3月13日(日)、「愛子天皇こそ日本の未来」と題して開催されたゴー宣道場は、石破茂議員、井上正康先生をゲストに招いて行われました。
石破議員の尊皇心溢れるお話に続き、高森師範のいつにも増して熱のこもった弁論、井上先生の科学・生物学的見地から見たY染色体論議など、多様な論点から議論が展開されました。
そんな中、終盤になり、石破議員から「男系派も双系派もそれぞれのグループ内に閉じこもって感情論に終始している」との発言が出て、さらに議論が沸騰。
現状を打開する難しさも痛感しながらの道場となりました。
参加・視聴された方には、今回の道場はどう映ったのでしょうか。
公論サポーター、及び当サイトに寄せられた一般の方の感想をご紹介します。
1. 神奈川のYさん (女性)
今回のゴー宣道場も
師範方とゲストの先生方の掛け合いが
刺激的でした!
道場の講義の中で、
石破氏の保守とは何かの問いの際に
「保守とは『寛容』であって
『感覚』である。」
と聞き、
“なるほど!いわゆる保守派は
他者を攻撃して耳を貸さない『不寛容』と
頭でっかちで心がない『機械的』なので、
保守じゃないな!”と腑に落ちました。
また、井上先生のお話で、
「日本人は火中の栗を拾わない性質があって、
(皇室の問題含め)
日本人のアキレス腱は先送りだ。」と
言う言葉に、確かにそうだ!と思いました。
私が感じた大衆の日本人像は、
対岸の火事に疎く、
火の粉が来てから対策をする、
荒事不得手で、先見より現状維持が強い。
と思いました。
また、Y染色体についてですが、
Y染色体説を突き詰めると、
もう誰でも天皇になれると言う話に
なってしまい、保守もへったくれもないな。
と思いました。
これからも
天皇・皇室の存亡の危機は今である!と
改めて思い、奮励努力して行きます。
<コメント>
「寛容」と「感覚」は、現代日本人全体から失っている要素であるように思います。
その上、井上先生が幾度となく仰っている日本人の先送り体質が合わさると、もう絶望的な気持ちになってしまいます。
厳しい道のりですが、原因が分かっているだけマシと割り切って、やるべきことをやっていきましょう。
2. たこちゃんさん (愛知県、女性、50代、自営業)
現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を、毎週楽しみに拝見しています。
先日、治承4年(1180年)、平清盛がまだ2歳にもならない安徳天皇をお連れして、福原(現 神戸市)へ遷都するところをやっておりました。
安徳天皇は、清盛の娘・徳子の子で、清盛にとっては孫にあたります。清盛は「天皇の祖父」という立場で権力をふるいます。
13日に行われた「ゴー宣道場」で、高森先生から、皇位が男系で継承されていくようになった要因として、時の権力者が娘を男性の天皇へ嫁がせることで自己の基盤を固めていくことに都合がよかったことが考えられるというお話を聞き、目からウロコが落ちました。
古代、中世と異なり、現代の皇室は権力とは一定の距離おいた立場におられます。
天皇が何がなんでも男性である必要性は、低くなっていると考えられます。
皇位継承が危うくなった現在、男女に関係なく天皇の長子に皇位継承資格が与えられるべきと、私は考えます。
<コメント>
男系派や、あろうことか施光恒氏までが、「女系を容認したら、様々な思惑を持った勢力がその女性に近寄ってくる」という説を振りかざして男系固執の正当化を図りますが、男系限定でもその危険は大いにあるのは歴史が証明しています。
問題なのは、皇室がどれだけ権力と離れ、聖性を保てているか、ですよね。
今の状況でそんな陰謀論めいた自体が起こるとは到底思えません。(むしろ離れすぎでは?)
男系派こそが、皇室の聖性に信を置けないのでしょう。
ちなみにたこちゃんさん、細かいことですが、
「時の権力者が娘を天皇に嫁がせて権勢を誇るのに都合がいいから、男系継承が固定化された」というのは、石破議員が仰っていたことではなかったでしょうか?
私の勘違いだったらスイマセン(^^;)
感想その1は以上です。
先に白状しておきますが、
この後ご紹介する感想は、2月道場のときのような希望を感じさせるものはありません。
残念ながら、石破議員ご本人の置かれた立場の難しさが、そのまま道場の議論にも影を落としてしまった形になってしまいました。
しかし、
「愛子天皇」実現への道が簡単でないことは、初めからわかり切っていることのはずです。
私たちが足を止める必要はありません。
目標達成に向け、引き続き前に進んでいきましょう。
文責:静岡県 L.K (30代、男性)
3月ゴー宣道場の感想ご紹介
今後の掲載予定
その1(神奈川のYさん、たこちゃんさん):本ブログ
その2(殉教@中立派さん、jackerさん):3月19日15時掲載予定
その3(ただしさん):3月20日15時掲載予定
※3月ゴー宣道場の感想を受け付けています!
下記のいずれかよりご投稿ください。
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4 件のコメント
基礎医学研究者
2022年3月21日
>先に白状しておきますが、この後ご紹介する感想は、2月道場のときのような希望を>感じさせるものはありません。
L.Kさんのこの率直さに、自分は少しおののきました( ̄▽ ̄;)。ただ、自分は今回の石破議員のような方のふるまいそのものが、ある意味「皇位の安定継承問題」の困難さを表しているように見えた次第です(だから、我々心ある国民が、政治家に「熱量」を送るのだと)。
次にお二人の感想についてで、ございます。
神奈川のYさんについては、「皇位の安定継承」問題については、ある意味日本人の弱点が露呈してしまったということ(これは、コロナ禍に似ていますね)。
タコちゃんさんについては、「権力」というものには、やはり「権威」のしばりを受けるのだということが、リマインドできました。
くりんぐ
2022年3月19日
なぜ藤原氏や蘇我氏といった時の権力者が、天皇と親戚関係になるために娘を天皇に嫁がせる一方で、女性皇族に息子を婿入りさせることをしなかったのか。
それは親子関係を証明する方法が母と子にはあっても、父と子にはなかったからだと思います。
現代ならDNA鑑定で父と子の親子関係を証明することが出来ますが、DNA鑑定が誕生したのは、人類の長い歴史でつい最近のこと。
藤原氏や蘇我氏の時代には当然ありません。父子関係を第三者に証明する方法はなかったのです。
一方で、母と子の親子関係を証明する方法はありました。
それは、「生まれた子の母親は、その子を産んだ女性」ということです。
藤原氏や蘇我氏からすれば、自分の息子が女性皇族と結婚して子が生まれても、自分の孫かどうか証明する方法がありません。
ですが、自分の娘が産んだ子は間違いなく自分の孫だと証明できます。
天皇と親戚関係になって権力を握り続けるには、娘を天皇と結婚させて男の子を産んでもらい、その子を天皇にして、幼い天皇の後見人になることが一番確実だったのです。
皇位継承で傍系男子が皇位を受け継ぐ場合、先代または先々代の天皇の直系女子と結婚したのも、「先代または先々代の天皇の直系女子が産んだ子は、間違いなく皇統を受け継いでいる」と証明できたからでしょう。
ダダ
2022年3月19日
>この後ご紹介する感想は、2月道場のときのような希望を感じさせるものはありません。
L.Kさん、正直すぎる(^^♪
石破議員には期待しすぎていた面もありますが、私たちは信念を曲げず突き進むのみですね!
秋田のタカ
2022年3月18日
神奈川のYさんの感想を拝見して、
日本人の大半は自分のことだけで、手一杯なので、先送りが繰り返され、今のように、愛子さまが皇太子になりたくても、なれない状況なのかと思いました。
自分は火中の栗も拾えるようになりたいので、できることからしていこうと思いました。
たこちゃんさんの感想を拝見して、
時の権力者が娘を天皇に嫁がせるのは、自分の子どもが息子の場合と娘の場合で、所有したり、相続できる土地の面積が違い、娘を嫁がせる方が、より豊かということなのかな?と思いましたが、よくわからないので、もう少し知りたいなあと思いました。