある家で、磐余彦たちを殺そうとする話、何だか江戸時代の
    宇都宮釣り天上事件」のようだ、と感じました。
    次号で、結末がどう漫画化されるのか、楽しみです。

    mantokun

    2026年9月22日

    今回、のっけから登場した贄持之子が…見た瞬間◯◯◯さん?と声が出てしまうくらいにそっくりで、笑ってしまいました。国津神たちはいかにも地方の土着の民といった泥臭さがあり、天津神たちの端正で神々しい雰囲気とは明らかに異なるよう描き分けられているのが面白いです。そして、喋る八咫烏のつぶらな瞳が可愛い!

    こうして見てみると、神武天皇は長髄彦に苦戦し、続く戦の中で次々に兄を失い、しまいに毒気にやられて倒れてしまうなど、決して武力に優れた人物ではないんですよね。といって圧倒的なカリスマ性で首長たちを服従させているわけでもなければ知略が人並外れて優れているわけでもなく、それでもイワレビコが東征を諦めないのは「天照大神の加護を受けている」と本人が信じられているから。

    私も先日、「オデュッセイア」を鑑賞してきたのですが、オデュッセウスは “故郷への帰還”、イワレビコは “新天地を求めての旅立ち” と、そもそも旅の目的自体が異なることに加えて、オデュッセウスは旅の初っ端から海神ポセイドンの怒りを買い、罰として苦難に遭い続け、イワレビコは太陽神アマテラスの加護の下に苦難を乗り越えようとするなど、色々と対照的な点が多いことに気づきました。

    原作の叙事詩「オデュッセイア」自体が、漂流していた時期の不思議な話はオデュッセウス本人が語る形になっているので、映画はそれを忠実に映像化したとも言えますが、人間は役者が演じていてリアルな分、一つ目巨人や人間を獣に変える魔女、砂浜で蘇る死者たちの描写が唐突に思えたのも確かです。
    もしかしてこれらの摩訶不思議な場面は、部下を失って心を病んだオデュッセウスの妄想なのでは?と、鑑賞しながらどこか冷静に突っ込んでしまったのは、VFXが発達したことで、非現実をリアルに描いた映像を観客側がすっかり見慣れてしまったせいかもしれません。

    でもこれが漫画だと、イワレビコが神々の加護を受けて窮地を切り抜け、天照大神の助けで神剣を得て、八咫烏の導きによって国津神たちと出会う数々の不思議な場面は、同等にリアルなレイヤーで描かれます。リアリティラインが揃っているからこそ、逆に漫画の方が作り事めいて見えない気がします。
    日本人が独自に発展させた、視線移動を活かしたコマ割りで描かれるストーリー漫画は、巨額の制作費を費やして作られるハリウッドのスペクタクル映画に匹敵する偉大な創作手法なんですね。

    「神武天皇論」では、美しく神々しい天照大神が現れたかと思えば、現代のヤクザを彷彿とさせる凶悪な顔面のエウカシに、女なのかオネエキャラなのかいまいち判別のつかないオトウカシがセットで現れ、イワレビコの東征という地続きのストーリーとして描かれます。
    映画「オデュッセイア」は最後、神の掟を破った主人公が自らを追放し、失った仲間たちを弔うために旅立つという、神々の時代の終焉を感じさせるシーンで締めくくられていましたが、「神武天皇論」を読むと、神の子孫であるイワレビコはずっと神と共にあるんだなと思います。
    日本には今も、天照大神の天壌無窮の神勅を拠り所として天皇が存在しているのだから、神と人が共に在る時代が今もゆるやかに続いているのかもしれません。
    「オデュッセイア」との違いに注目することで、日本神話への興味がますます強まりました。次回も楽しみにお待ちしています!

    コチャコ

    2026年9月19日

    「神武天皇論」最新号読みました!イワレビコ一行が服従させていった「国つ神」の姿が、原始的な山の民でありながら妖の様な風情もあるのが面白く感じました。昔話の絵本に出てくる巨人の原型でしょうか。
    穿邑の兄猾(エウカシ)はまた異形な顔面で、褌がまたすごい!どんな戦いになるのか、大きな罠で続きが楽しみというか、どんな有様になるのか戦々恐々ですね。
    一瞬妻か娘かと勘違いした弟猾(オトウカシ)ですが、古代の表記の兄弟は血の繋がりを意味していない話で愛し合う男女を意味する「妹背」を思い出しました。
    血の繋がりがなくても年長者を兄さん姉さん呼びする業界もあるし、教え子を「弟子」と呼ぶし、そうした感覚は古代から繋がっているのだなと思いました。

    ひとかけら

    2026年9月19日

    神武天皇論最新話ようやく拝見しました。
    道半ばで会う神々たちは個性的な見た目ですが何処か人間臭い所と敬語をイワレヒコに使っているのが可笑しいなと思いました。
    しゃべる八咫烏のようなキャラは色んなアニメや漫画で見ていますが道案内だけではなく戦況や敵国の分析も行う所を見ると相当賢いなと感じます。
    戦力差の有る敵を迎え撃つために奸計や罠を仕掛けるエウカシは一筋縄ではいかない相手でそんな兄を酷評するオトウカシも美女?キャラで面白いです。「ニャヒヒヒへへへー」という笑い声は初めて聴きました。

    枯れ尾花

    2026年9月18日

    神武天皇論、最新回読ませて頂きました。
    これまでは比較的に整った容姿の登場キャラクターが多かったように感じておりましたが、今回初登場した国つ神達には先生ならではの、「一度見たら忘れん」くらいのインパクトがありました。顔の美醜だけでなく、そのキャラの内面まで表わされた造形を描かれる先生はやっぱりすごいなあと改めて感心しております。
    先生が、最近ブログで「オデュッセイア」のことをよく話題にされてますし、今日も西洋人のアイデンティティと対決する日本人の誇りをかけた作品だと神武天皇論について書かれておりましたが、私も先日オデュッセイアを観てきました。そのうえでこの西洋人の・・・という文言の意味を想像しながら引き続き楽しみにしております。

    希蝶

    2026年9月18日

    今号の「神武天皇論」ですが、思いついたままに。
    兄宇迦斯(兄猾)。弟宇迦斯(弟猾)のヴィジュアルに驚きました。どちらかというと、倭建命に登場する熊曾建兄弟みたいなものを想像していました。
    兄弟ではないという話は、よしりん先生の話を聞いて、納得しました。
    時代は後になりますが(それこそ神功皇后の方に近づくのですが)、『日本書紀』の出雲振根・飯入根の話なども、そうだったのかも、という想像もしています。
    兄磯城・弟磯城は、どんなふうに描写されるのでしょうか、楽しみです。

    キャラと言えば、贄持之子のキャラにも、くすりとしました(ごめんなさい…(^_^;))
    石押分之子も、こうなるのかな、という感じです。
    なお、井氷鹿(井光)にも、女神説があるそうです。

    烏も、鸚鵡や九官鳥同様、人の言葉の物真似をするそうですが…何だが、おじゃる丸の電ボみたいだな、とか思いました。
    こんなところです。

    京都のS

    2026年9月17日

     「神武天皇論」の最新回を拝読しました。今回は2つの意図が明確に読み取れました。「兄弟に血縁関係があるとは限らないし性別にも囚われないこと」と「反ルッキズムへの反逆」です。前者は血統主義そのものがシナ儒教に毒された考え方であることを教えてくれ、後者は行き過ぎたルッキズム批判が人間の本能を狂わせることを教えてくれます。特に後者は、いつぞやの1ページ丸ごと「小野悦男」を描いた回を思い出して笑いました。
     それから、3名の国つ神が一々可笑しい描写で笑いましたが、光る井戸から現れる井氷鹿が女性神じゃなかったことが残念でした。井戸から現れると言えば貞子でしょうと(笑)。また井光(井氷鹿)が伊加里姫じゃないことも残念でした。

    あしたのジョージ

    2026年9月16日

    神武天皇論の最新回を読みました。
    イワレビコ一行が八咫烏に導かれて目的地に着く途中に3人の国つ神に出会う話でしたが…それにしても八咫烏は喋れるんですね~🐦‍⬛
    井氷鹿と岩押分之子と出会ってイワレビコ一行に従順な感じでしたが、エウカシはなんか反抗的な感じですね~
    エウカシが殺人御殿を作ってイワレビコ一行をお出迎えですが…それにしてもエウカシは醜い姿と根性でルッキズムの真逆の人ですが…ルサンチマンの塊かもしれませんね~🤔
    さて次回はどうなることでしょう。

    ゴロン

    2026年9月16日

     八咫烏はただの道案内ではなかったのですね。話ができるのはびっくりでした「・・ガァッ」も味があっていいです。
    出会う国つ神それぞれの作りこまれた容姿も出現場所も興味深い。「岩押分之子」は、そのまんまやん!と思ってしまいました。
    そして、すっごい強面のエウカシとオネエ風のオトウカシのビジュアル。「エ」と「オト」のことは、以前の「愛子天皇への道」の生放送で聞いでいましたが、小林先生とトッキーさんの議論の行き着いた答えに、こう来たか!と流石だと思いました。エウカシは頭も冴えてるようです。下半身が気になりますが。
    これはイワレヒコ一行、またもやピンチです。

    ダグドラえもん

    2026年9月16日

    今週の神武天皇論、早速拝読いたしました( ̄^ ̄)ゞ!!
    冒頭からの明らかにふぇいさんにしか見えない🤣贄之持子に、コレまたキャラの濃そうなじいちゃんの井氷鹿にムキムキマンボな岩押分之子…と、どれもめっちゃ面白い事間違いなしの三人の国津神に、更にタギシミミにもツッコまれた喋る八咫烏……そして、極めつけはエウレカ…ではなくエウカシの北斗の拳に出ても不思議じゃないめっちゃヒャッハーしそうなキャラと、オトウカシの女性なのかオネエなのか現時点で判別が付かないキャラとでコレまた面白そうなキャラの目白押しになりそうで(≧∇≦)vv
    そして、濃い~いキャラの目白押しの次は今度は殺人御殿の出来上がり…と、めっちゃ恐ろしいのが出たやないですか((( ̄ロ ̄;)))!!
    コレは再来週が待ちきれない…と言いたいトコですけど、次のお話はひと月先だとの事で、コレからひと月も続きが気になる日々を過ごすなんて耐えられるかどうか解らないッスΣ(゚Д゚ノ)ノ!!
    改めまして、今週もめっちゃ最高に面白かったッスよ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

    まいこ

    2026年9月16日

    日本の文化の源流を示す、こんなにも沢山の綺羅星たちが記紀には散りばめられていた!今回も個性的で、アクスタなどキャラクターグッズに即、採用されそうな国つ神が続々登場。まさに「神は細部に宿る」、現代において、神話と古代史を齟齬なく融合させる超絶技巧に瞠目します。

    特に弟猾(おとうかし)の人物造形は興味深く、最新の深い知見に基づいた描写をどのように捉えるか、男女公平の試金石になっているように感じました。

    さらに神武天皇に反抗する兄猾(えうかし)の臭気を放つような憎々し気なありさまは、歴史上、最も反天皇に堕した現政権の悪辣ぶりをも表しているよう。猾(わるがしこ)さの権化が、ハリボテの策を弄した暁には、どんな末路を迎えねばならないのか。次回も待ちきれません。

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