推敲者注:5月15日に開催されたよしりん十番勝負第二番「国家再生会議」。
休憩を挟み3時間の所定時間を丸々皇位継承問題に費やした「本会議」は、日本で最も皇室を真剣に議論した場といってよく、異様な熱気に包まれました。
今日から来週いっぱい(予定)にかけて、公論サポーターの感想をご紹介します。
「よしりん十番勝負 第二番『国家再生会議』」
よしりん先生の真剣さと皇室に対する「情(おもい)」がとても伝わるお話でしたが、藤井先生と施先生からは……
残念ながら現実に即し考えると何を言っているのか、切迫感をまるで感じませんでした。
私には、「万策尽きてしまったら、仕方がないから女性天皇も止む無し」と聞こえました。
その場合、愛子さまには「他に方法が無く、仕方がないから天皇になってもらう」と説明することになり、これ程、愛子さまに無礼なことは無いと思います。
皇室の血統だけでなく、家風や人となりを大事にするのであれば、親(天皇・皇后)、祖父母(上皇・上皇后)の背中をみて、学び育つことの重要性をもっと想像して欲しいと思います。
学者の設計主義的な語りで、人間味や生活感、今を生きている子どもや未来の日本人にとても聞かせることのできるものでは無かったと思います。(天国で西部さんも泣いていますよ)
でも、一番失望感を抱いているのは、よしりん先生で、何とか少しでも良い方向に前進させるためにどうしたらよいかという緊迫感や気迫は、藤井先生や施先生にも伝播したと期待したいです。
今回の議論の続きが、出版されることを心待ちにしています。
文責:埼玉県 はえちゃん (男性)
3 件のコメント
基礎医学研究者
2022年5月22日
「万策尽きてしまったら、仕方がないから女性天皇も止む無し」。この時実際にいわれたのは、「可能なかぎり男系。もし万策つきた際には、女系」でありますが、自分もはえちゃんさんのようにしか聞こえませんでした。そもそも「可能な限り男系」という前提を疑うところからスタートすることを、今回は期待していたのですが、それがなかったのは、自分とっても残念なことでございました。
殉教@中立派
2022年5月21日
何故、畜群国民は「生身の皇族方」を尊敬せず、叩きにばかり走るのだろう。それを読み解くカギは「国民主権病」「設計主義」にありそう。小林先生の本では「イラク戦争で他国を設計しようとした米国」「ソ連・中国など」も、皆設計主義の産物とある(新戦争論1より)。
まずは皇室への「庶民的で、自然な尊敬の念」をベースとし、それに矛盾しないような憲法・法律を運用していく。「ぼくのかんがえたさいきょうの制度設計」をファーストにしないように、国民ひとりひとりが意識して欲しいのだが・・・
ダダ
2022年5月20日
藤井先生は設計主義で進めると弊害があると言いながら、旧宮家内で皇室に相応しい人を「育成しておく」とか、旧宮家を復活させて宮家同士の交流を増やすとか言っていましたよね。
それこそ設計主義(余計なお世話)では??
男系維持のためなら憲法も人権も無視してOK! に聞こえて残念でした。