安定的皇位継承について、北海道新聞が特集記事を出しました。(BATAさん、情報ありがとうございます!)
皇室制度どう考える? 今国会で議論の皇室典範改正 識者3人に聞いた 理解深める「おすすめ本」も紹介【北海道新聞】
■河西秀哉さん(名古屋大教授)
・明治の旧皇室典範の原案は天皇は女性も認める内容
男系男子が絶対の感覚は必ずしも持っていなかった
・戦後、現皇室典範制定時は子供が沢山産まれる時代、その後、少子化が進む
・純粋な女系天皇と旧宮家の皇室復帰はともに前例がないが
世論調査は多くの国民が女性・女系天皇に賛成 どちらかを選ぶなら女性・女系天皇
・首相「静謐(せいひつ)な環境で皇室典範改正を目指す」
進め方が強引すぎ、国民に知られないまま、旧宮家の皇室復帰を既成事実化しようとしている
開かれた場でと議論し、象徴天皇の在り方を含めて広く考えること
・養子案について
「そのような制度をつくったとして、誰が皇室に行くのかという問題があります。旧宮家は約80年も前に先祖が皇室を離れており、対象となる人は一般社会に生まれ、自由に暮らしています。そのような人が、いきなり皇族になることはできるのでしょうか。仮に手を挙げる人がいたとして、それを国民は支持できるのでしょうか。国民の理解が得られないまま進めれば、国民の心が皇室から離れてしまうことにつながりかねません」
純粋な女系天皇という表現は、もっと説明が必要だと思いますが、
どちらかを選ぶなら女性・女系天皇という視点で、
養子案への疑義を呈したところは良いと思います。
■高森明勅さん(神道学者、皇室研究者)
・皇室存続の危機、解決策は平成の有識者会議が報告書で結論づけた女性、女系天皇を認め、皇位継承順は直系の長子優先
・男系男子継承は明治の旧皇室典範で初めて採用 側室の子も認めて成立していた制度
一夫一婦制かつ少子化の現代には時代錯誤の窮屈なルール
・養子案は門地差別など多くの問題 「安定的な皇位継承」の課題解消につながらず、問題のすり替え
・小泉政権時代、愛子天皇を想定した皇室典範改正案が提出される見通し
この法案が通れば愛子さまは天皇に 今のままでは結婚すれば国民に
かけ離れた二つの将来像に引き裂かれた愛子さま 養子案優先の政治は、非人道的
・「(養子案)この案は『国民は平等』という原則を崩しかねません。旧宮家の子孫という理由だけで、他の国民には禁止された皇族との養子縁組が認められる。門地(家柄・血筋)による差別を禁じた憲法に違反します」
小泉政権時代、愛子天皇を想定した皇室典範改正案が提出される見通し
この法案が通れば愛子さまは天皇に
愛子さま御即位を前提とした皇室典範改正法案は、提出を待つのみとは
立憲・長浜議員も国会で言質を取っています。
愛子さまは、この時点で御誕生になっておられるので、やはり男系固執派の
「制度を変更してもすでに生まれている子については適用しないのが原則
(歴史家で国士舘大学客員教授の八幡和郎氏 デイリー新潮)」という言説は
大間違いですね。
■君塚直隆さん(駒沢大教授)
・欧州の王室史を見れば、一夫一婦制のもとで男系男子で王朝維持は難しい
ハプスブルク家は女子の継承を認め、男系に固執したブルボン家や男系男子を優先したロマノフ家は、継承問題に直面
・デンマークは1953年、国民投票で憲法を改正し女性継承を認め、英国は中世から女性継承
エディンバラ公「改革を拒む熱心な支持者が君主制を滅ぼした」
・日本の「万世一系」「男系男子で繋いできた」との表現は事実というより理念
・現代の皇室に求められているのは、男系男子の血筋よりも、国民とともに歩む力
「個人の意思が尊重される現代社会で、男性継承を絶対視する制度は限界に来ています。男性に限らず継承が認められている欧州の王室では、継承への重圧が小さく、王族が自然に家庭を築いています。オランダやデンマーク、ベルギーなど、いまの欧州の王室は子だくさんです。そうした柔軟な制度が王室の安定にもつながっているように感じます」
改革を拒む熱心な支持者が君主制を滅ぼした
非常に示唆的な言葉ですね。
三人の識者によって、養子案への大いなる疑義を呈した北海道新聞は、
今年すでに、二度も全体会議の際に社説を出しています。
三大ブロック紙が社説、特集と相次いで報じた意義は非常に大きい。
北海道新聞を賛美します。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
2 件のコメント
daigo
2026年5月29日
北海道新聞に感謝のメッセージを送りました。愛子天皇でええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!国会議員に国民の声を届けましょう!
ゴロン
2026年5月28日
北海道新聞に、お礼の意見投稿をしました。
・・・・
現在、国会で議論されている(議論になっていませんが)、皇位継承問題に関して、先日の2本の社説に続き、河西先生、高森先生、君塚先生のインタビュー記事の掲載ありがとうございます。人選が素晴らしいと思いました。まず、河西先生、高森先生によって、政権が第一優先とする旧宮家系子孫の養子案が、対象者も考えられず、国民の理解も得られず、なにより憲法違反であることが明解に解説されていることは重要だと思います。そして、君塚先生によって、欧州の例から、皇位の男系継承を絶対視する制度の限界を示し、男性女性に拘らない継承が皇室の安定につながることが述べられ、現在の国会の議論の論点の無意味さがよく分かります。
現在、衆参正副議長が、男系継承固執信者の政権の意を汲んで取りまとめようとしているようですが、参院の副議長は立憲出身の福山氏ですから、どうなるか不透明だと思います。この先、与党が無理やり、非常識な皇室典範改正法案を決めてしまう可能性もありますが、国民としては、そんな彼らの支持者向けの案など、断固反対し、立憲の長浜議員らが主張する通り、平成の有識者会議の結論に立ち返り、愛子さまを念頭に女性・女系天皇の実現に向けた議論に戻したいと思います。
北海道新聞社様をはじめ、各地方紙も、全国紙も社説で同様な意見の表明をしているようで、心強い限りです。今後とも、メディアには、一致団結して、皇位継承問題を取り上げて頂き、世論を喚起するとともに、国会議員が無視できないくらいに国民の声を広めて頂きたいと思います。