【「国家再生会議」感想】14. 和ナビィ 愛子さまの「皇」の御心

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 5月の十番勝負で、どんなに「男尊女卑」が骨がらみになっているか、自他ともに能力高いと認める人であってもなおのこと「道理」に鈍感であることに驚きます。
そして「愛子様」の素晴らしさを感じ取る素直な感性がなぜ働かないのか不思議です。

 成人になられた折の記者会見のお言葉、話されるエピソードの数々、風情、溢れ出るあたたかさ・気品。
それはどんな解説者の万言よりはるかに優り、「立ち昇り、すべてに降り注ぐ香気」は普通の感受性を持っていたらしみじみ伝わるものと感じました。

 そして中学1年の時に書かれた「私は看護師の愛子・・」の童話の深さ。
≪医者≫ではなく≪看護師≫の設定–「看て・護り・慈しみ・働く者」が描かれます。
まっすぐに「皇」の御心受け継ぎ、比類ないリレーゾーンを歩まれて今に至るただ一人の方であることのこれも顕れです。


 先日の名古屋での十番勝負の折、ふと「本に呼ばれ」ました。
書店や道場の読スメさんのコーナーなどでたまに起きる現象?;。
【昭和天皇の全国巡幸】(アーカイブ出版)でした。
「戦のわざわいうけし国民をおもふ心にいでたちて来ぬ」(昭和天皇御製)
の副題の付いた上品な装丁の重い写真集です。
ゆっくりめくれば、そこに≪天皇と国民に真から通い合う表情≫が溢れていて胸が熱くなります。

 近くの軽井沢町・大日向の開拓地(満蒙から引き揚げ、切り拓いた地)を訪ねられた写真もありました(昭和22年)。「一生懸命勉強してね。立派な日本人になってください。」と小学生に声をおかけになったそうです。

 その折の御製
≪浅間おろし つよき麓にかへりきて いそしむ田人 たふとくもあるか≫
 開拓地には火山の石でできたこの歌碑があり、迫るような浅間山を背景に広い開拓地を今もずっと見守っています。


文責:和ナビィ

4 件のコメント

    ただし

    2022年6月15日

     大日向の開拓地には、昭和天皇の御製を刻んだ、火山の石でできた歌碑が、浅間山を背景にし、今も見守っておられるのですね。

    ダダ

    2022年5月29日

    ゲストのお二方には、愛子さまの成年会見で圧倒されたことを、無理にでも隠している印象を受けました。

    御製のご紹介ありがとうございました。
    私たち、見守られていますね。本当にありがたいです。

    殉教@中立派

    2022年5月28日

    「戦争論」は、まず「情」を大切にして、そこから入ってきた人に対して、具体的な「論」で補強したもの。「情」(内発性)は、(人間の行動の)動機であり、スタートラインなのだが。それをインセンティブにしてしまうのは(インテリ万歳系の学者には)気恥ずかしい気持ちがあるのだろう。なので、和田秀樹のように「2者択一は幼稚」と、自身の情を無視して、小手先のシニシズムに堕してしまう。

    小林先生の作品は、皇族方の和歌、兵士の遺書など「情」を揺さぶる仕掛けが多いし、私達も、そうした先人の記憶を忘れず、次世代に残せたらなあと思う。

    基礎医学研究者

    2022年5月28日

    興味深く読ませていただきました。素朴な感性、想像力。「皇統問題」を考えるときには、最終的には結局ここに帰結すると、思いました。いくら学識があっても、社会科学の場合、それの土台となる考え方がまちがっていたり、ましてやドグマ(教条主義)に陥ってしまった場合、結局柔軟な思考をする人とは、合意できないような気が、私見では致します(和ナビィさんの感想ブログを読んで、そのように思った次第です)。

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