「正倉院の宝物」を見て皇室に思いを馳せる

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宮内庁HPより

サントリー美術館でやっている「よみがえる正倉院宝物」を観た。そのなかで、上皇后陛下が「小石丸」という在来の蚕を育てていらっしゃることにふれていた。

上皇后陛下が蚕を育てていらっしゃることは知っていたが、それが在来のものであるということは知らなかった。そして、そのことが正倉院に収められている宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんごげんびわ」を再現するのに、大きな役割を果たした。

もし、在来の「小石丸」が途絶えていたら、上皇后陛下が育てて下さっていなかったら、再現は叶わなかったかも知れない。
私はそのことにいたく感銘を受けた。

皇室もそうである。

国民が残そうと努力しなければ、たやすく途絶えてしまうにちがいない。
実現不可能なことを言っていて、変えるべきところは変えていかないと手遅れになってしまう。
そう肝に命じたい。

文責 千葉県 ヨワシ

2 件のコメント

    基礎医学研究者

    2022年3月23日

    勉強になりました。そんな話があったのですね。正倉院、奥が深いですね(自分のブログでも正倉院は出てきますが、改めてそのように思いました(m_ _m)。それにしても、やはり「続ける」ということは、尊い行為でございますね。今回のヨワシさんのブログを見て、そのように感じました。

    ダダ

    2022年3月22日

    螺鈿紫檀五絃琵琶、こちらで確認しました。
    https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures?id=0000010076&index=0
    https://www.kunaicho.go.jp/kids/shosoin/houmotu.html
    復元品の弦に小石丸の糸が使われたようですね。

    上皇后陛下のお言葉からは伝統に対する柔軟な姿勢が良く分かります。
    「日本の純粋種と聞いており、繭の形が非常に可愛らしくシルクの糸が繊細で美しい。もうしばらく古いものを残したいので、小石丸を育ててみましょう」

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