天皇陛下
謹んで、お誕生日を迎えられましたことをお慶び申し上げます。
陛下には、日頃より私達国民の安寧を祈って下さり、心より感謝いたしております。
陛下を始めとする、皇室の皆さま方との心の紐帯を拠り所としながら、国内外に横たわる困難な状況に向き合い、ともに日本の未来を切り開いて参りたいと存じます。
目下、国民生活は新型コロナウイルス感染症に伴う、目に見えない人心の荒廃に悩まされております。
また、新型コロナワクチンの12歳未満への接種が目前に迫っており、前記、人心の荒廃と合わせ、子供たちの生命、並びに今後の人生に深刻な影響を及ぼしかねない状態が続いております。
海外に目を向けると、中国はAI等の最新技術を駆使して強権支配を強め、またロシアはウクライナを巡ってアメリカ・EUと対立し、軍事衝突の危険が日に日に増大しております。
加えて、国境を超えて膨張するグローバル企業が、もはや国家の存立をも危ぶませるほどの影響力を持ち始めております。
どちらを見ても厳しい状況ばかり目につきますが、ふと皇室に思いを馳せると、いにしえより数多の困難を乗り越え現代まで続いてきた日本の姿が思い浮かべられます。
それは、民のかまどより火の立ち上るのを喜ぶ皇室の大御心と、その大御心のもと力を尽くしてこの国を支えてきた先人たちの、叡智の結晶とも呼ぶべき深い絆の姿でもあります。
先日拝見した民放テレビ局の皇室番組では、陛下が自然災害の被災者や障碍者、離島の人達と交流されている様子が映されていました。
普通の人々が、普段なかなか思いを寄せることのできない、こうした人達と心を通わせられているところに、陛下の公の体現者としての神髄を見たような思いが致します。
軍事力でなく、経済力でなく、人々を分断するでもなく、万人への祈りの心で人々を束ねることのできる皇室を軸にこの国はまとまっていく。
そうすれば、日本はその歴史とともに磨き上げてきた魂(エートス)によって、国家としての主体性を取り戻し、未来を切り開いていけるように思えます。
そうした皇室の尊さが、もっと世の中に広まってほしいと強く願います。
一日も早く新型コロナウイルス感染症に伴う混乱を収束させ、皇室と国民の強い結びつきを取り戻し、大衆心理によるバッシングでなく親愛の心で皇室が注目を集められるように、国民の一人として努めて参ります。
そして、陛下が最も懸念されていらっしゃるであろう、皇室・皇位継承の行く末について。
日本古来の伝統に立ち戻り、直系長子優先・双系継承に制度を改めることに力を尽くして参ります。
それによって、皇位の安定継承を確立するとともに、
女性皇族にこれ以上余計な負担を負わせることなく、女性皇族であることに誇りを感じ、その無限の可能性を男性皇族と同じく追求していける皇室となっていただきたく存じます。
陛下におかれましては、これからも、皇后陛下、愛子内親王殿下とともに、どうぞお健やかに過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。
文責:静岡県 L.K(「愛子天皇への道」実行責任者、30代、男性)
4 件のコメント
ただし
2022年2月27日
おくればせながら、
天皇陛下、お誕生日、おめでとうございます。
L.kさんの、お祝いのメッセージ、素晴らしかったです。
jacker
2022年2月23日
謹んでお祝い申し上げます。今年こそ、愛子皇太子誕生を祝える年になるよう精一杯がんばります。
基礎医学研究者
2022年2月23日
実にL.Kさんらしい、大変すばらしい「お祝いのお言葉」であると思いました。確かに、現在は「コロナ禍」などどいう実態のわからないものよりも、全世界を緊張状態に置く事態が進行しております。そのような状況であるにもかかわらず、安寧の祈りを捧げられることに感謝の念しかない、と自分も思います。これも、日本の歴史・伝統を背負ってこられた「皇室の存在」があったからこそ成し遂げられたものであり、我々国民は、その皇位を安定継承できる道筋をつけなければならない、と心新たにした次第でございます。
ダダ
2022年2月23日
天皇陛下のお言葉から、ご家族、皇族、国民への慈愛が充分に伝わりました。
環境問題、東日本大震災、沖縄、五輪などに関連した個人を多く挙げていることが印象的でしたが、皇位継承問題については論点を僅かにずらしてお答えになっています。
政治的影響を考慮されてとのことと拝察しますが、私は、立皇嗣の礼という前代未聞の儀式を執り行ってから有識者会議を設けた政府を信用できません。
(立皇嗣の礼があったことで、今上陛下→秋篠宮さま→悠仁さまの皇位継承をゆるがせにしてはならない、という報告書が出来上がった)
国民としての責務は何か?
皇室のために尽力します。