火垂るの墓の親戚のおばさんの台詞と皇位継承問題

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 ”ええ加減にしとき! うちにおるもんは昼かて雑炊や お国のために働いてる人らの弁当と 一日中 ブラブラしとるあんたらと なんで おんなじや思うの。”

 映画『火垂るの墓』の親戚のおばさんは、主人公・清太と節子の兄妹に対し二人がただ家でゴロゴロしているだけであるのを指摘した上でこう言いました。

 そして、これは皇位継承問題にも当てはまるものとも言えます。
 5月15日に開催された『よしりん十番勝負第二番』での藤井聡先生と施光恒先生という男系派のお二方の発言を聞きましたが、大変失礼ながら自分たちは男系男子絶対がいい、でも皇室が滅ぶのはいやだ。自分らが男尊女卑と見られるのは嫌だ、と思っているとしか思えませんでした。


 皇室をいただきたいというのであれば、男系男子絶対という自分や自分の家族にもさせられないような男尊女卑な制度はやめよう。


 愛子さまに天皇になって欲しいなら、一番近いご親戚である秋篠宮御一家へのバッシングはやめよう。


 また、旧宮家皇籍取得においても実現したいならただ男尊女卑感情を満たすために、男尊女卑のプレッシャーのかかる環境を放置するのはやめようという考えにならねばならないはずです。


 ただ”自分たちの男尊女卑感情を満たしたい”、”ただ金儲けのために皇室をバッシングしたい”で皇室を戴けるのか?答えは否です。


 皇室を戴きたいなら、自分たちもできないようなことを皇室の皆さまに強要するのはやめようという考えに至らなくてはなりません。


 残念ながら、上述のお二方の発言からはそのような点が欠如しているとしか思えませんでした。



 文責 山梨県 jacker

4 件のコメント

    かずず

    2022年6月2日

    仰る通りですね!
    自分達が、できないような事を皇室に押しつけていますよね。
     そんな事は、止めるべきです。

    ダダ

    2022年5月29日

    仰る通りですね!
    男系派は悠仁さまに一縷の望みをかけているようですが、ご本人のお気持ちを考えていないことが腹立たしいです。
    お姉さまが国民にイジメられて病気を患ったことを近くで見ていたのですから、結婚どころか恋愛に躊躇しても不思議ではありません。

    基礎医学研究者

    2022年5月29日

    興味深く読ませていただきました。正直、「火垂るの墓」のアニメには共感できない箇所が多々あったのですが(でも、おそらく一般的な評価とは違うのでしょうね
    ( ̄▽ ̄;))、この親戚のおばさんの一言は、特に当時の状況を考えると一理あるとおもいました。さて、JACKERさんがいわれるこの一言、「皇室を戴きたいなら、自分たちもできないようなことを皇室の皆さまに強要するのはやめよう」。激しく同意です。そして、それでも日本のために祈り続けてくれている天皇陛下、および皇族の方々には、自分は感謝の念しか思い浮かびません。

    殉教@中立派

    2022年5月29日

    今回の親戚のおばちゃんの発言は「ワクチンを打たずにコロナにかかった人に、医療を受けさせる必要はない」「俺達、高額納税者が払った税金で、貧困層に医療を与えたり、生活保護・ホームレスに公金を出す必要は無い!」の暴言に繋がるリスクがあるが。それでも、各人が務めを果たさない社会は、腐敗していくだけなので、おばちゃんの発言に賛同する。

    ・・とはいえ「自分の嫌なことは、他人に(なるべく)強要しない」なんて、幼稚園で習う事なのに・・何で、皇室を叩く大人どもには、それが出来ないのか。しかも、内在的な男尊女卑は、本人にも自覚が無い(ので、牛丼失言事件などで顕在化するまで、誰も気づかない)。やはり、「愛子天皇」を実現し、「無自覚な差別者」の、外堀を埋めるしか、無いと思う。

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