【「国家再生会議」感想】6. ともしら 一番危機感を持っているのは天皇陛下

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今回、皇統問題についてよしりん先生が決してケンカではなく、何とか2人を説得しようとめちゃくちゃ準備されて挑んでるんだなと感じました。
先生が準備された話は全て、正直これにどう反論できるのかな?という論ばかりでした。

そんな中よしりん先生の告白の話で早くもクライマックスが訪れます。

他の方も書いていましたが自分もここでは正直涙が出てきました……。

何故か見落としがちな視点ですが、一番危機感を持ってるのは天皇陛下です。

すぐさま陛下の気持ちを想像しました。

「天皇」という歴史の危機にすでに気づいている。
どうすべきなのかも当然考えておられる。
だって自分の家の事です。
日本を背負う重責を抱えているのは自分なのに、その決断を誰かに託さなければならないというもどかしさを想像すると胸が苦しくなります。

この告白を受けて施さんが「混乱している」と言っていましたが、その後どう自身の論を整理していくのかがとても気になります。

場外乱闘で門下生と「この事をお二人が事前に知っていたら思想は変わっていたのか」という話になりました。

この続きがあるのなら是非そこは確認したいところです。
それによって本当に守りたいものがわかると思います。


また血統以外の「品格」が大事、という話がありましたが、そもそも側室は今後の日本の品格を損なうから廃止する決断をされたのではないでしょうか。

男系を守る為に今後生まれるであろう様々な理不尽に「品格」はあるのでしょうか。

直系継承への転換こそ皇室の品格を守る最大の行為だと思います。

他にもゲストのお二人の論へ疑問は山ほどありますが、書籍化にて深掘りして可視化されるのを期待します。

時間がなく出来なかった戦争の話も含めてこの会議の結末を是非見たいです。


文責:愛知県 ともしら(「音楽、映画、読書、酒をこよなく愛する二児の父」)

8 件のコメント

    カピバラ

    2022年5月24日

     直系優先の原理に対する男系絶対の原理の優先、という現在のルールを、皇室存続の危機を顧みずに存続させようとしているところに、藤井さんの問題があるということですね。
     私自身、直系と傍系の問題について、考えを整理することが出来ました。ありがとうございました。
     

    ともしら

    2022年5月24日

    カピバラさん、L.Kさん、コメントありがとうございます。自分が言いたかったことはL.Kさんのが書いてる通りで、「直系よりも男系を優先するのはやめろ」という事です。

    L.K

    2022年5月24日

    カピバラ様
    鋭いご指摘、誠にありがとうございます。
    私が推敲してアップしたのですが、気づきませんでした。

    厳密には、「女系を含めた直系継承優先の徹底」とでも言った方が正確だったように思われます。

    その上で、取り急ぎ私から補足させていただきますと、
    文脈から察するに、筆者は藤井氏の重視する「皇室の品格」について、
    「皇室の品格を守りたいなら、直系継承の方が確実でしょ!」
    ということをまず伝えたいのだと考えられます。

    だけど藤井氏は、直系の愛子さまを差し置いて、わざわざ大傍系の旧宮家につなごうと考えている。
    「直系よりも男系」を優先して制度設計している訳です。

    その思考回路に対して、
    「男系継承よりも直系継承を優先する考え方に思考を転換しましょうよ」
    と促す意味で、
    「直系継承への転換」という言葉を用いたのだろうと解釈しております。

    表現はやや正確さを欠いたものだったかもしれません。
    ただ、それが表現のアジにつながるとも考えております。
    なので、そういった部分も含めて当ブログを楽しんでいただければ幸甚です。

    もちろん、今回のように鋭いご指摘をいただけるのも大歓迎です。
    そこから一層思想を深められることを、非常に嬉しく思います。

    尚、上記の解釈は筆者に確認したわけではなく、100%私の推察です。
    間違っていたら、笑ってツッコんでいただけますと幸いです(^^;)

    引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

    カピバラ

    2022年5月24日

     連投、失礼します。いまウィキペディアをさっと見ましたところ、次のように書いてありました。

    皇位継承順位
    ・皇統の男系男子(父系男子)。
    ・皇長子優先。
    ・皇長子が不在の時は、皇長孫。
    ・皇長子及びその子孫も不在の場合は、皇次子及びその子孫。
    ・皇子孫が不在の場合は、皇兄弟及びその子孫。

     以上のようであるとすれば、必要なのは「直系継承への転換」ではなく、「女系継承の公認による双系継承への転換」ということではないでしょうか?

    カピバラ

    2022年5月24日

     申し訳ありません、ひとつ確認させてください。
     「直系継承への転換こそ皇室の品格を守る最大の行為だと思います」とおっしゃっていますが、既に現在も、皇位継承のルールは「直系継承優先」なのではないでしょうか。
     つまり現在の仕組みは、もしも仮に愛子さまに実の兄様か弟様がいたとすれば(仮定の話です)、その兄様・弟様が、傍系の悠仁さまに優先して、次の天皇になられる、という仕組みではないでしょうか?
     もし私の認識違いでしたら、どうぞご教示くださいますよう。

    殉教@中立派

    2022年5月23日

    何が「品格」かは、リアルタイムで、時代と共に変わる。「新しい時代には新しい風が吹く」・・上皇后陛下、今上陛下のお言葉を念頭に置かなければ、現実の認識すらも見失ってしまうのだろう。男系を守るために、水面下でどんな非道が行われるのか・・関心の無い国民には、届かないだろう・・・だからこそ、メディアの役割を、正常化させる必要がある。

    基礎医学研究者

    2022年5月22日

    ともしらさんの話で、非常に関心をもったのが、2点。1つは”一番危機感を持ってるのは天皇陛下です”の言及。自明すぎて一瞬考えてしまいましたが、まさしくその通りですよね。この部分に想像力を働かせられるか否かが、「真の尊王主義者」かどうかを分けると、自分は思いました。もう1つは、「この事を(ゲストの登壇者の)お二人が事前に知っていたら思想は変わっていたのか」という言及。それは、是非自分も知りたいところ、と思いました。皇室の品格を守るとはどんなことなのか?ここにこそ、本来議論すべきである「前提」があると、改めて思った次第です。

    ダダ

    2022年5月22日

    聖域でお育ちになった愛子さま以上に品格がある一般国民(旧宮家男系男子)はいません。
    それ位は庶民の肌感覚で分かりますが、男系派だけは違う世界に生きていますよね。
    相手(今回の場合は小林先生)の主張に対して正面からの反論があれば議論にはなると思いますが、正直難しいかなと。。

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