【「国家再生会議」感想】8. よっしー 無意識の男尊女卑

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5/15よしりん十番勝負「国家再生会議」
小林先生の迫力に圧倒されました。とにかく凄かったです。
この議論をリアルに聴けたこと、光栄に思います。
無理してでも行って本当に良かった。

主張が違うのに真正面から受け止めて登壇してくださったゲストのお二人のおかげで、議論がより濃密になったと思います。
お二人がお越しくださったこと、本当に感謝です。
その上で、議論を聴いて思った事を正直に書いてみたいと思います。

藤井聡さんは、
「男系男子優先・万策尽きたら直系へ」「天皇は血統と品格」と繰り返していました。
しかし、側室復活は不可能で、旧宮家国民男子の「皇籍取得」(復帰ではない)は、もう何度もゴー宣道場や天皇論その他で反論し尽くされた愚策中の愚策です。
もうすでに「万策尽きて」いるのです。

藤井さんが「血統」と言う場合、
口には出しませんでしたが「男系男子 の血統」と(無意識に?)思いながら話していたようにみえました。
そうでなければ、愛子さまも由緒正しい天皇直系の血統をお持ちなのに、「男系男子優先」という発想になるはずがありません。

つまり藤井さんは、
『天皇の血統は男系男子が由緒正しい血統であり、女子は含まれない』と(無意識にでも)思っている、ということになりますよね。
藤井さんは残念ながら、男系男子の血統を重視する「男尊女卑脳」になってしまっているのでしょうか。

施光恒さんは、
根本的に妊娠や出産の事、女性の身体をよく知らないのでは?と思えました。
「側室なくても複数の宮家で3人ずつ産めば何処かできっと男が産まれるはずだから、今後も男系男子で続いていく可能性が高い。まあ、なんとかなるさ!」
と思っているように聴こえましたが、正直、耳を疑いました。

例え3人産んでも三姉妹など世間にはザラにあります。
女性の身体は男を必ず産むようには出来ていませんから、皇室は先細りしていずれ何処かで途絶えます。
千代に八千代に続かないのは明らかです。

なにより、施さんの話を聴いていると、女性を「男を産む機械」扱いしているようで、聴いていて本当にキツかった…。
男子出産マシーンのように、自分の身体を「モノ扱い」されて、男子を産まないと責められ、地獄の苦しみを味わっている雅子さまの事をどう思っていらっしゃるのか?
そして、女として産まれたというだけで存在を否定され、残念がられてしまう愛子さまのお気持ちはどう思いますか?
その場で施さんに聴いてみたい衝動に駆られました。

そして、今回小林先生から、当時の天皇皇后両陛下の御意志が大公開されました。

ある日呼び出されて当時の天皇皇后両陛下の本心(次の天皇は愛子さまを望んでいらっしゃる)を伝えられたこと。
きっと、両陛下は1人の漫画家(小林先生)にすがるような想いで託されたのでしょう。

天皇論シリーズも間違いなくお読みになった上で、小林先生を信頼されてのことだと思います。
両陛下のそのお気持ちを思うと、なんとしても両陛下の切なる願いを叶え、愛子さまを天皇にして差し上げなければ、という気持ちで一杯になります。

ゲストのお二人は、今回、両陛下の本心を知って、どのように思われたでしょうか。
男系男子村の意見に従うか、両陛下の御意志に従うか。
…答えは一つしかないと思います。


文責:千葉県 よっしー (女性、主婦&臨時職員&自営弱小会社の経理ブチョー)

5 件のコメント

    よっしー

    2022年5月25日

    L.Kさん
    ブログ掲載して下さり、ありがとうございました!
    皆様、コメントありがとうございます(^^)

    京都のSさん
    「男系派世間を裏切れない(世間>大御心)とは、もはや保守でもナショナリストでもありません。」
    全く同感です。両陛下の大御心に背く人に皇室論を語る資格はないと思います。

    基礎医学研究者さん
    「最後のよっしーさんの問いかけ、”男系男子村の意見に従うか、両陛下の御意志に従うか”は、真の尊王主義者であるか否かをほぼ決定づけるのでは?」
    これからは、この基準を用いて、発言者が信頼できる人かどうか?を判断した方がいいかも?ね(^_-)

    ダダさん
    男系男子継承は、支那の『究極の男尊女卑』ですから、男系男子推しを崩さなかったゲストお二人は、男尊女卑だということになりますね。

    ダダ

    2022年5月24日

    仰る通り、血統も品格も兼ね備えているのが愛子さまですよね。
    それなのに男系男子の皇位継承に執着しているのですから、男尊女卑主義と断定していいと思います。
    愛子さまが皇太子・天皇になれるよう、環境を早く整えないといけませんね。

    ただし

    2022年5月24日

    「藤井先生は男系の愚かさを証明するために敢えて道化を演じている」
    と、小林先生のブロマガのコメント欄で読んで、なるほどなと少し思いましたが、今後の言動にも注目していく必要があるなとも思いました。

     施氏の話しは、女性にとってキツいものが多かったと再認識致しました。男尊女卑に全く気付いていない人間は、自分も含めて五十代近辺のオッサン世代から上に非常に多いと感じます。

    基礎医学研究者

    2022年5月24日

    よっしーさんの抑えた表現に、敬意を払います。そして、今から考えると、ゲストとじっくり議論したいというのとは別の意味で、質問時間を設けなくてよかったと、私見では思います。糾弾とはまったく異なる意味で、次々と本質にかかわる質問がとびかった場合、ゲストの方々がそれに相対峙できるかどうかが、自分には予想がつかないからであります。ただ、とはいえ1つだけ確実に言えることは、よっしーさんがここで書かれたように、男系・男子派の本音(無意識のレベルも含む)を炙り出した、というなのだろう、と思う次第でございます(さらにいうと、最後のよっしーさんの問いかけ、”男系男子村の意見に従うか、両陛下の御意志に従うか”は、真の尊王主義者であるか否かをほぼ決定づけるのでは?)

    京都のS

    2022年5月24日

     日本人には個が無く、あるのは世間だけだとコロナ禍の2年間で露呈しましたが、言論活動を含む全ての活動に派閥という世間があり、世間には個として逆らえないわけです。故西部邁氏はサヨク世間にも自称保守世間にも属さず個を貫いた人生だったと私は考えていますが、その高弟2名は自称保守世間の中の親米世間からは抜けたのでしょうが、男系派世間から抜けられなかったようです。西部氏にも二人にも学んだ私は残念でなりません。
     小林先生が宮内職員に呼び出された事実(大御心は愛子天皇)を聞いて施氏は衝撃を受けたようですが、それでも男系派世間を裏切れない(世間>大御心)とは、もはや保守でもナショナリストでもありません。

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