文字起こし 田村淳のキキタイ!深刻な皇族数の減少に国はどう対応?議論されている皇室典範改正を考える 2026.5.30放送【東京MX】男系固執の永田町は江戸時代が残っている

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田村淳さん司会の番組で、安定的皇位継承が取り上げられました。

田村淳のキキタイ!深刻な皇族数の減少に国はどう対応?議論されている皇室典範改正を考える 2026.5.30放送【東京MX】(視聴は6月8日まで)

該当部分を文字起こしでお伝えします。

ゲスト
高森明勅さん(皇室研究者・神道学者 )
鈴木哲夫さん(ジャーナリスト)  
古谷経衡さん(文筆家 )
MOMOさん(@onefive)
ドリッシー野田未結さん(明治大学)
櫻井あすかさん(早稲田大学)

【MC】田村淳さん 
【アシスタント】中村仁美さん

田村氏:「深刻な皇族数の減少に国はどう対応?議論されている皇室典範改正を考える」こちらのテーマについて、この後、皆さんにじっくりお話を伺っていきたいと思います。

MOMOさんの世代でしっかりとこの問題に関心がある方がどのぐらいいるかわかりませんけど、MOMOさんどうですか ?

MOMO氏:そうですね。まず率直に思ったのが、その男系にこだわる理由っていうのは、なんかどうして、そこまでこだわるのはどうしてなんだろうっていうのは率直に思ったのと、ずっとそれをこの時代まで続けてくれたのも本当にすごいなって思うくらい。なんかそこはどうしてなんだろうって思うポイントだなっていうのと、あと結構いろいろ記事とかあの調べたんですけど、なんか女性の皇族の方って結構、外交に力を入れてらっしゃるなっていう印象があるんですけど、結婚なされた後に、皇族としての活動ができなくなってしまうというのは。女性の皇族の方で、ファッションだったりとか、結構影響力があるなと思うので、なんかすごい惜しいところもあるなっていう風には思いました。

田村氏:古谷さん、どういう解決策がよろしいのかっていうのは、なかなかこれが正解なんていうことがないから、ずっと小泉純一郎内閣の時から、ちゃんと問題提起しているにもかかわらず、まだ解決していないということですけど、どう捉えますか?

古谷氏:いろんな考えがあるとは思うんですけれども、やっぱりMOMOさんのおっしゃった疑問ですね。なんで今まで、一応、男系の天皇陛下が続いてきたのか、それは 一夫多妻制、側室があったからです。中世とか、戦前もそうでしょうね。でも今はちょっとコンプラ的に厳しいので、まあそれができないと。あと今の方で男系にどうしてもこだわる方って、なんでなのかっていうと、皇室の権威が失われるとか、色々あるんですけれども、一番の問題は女性が天皇になりますよね。で、旦那さんと結婚しますよね。で、その旦那さんを調べていったら、もしかしたら別の国の出身者が入ってるかもしれない。それが別にアメリカでもいいし、中国でもいいし、韓国でもいいし、そうすると、その子供が天皇になりますよね。で、女系ですよね。そうなっちゃうと日本が乗っ取られちゃうとっていうのが怖いんです、簡単に言うと。いろんな理由はありますけど、その辺でもまあ言うても、そこまで今こだわることかなって僕も思いますし、ヨーロッパの王族とか王家でも別に女系なんで、別に世界的には特にとは思いますよね。ただそういう中で色々、政府が施策というか検討会とかをやっているんだけれども、未だになんか結論は、まだまだ出てないというかね。その辺は多分、国民一般にも女性天皇でいいじゃんとか、女系天皇でいいじゃんって思ってる人は調査するとやっぱり 8割ぐらいです。もしかしたら 8割以上いるんですけど、ちょっとやっぱり議員とか自民党とかとの中の方では、そうじゃない方の方が多いので、その辺でちょっと齟齬が出てるのかなって気がします。

田村氏:哲さん、いかがですか?

鈴木哲夫氏:まず皇族、例えば天皇皇后両陛下でもいいけど、僕らにとってどういう存在かっていう。そこがやっぱり時代とともに変わってきてますよね。だからそういうものをやっぱり、改正するならば入れていかなきゃいけないんじゃないかっていうのを思うのと、議論聞いてるとね、文化論が出てくるし、歴史論が出てくるし、歴史に基づいてとか、文化に基づいて、いやいや、時代に基づいてだったら、もう今は女性でも別にいいじゃないかって。なんかこう論点がこう、もうなんかずれてるから本当に。多分ですよ、詳しくない人はよくわからないんじゃないかなと思うんですよね。

だから今回の議論の中でも、やっぱり女性天皇、女系天皇っていうところがちょっと確かに皇族数を増やさなきゃなんとか、いけないっていう。ここは緊急課題だと。それはわかります。だけど、そもそもやっぱり、本質的なところまでやっぱり小泉さんから、もう21年経って。

田村氏:だからもうここで問題は提起されてるんですけど。高森さん、男系男子で継いでいくことが何も問題ないのであれば、僕もそれがいいなと思うんですけど、それがなかなか難しいとなってきているので、小泉さんの時に色々とこう話し合いをしましょうよということで動き始めたんですよね。でも21年前から動き始めてるのに、この答えが未だに出ないってどう捉えればいいですか?

高森先生:正解が難しいという話がありましたけども、正解はもうすでに出てます。答えはもうすでにこの小泉内閣で正解が出ています。要するに女性天皇、女系天皇を認めなければ。先ほど古谷さんおっしゃった正妻以外の女性、側室制度っていうのがありまして、これはまさに古代以来、昭和戦前期に至るまで側室制度、大正時代に昭和天皇が自覚的にそれを廃止されるまで、制度上は昭和戦前期まで側室制度、要するに正妻以外の子供にも男子が生まれたら皇位継承資格を認めるという制度、古代以来ずっと維持してきて、多い方だと側室が 30人ぐらい、歴史上いらっしゃって 30人側室がいれば、その中から男子が生まれるという確率は高い。それがずっと長い時代、男子男子でよく続いてきたなという謎解きはそれなんですね。一夫一婦制の下では、それは成り立たない。

もう一つは古代中国の男尊女卑、それから男系絶対主義という考え方が、古代の日本に影響を及ぼして、血筋は男系で受け継ぐものだという日本の本来の伝統と違う考え方が影響力を持って、そのためになるべく男性の血筋を受け継いでいきたいというのと、そういう側室制度というもののセットがあって、続いてきた。しかし、そういう古代中国の血統に対する考え方も影響を失ってますし、側室制度はもう昭和天皇ご自身が自覚的に廃止して、今の皇室典範ではたとえ側室が事実上いても、そのお子さんには皇族の身分も、皇位継承資格も認めないというルールになってますから、もう無理ということで。本当だったら、もう戦後の今の皇室典範が定められた時に変えていなきゃいけないのを、だらだら来て、小泉内閣でもうしっかりしよう。

田村氏:天皇陛下自らの意思でこういう風に皇位継承権を持ってほしいなんてことは言えないけども、側室制度というものを自らがここから廃止するって言った段階で、もうある種、答えが出てるということ。

中村氏:実際に、憲法と皇室典範でどう記されているかというところですが、日本国憲法では「天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって、この地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」「皇位は世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する

では、皇室典範ではどう書いてあるか。
皇位は皇統に属する男系の男子がこれを継承する」「天皇が崩じた時は、皇嗣が直ちに即位する」そして皇族についてはどう書かれているかというと
「天皇及び皇族は養子をすることができない」「皇族女子は天皇及び皇族以外のものと婚姻したときは、皇族の身分を離れる」「皇族以外の者、及びその子孫は女子が皇后となる場合、及び皇族男子と婚姻する場合を除いては、皇族となることがない
」と書かれています。

田村氏:でも今、高森さんのお話を聞くと古谷さん、もう、その答えが出てるということを、僕たちは理解して、どうやって国民が理解していくかっていう、もうそこしかないかなと思うんですけど、まだでもこの答えに至らないのは、やっぱり政治がやっぱり決断できてきてない。

古谷氏:MOMOさんとかね、若い世代の方も、ほとんどの国民はやっぱりさっき言ったように、別に
愛子さまがね、天皇陛下になられて、まあそれ女性天皇じゃないですか。で、その後、結婚されて子供が生まれたら、そちらがまた天皇陛下になる。そうすると女系天皇になる。それでもいいじゃんっていうのが 8割近い、もっともっと上かもしれない。

でもやっぱりちょっとね、さっき言ったけど、いわゆる保守系とされるような議員の中には、やっぱりそれはもう絶対嫌なんだという方が、議員の比率と国民の世論ってまたちょっと乖離してますから。それが強くて、だから小泉さんのとこも当然、自民党の総理大臣だし、野田さんは、当時の民主党でしたけど、割とその辺はフラットな現実的には、
愛子さまで女性天皇で

田村氏:ここ政党違うけど、こういう答えが出てるのであれば、この理解を国民にちゃんとしっかりと求めようという動きがここまではあったわけですよね。

古谷氏:はい、そこから不幸にして亡くなられましたけれども、安倍政権ということになりましたので、ちょっと保守色がちょっと強くなってくると、やっぱりそういう方の多くは、男系男子絶対っていう感じの方が多いんですよね。ただ高森先生がおっしゃったように、その男系男子っていうのは、一夫多妻というか側室がないと無理

田村氏:徳川家ですら大奥という男子に継がせるための女性をたくさん側室として設けてたわけですよね。

古谷氏:将軍だけじゃなくて、有力な大名とかいろんな人は、それが当たり前、当時はね。それ悪いことでもなんでもない。で、普通の民間人ですね。今はそんなことしたらコンプラ違反になっちゃうから、それは無理だよね。じゃあもう女系しかないじゃんってことは小泉さんも野田さんもわかってたんでしょうね。

だから自民党の中の力学とか、保守系の色がちょっと濃くなっちゃったよみたいな感じで、ちょっと今足踏みしちゃってると。

田村氏:どうですか櫻井さん、ここまで聞いて、理解はできます?なんか疑問に思うこととかないですか。

櫻井氏:そうですね。男系が続いてきたっていう話があったと思うんですけど、途中、推古天皇ですとか持統天皇とか、女性の天皇は、どう続いてきたのかなっていうところは疑問ですね。

田村氏:女性天皇っていうだけで女系天皇ではない。

高森先生:そこは難しい議論がありまして、10代8方の女性天皇がいらっしゃいまして、実はですね、男系女系の定義も、実は一筋縄でいかないところがありまして。少し丁寧に説明すると、要するに皇族同士が結婚、要するによく言われるのが父方に天皇や皇族がいた場合は男系で、母方に天皇や皇族がいた場合は女系と言うんだけども、この夫婦がどちらも皇族だった場合どうするのか。女性天皇で夫の方が皇族だった場合とか、こちらが直系で、こちらが傍系だった場合とか。

田村氏:櫻井さん、今までに女性の天皇いたんだから、今もいていいんじゃないかっていうその疑問ですよね。

櫻井氏:という疑問です。

田村氏:このあたりまではちょっと問題なく進んでいるので、お知らせの後も伺っていきたいと思います。

引き続き、皇族数の減少と皇室典範改正についてお話を伺っていきたいと思いますが、ドリッシーさんここまで聞いて何か疑問点とかありますか。

ドリッシー氏:すごい難しい話であったんですけど、すごいわかりやすく教えていただいて。

田村氏:答えが出てるんだっていうところは納得できましたから。

ドリッシー氏:そうですね。いろいろ考えないといけないことあるけど、結局答えは出てるんだっていうのを聞いて、そうなんだって。

田村氏:だけど高森さん、答えが出てるにもかかわらず、やっぱり政治的な判断ができないっていうところが、今の問題点と言っていいですよね。

高森先生:多くの国民が望んでいること、この後ちょっと詳しくお話しますけど、皇室もですね。実はそれを望んでいる。しかし政治が永田町で目詰まりが起こっているということですね。

田村氏:皇室が望んでいるっていうのは?ちょっと詳しく…

高森先生:ちょっと少しお話しさせていただくと、要するに天皇陛下はじめ、皇室の方々というのは、今の憲法の下では、政治的な発言ができないんですね。皇室典範は、皇室のことを規律するルールであるにもかかわらず、国会マターなんですね。ですから、政治的案件になっちゃってるので、当事者であるにもかかわらず、天皇陛下はじめ皇室の方々は、皇室典範をこのように改正したいということを言えないお立場なんです。

そうするとワンクッションを置いた意思表明になります。そこでちょっとご紹介したいのが、一つは宮内庁長官を 10年以上、宮内庁次長から長官、宮内庁参与ということで平成時代を代表する国内庁長官と言われた羽毛田信吾さんという方がいらっしゃって、この方が実は首相官邸に行って野田さんを説得して女性宮家が動き始めたということがあって。

羽毛田さんが勝手に言ったわけじゃないんです。宮内庁長官っていうのが皇位継承に関する重大事を、自分で役人として勝手に政治を動かす、首相を動かすなんてできるわけないんで、これ明らかに陛下のご意志を受けてる。だから、野田内閣の動きっていうのは明らかに皇室のご意向を受けて動き始めてるんですね。

羽毛田さんが今、退職をされて、発言が自由になって、そして 2年前、 2024年、令和 6年の 3月に福岡で講演をされていまして、その中で「もう皇室典範の改正は待ったなしだ」と言った上でですね。「皇室に女性がいなくなれば、女性に広げる選択肢はそもそもなくなる」という危機感を訴えている。要するに女性皇族がどんどん結婚して民間に下っていったら、将来女系天皇に可能性を残さなきゃいけない、その可能性がなくなってしまう。

「皇室典範に構造的な欠陥」 羽毛田・元宮内庁長官 講演詳報【毎日新聞】

さらに平成の終わり頃、平成 30年 2018年の 1月に、これも上皇陛下に11年にわたってお仕えをした元侍従長の渡辺 允(わたなべ まこと)さんが読売新聞の論説主幹をされた方に「男系だけの継承を主張するのは、皇室を途絶させることになる。女系も認めるべきだ」というふうにおっしゃってまして、侍従長という一番、日常的に天皇陛下のおそばでお仕えをする、言ってみれば、天皇陛下の本音を一番わかっている方が、読売新聞の私の記者を呼び出して、危機感を訴えていると。最近の小田さんていう方なんですけど、小田記者が自分で実はこういう発言を聞いて、何月何日こういうことがあったというですね。

そしてさらにもう一つを付け加えさせていただくと、この 2005年の小泉内閣、私もヒアリングに応じたわけですけども、その報告書には、「女性天皇も女系天皇も認めなければ、皇室は行き詰まってしまう」という報告書が出ました。それに基づいて法案もできていた。それをその年の 12月の23日、天皇誕生日の前の記者会見で記者が「女性天皇も女系天皇を認めてしまったら皇室の伝統が大転換してしまうんじゃないですか、ダメになるじゃないですか」っていうような趣旨の質問をしました。それに対して当時の天皇陛下、今の上皇陛下が、もちろん政治的発言は直接できないという制約の中で、皇室典範については発言できないんだけれども、「皇室の伝統というのは天皇及び皇族は国民と苦楽を共にすることに努め、国民の幸せを願いつつ、勤めを果たしていくあり方が皇室の伝統だと私は考えている」女性天皇を認めたり、女系天皇を認めたら皇室の伝統がなくなっちゃうんじゃないかという質問に対して、「国民と苦楽を共にするというそのあり方や精神が受け継がれていく。これが伝統なんだ」と、こういうお答えをされてまして。

天皇陛下お誕生日に際し(平成17年)

問3 皇室典範に関する有識者会議が,「女性・女系天皇」容認の方針を打ち出しました。実現すれば皇室の伝統の一大転換となります。陛下は,これまで皇室の中で女性が果たしてきた役割を含め,皇室の伝統とその将来についてどのようにお考えになっているかお聞かせください。

天皇陛下
皇室の中で女性が果たしてきた役割については私は有形無形に大きなものがあったのではないかと思いますが,皇室典範との関係で皇室の伝統とその将来についてという質問に関しては,回答を控えようと思います。

私の皇室に対する考え方は,天皇及び皇族は,国民と苦楽を共にすることに努め,国民の幸せを願いつつ務めを果たしていくことが,皇室の在り方として望ましいということであり,またこの在り方が皇室の伝統ではないかと考えているということです。

女性皇族の存在は,実質的な仕事に加え,公的な場においても私的な場においても,その場の空気に優しさと温かさを与え,人々の善意や勇気に働きかけるという,非常に良い要素を含んでいると感じています。その意味でも皇太子妃の健康が現在徐々に快方に向かっていることは喜ばしく,一層の回復を待ち望んでいます。

田村氏:男系ということではなくて、思い。国民に寄り添うというものを引き継ぐことが伝統

鈴木氏:だからストレートに言えないけど、今の言葉を解釈したら、そんな風に今みんな批判するけど、私はそうは思っていないですよというニュアンスに取れるっていうことでしょ。

高森先生:はい。この記者会見でのご自身の言葉、それから侍従長の言葉、それから宮内庁長官の発言ですね。これも付き合わせると…

田村氏:間説的に陛下がそういう意思を、皇室としての意思を示していると言っても、過言ではないという状況の中、古谷さん、皇室、陛下がそういうお言葉を間接的にも発せられたのだとしたらですよ。その保守系って言われている人たちは、むしろそっちに寄り添うんじゃないかなと思うんですけど。

古谷氏:非常にいい疑問だと思いますね。普通この問題って一番何を尊重するかって言ったら、天皇陛下とか上皇陛下とか、秋篠宮殿下とかの当事者のご意思じゃないですか。その肝心な当事者がね、間接的とはいえ、いやそっちの方向でっておっしゃるんだったら、まさに保守っていうものはね、私もそうですが、じゃあ陛下が皆さんがそうおっしゃるんだったら、従いますってのが保守ですよ。

ところが今、違うんですね。ということは何かっていうと、彼らはちょっと天皇陛下が云々って言ってるけれども、リスペクトが全然ないっていうことになりません?

田村氏:自分の政治信条みたいなことを優先しているっていうことですか?

古谷氏:だからまあ別にその人たちが本当は保守じゃないとまでは言わないけれども、ちょっとそのあり方としてはね。こういう問題って本当に普通の感覚だったら、そのお家の当事者が決めることが普通なのに、外から、いやいや陛下のご意志をちょっと無視したような形でするっていうのは、ちょっと失礼な話ですよね。すごくね。だから僕は思うに、そういう方たちの一部がね、戦前に天皇機関説ってのがあって、天皇は尊敬は一応するんだけれども、あくまで国家の一つの機関であって、またそれが大問題になったりしたんですけれども、多分そういう感覚なんじゃないですかね。天皇陛下を利用してっていうのは変な話なんだけれども、それは一つの国家のシステムなんだからシステムがある以上はこっちが変えちゃっていいんだと。いやそうじゃないでしょ。だって陛下のご意志が重要なんだからね。だから僕はちょっと保守の一部の人はちょっと間違ってんじゃないかな、なんてね、思いますよ。

田村氏:なるほど。哲さん、ここまで話聞くと、なんか本当に政治のこの目詰まりをどうやって解消していくかっていうのが、今の課題であって…

鈴木氏:だから 2005年に法案ができている。それは生きている。それが 2 1年かかっても何も前に進まない。ここはやっぱり政治の問題ですよね。この議論でね、さっき説明してくれた憲法ですよ。あそこに書かれてるんですよね。「国民の総意」って書かれてるんです。ということは、今の議論に国民参加してますかね?だからそういう意味では古谷さんがさっきから言ってるように 8割ぐらいの人は「いやもう女性天皇、女系天皇いいじゃないですか」っていう。

例えばこれ一部の世論調査ですよ。あくまでね。だけど、そういう国民的な議論って、例えば公聴会みたいなものとか、いろんなものをやりながら国民の声を聞くって、これ憲法にちゃんと「国民の総意」って書いてあるんだから。だから今の議論で抜け落ちてる、政治に抜け落ちてるのは、そういうところでもあるんじゃないかと。国民の声、もっと聞いたらどうですか。だって彼女たちだって疑問に思ってるけど、別に女性天皇、女系天皇でもいいんじゃない、いいじゃないかなって多分思ってらしゃる。

田村氏:だけど、強く発言すると、なんか怒られるんじゃないかみたいな不安もありますよね。俺だって相当、怯えながら喋ってる。言葉を選んで、今日かなり。だけど僕は今日、高森さんに説明していただいて、これをもう、いや違うんだって反対する人が、どういう意見のもと反対しているのかが、まだ。ご覧になっている視聴者の方には、いろんな考えを持たれている方もいるので、そちら側の意見をこちらで古谷さんにちょっと想定してもらって、どういった言葉が飛んでくるのかとか、どういう反対意見があるのかをお知らせの後にお話を伺ってまいりたいと思います。

まあ僕は概ねこうなんか腹落ちした感じがあるんですが、それでも納得できないという人の立場に古谷さんに一度立っていただいて、どういったことで、女系天皇、女帝天皇を嫌だという反対意見が出てくるんですか?

古谷氏:まず女性天皇については、保守系の人もまあ一代限りであれば、まあっていう方もいますが、それが当然ご結婚されるわけですし、お子様も生まれる可能性も高いので、女系になるので、女系になったらもうほぼ 100パーセント反対。

なぜかというと、さっきも冒頭でちらっと言いましたけれども、もし愛子さまなり、女性が天皇になられて、旦那さんが来ると。その旦那さんを調べると、例えば保守系の人って、結構中国と対立してたりするじゃないですか。じゃその旦那さんの方を調べたら、何代か前とかに中国の血が入ってたらどうすんだとか、あるいは韓国の血が入ってたらどうすんだとそういうことになったら、大和民族じゃないじゃないかってことになっちゃうわけですよ。

そしたら、天皇陛下の家系が、その子供だから半分半分じゃないですか。半分中国、まあその人がクォーターだったとしたら 4分の 1で、それじゃダメだってことになるわけです。それが実際、僕が聞いた中では、本音としてはこれが一番強いです。それが本当の天皇陛下の権威とか、それもあるけれども、結局それは純粋な大和民族だから。

田村氏:大和民族じゃないところの血が入っている、天皇家に入るのはよろしくないという。

古谷氏:もしその可能性だったら、その子供はさらに何分の 1か入ってくるでしょうから、それが嫌だっていうのが本音。

田村氏:となると、高森さん、そういう方々にちょっとメッセージがあるとしたらどういう?

高森先生:まず、おきさき様はどうなんですかって話なんですね。父親の血筋だけこだわるっていうのはまさに古代中国の考え方で、中国嫌いだ嫌いだと言いながら、完全に中国の価値観に囚われきっているというのがちょっと驚きなんですけども。

そして歴史を振り返れば、上皇陛下がサッカーの 日韓ワールドカップの共催の時に日韓関係が今後より良くなるようにという願いを込められて、実は皇室にも百済系の血が、桓武天皇の母親で、高野 新笠(たかの の にいがさ)っていう人物がいまして、これが百済系の帰化種族の一族なので、「実は皇室にも百済系の血が入ってますよ」ということを実はおっしゃってまして。そういったものを全部呑み込んでいく力が皇室にはありますよということを示しておられるので。「純血主義の狭い閉ざされたナショナリズムの象徴では決してないよ」ということをやんわりとお示しいただいてるんじゃないかと。

田村氏:今のも解決した感じが、僕にはあるんですけど、哲さん、それを踏まえて、政治が何故、決断していけないのかってどういう風な目詰まりで何が決断できないってことに?

鈴木氏:古谷さんが言ってるように、政治的な意味合いは非常に強いんですよね。反対する人たちだとか。だからもうそこのところを、もうとにかく突っ払うしかないんですよ。やっぱり世論だと思いますよ。最後はね。

田村氏:世論は今ね、議論がちゃんと進んでるかどうかっていう、その課題はあったにせよ、世論調査というものでは、ここにいる若い世代も含めて、おおむね女系には賛成なわけです。

古谷氏:皇室典範の条文のなんか難しい部分が云々というよりは、普通に僕らの恋愛とか結婚と同じく考えて、いったん、みてほしいんですよね。その時に結婚する、例えば天皇の相続権とは違うからね、家の財産とか何でもいですよ、土地の権利とかを死んだら子供とか孫が相続する時に、男系女系って考えますか。考えないですよね。それと同じですよ。だからみんな賛成してるんですよ。だってそれはもうこだわらないから、みんなね。例えば先祖代々の墓を守るのは男系の長男ですっていのが儒教の考え方で、高森先生が言ってた中国のまさに儒教、儒家なんですよ。儒教っていうのは、男の子供、男系の子供が代々墓守りをするんですよね。それが江戸期ぐらいに強烈に日本に入ってきて、武士とかが全部それになったんですよ。戦国の、まあ江戸時代のね。それがもう残っちゃってるもんだから、明治にもそういう考えになるんだけど、明治維新から 百何十年経って、別に相続の時に、いや女系だからとか思わないでしょ。だからそれで僕はいいと思いますよ。だからこういう結果が出ると 8割ぐらいが女系に賛成してるって言って、「それは女系天皇がいかに深刻か、みんな勉強してないからだ」って言うんですよ。いやしてなくても、これ感覚の問題なんで、そのレベルで僕は全然いいと思う。

田村氏:そう考えたら高森さん、ちょっと総括的なものになりますけど、僕はもう何か答えが出ていて、あとは調整だけなんだとしたら、まあ早くこの議論をもっと深めて進めて、進めることが天皇家をどうやって考えるかとか、この先の未来をどう考えるか、日本をどう考えるかに繋がってくるかなと思うんですけど、高森さんはどう感じますか?

高森先生:全くおっしゃる通りだと思うんですよね。要するに今の皇室典範って結局ね、明治の皇室典範をそのまま踏襲してるわけですよ。明治の皇室典範って江戸時代に生まれた人が作ったわけです。明治二十二年なんて。江戸時代の人たちが作った皇室典範を今、そのまんまですね、昭和22年に作って、それを令和の今、後生大事ににしがみつこうとしている。これはあまりにも時代錯誤ではないかなと。もういつまでも江戸時代に捉われるのはやめようということですよね。永田町だけ江戸時代が残ってる。

田村氏:永田町は江戸時代が残ってるんだ~腹落ちは僕はしたんですけど、でもまあ、まだよくわからんという方はぜひメールの方で。あの、できるだけあの、綺麗な言葉でお願いいたします。

「報道1930」と同じく、保守の方も女性・女系天皇賛成。

田村淳さんが男系固執派の反応に怯えた風を見せつつも、
平成の有識者会議報告で提言され、
愛子さまの御即位を前提とした皇室典範改正案が生きており、
提出するのを21年待っているという前提と
国民世論を反映した構成で話が進んでゆくので
安心して視聴できました。

ぜひ、番組に賛美をお届けいただければと思います。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

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2 件のコメント

    くりんぐ

    2026年6月4日

    高森先生がご指摘されてるように、「父親の血筋だけこだわるっていうのはまさに古代中国の考え方で、中国嫌いだ嫌いだと言いながら、完全に中国の価値観に囚われきっている」という矛盾を晒す男系固執派。

    日本古来の伝統は、男系も女系も含めた双系継承です。
    養子案の対象である旧宮家は男系では今上陛下と600年も離れた、北朝三代崇光天皇の男系子孫。
    遠すぎて話にならないことが分かっているから、「女系で明治・昭和天皇と近い方がいる」と主張したり、内親王・女王との政略結婚を目論んだり、養子縁組で親子関係をごまかそうとするのです。

    「男系男子」は側室が認められていた時代ゆえに可能だった、贅沢な選択肢。
    今の時代、「男子を産む為の側室を復活」を主張すれば、国民のひんしゅくを買い、発言撤回に追い込まれます。
    側室復活は無理です。
    贅沢言わず、今すぐ性別問わずどちらでも皇位継承できるように皇室典範を改正しましょう!

    たこちゃん

    2026年6月4日

    まいこ殿
     長時間の番組の文字起こし、お疲れ様でした。
     冒頭の若いMOMOさんの疑問ー男系にそこまで拘わる必要があるのか?は、も
     っともなことだと思いました。 
     皇室が長く将来にわたり存続していくためには、若者の感覚からかけ離れ過ぎ
     たものであってはいけないと思いました。

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