皇室を支える国民にインタビュー!_京都のSさん

Post's thumbnail

皇室を支える国民にインタビュー!シリーズ、今回は京都府の 京都のSさんです。

Q:ご自身の人生で、はじめて皇室のことを意識されたのはいつ頃ですか?
中学生の時に昭和天皇が崩御されました。陛下の闘病中は雨の中でも多くの人が記帳に訪れているニュースが連日テレビで流れていました。その頃です。

Q:皇位継承の問題を意識したのはどういうきっかけがあったのですか?
小林先生の『天皇論』シリーズまでは気にしたことがありませんでした。

Q:「皇室がなくなる」という小林先生の危機感、どう感じましたか?
遠からず無くなると思います。もし女系継承が公認されたとしても、大部分の国民が尊皇心を持たないままでは、いずれ無くなる方向に向かうと思います。

Q:美智子さま、雅子さまと、皇室で女性が生きづらくなってしまう状況をどう見ていますか?
各種メディアがバッシング報道すれば部数(視聴率)が伸びて儲かるという状況がある限り、このような状況は続いてしまう気がします。日本人は、世間(私的な人間関係の環)で通用する行動とは周囲に合わせることだと教え込まれており、そうした世間の世論(皇族に対しては揶揄や批判がデフォルト)から自由になれないという日本人の負の国民性を克服しなければ、女性皇族が精神を病んでしまうような状況は続いてしまうと考えています。

Q:「皇室に関する問題はいろいろな論点がありますが、いちばん気になるのはどんな論点ですか?
日本の国体は皇族方と国民との相思相愛関係ですが、天皇陛下は国民のことを常に気に掛けてくださっているのに、国民側の意識は皇室に対して無関心であったり、皇族方の振る舞いに関して無根拠な批判しかしなかったり、皇位継承に関して男系継承に固執していたりしており、現代日本の国民に果たして皇室を戴く資格があるのか?という疑問を常に持っています。

Q:「国家」というものにとって、皇室があるのとないのではどう違うとお考えですか?
まず日本国憲法の建付けでは天皇の国事行為が為されなければ国会の召集も総理大臣の任命も出来ず、国家として立ち行かなくなります。つまり天皇の存在が無ければ直ちに憲法改正が必要となります。これは護憲派にして反天派という方々に考えていただきたい点です。次に日本人の国民性として、ある方向へ向けて動き出したら止まれずに突っ走ってしまう性質がありますが、天皇というファクターが介在することで「本当にこのままで良いのか?」と考え直す縁(よすが)になると思われます。そして、常に誰かに自己の存在を肯定され、幸せを祈られているという自覚があるだけで心強く思うものですが、例えば自然災害の被災者が天皇陛下に祈っていただいている事実は立ち直る縁となると思われます。国家にとっても国民にとっても、もはや欠かすことの出来ない存在であると考えます。

Q:議員事務所に行くのに迷いはなかったですか?迷っている人がいたら、どんな声がけをしてあげたいですか?
自分が行ったとて何が変わるわけでもないとの思いを拭えませんでしたが、まず行ってみました。それが影響を与えたかは判りません。ただ、後悔はしなくて済んだのは確かです。迷っている人には、後悔したくなければ、ご先祖様に申し開きできる立場になるためには、行っておくべきだと言いたいです。

Q:もう、参院選が迫っています。思いをお聞かせください。
購読紙への投稿(皇位継承問題や皇族批判への反論…)と選挙事務所の訪問はやります。愛子さまサイトにも文章を送ります。自分が死ぬ段になって後悔しないために。

Q:皇室バッシングというものをどう見ていますか?
上の問いでも言いましたが、メディアが皇族方をバッシングすればするほど部数(視聴率)が伸びて儲かるという状況がある限り、皇室批判は続いてしまう気がします。世間に逆らえないことが日本人の負の国民性(昭和天皇も憂慮された付和雷同性につながる)ですが、バッシング報道の問題を解決するには、負の国民性を克服しなければならないと考えます。このことは皇室問題に限らず日本のあらゆる問題(コロナ自粛禍・グローバル化・戦争…)に暗い陰を落としています。

11 件のコメント

    ただし

    2022年6月15日

     一つひとつのご回答に、深く考えさせられました。
     日本人の負の国民性の克服なくして、皇室の存続はない、ですね。強引に続けることは、女性皇族方の精神が病んでいくのを何もせずに放っておくことと同義ですね。
     昭和天皇の慧眼には、改めて感服致します。

    京都のS

    2022年5月30日

     れいにゃん様、ありがとうございます。「対報道に特化した不敬罪」ですか。なるほど!一般的不敬罪はファシズムと捉えられかねないので難しいと思いましたが、第一権力としてのマスコミに対してなら不敬罪OKだと思います。
     投票権は先祖にも子孫にもありますよすね。

    れいにゃん

    2022年5月29日

    私も、今行動を起こさなければ、先祖にも子孫にも申し訳ないという気持ちです。
    皇族方に基本的人権も権力もない以上、不敬罪は必要だと思います。
    皇室は特権階級で権力者も同然だという、誤った認識の国民が増えてしまった。そんな国民を助長させないためには、対報道に特化した不敬罪が作れないのか!と思ってしまいます。

    京都のS

    2022年5月29日

     roku様、ありがとうございます。「皇室のバッシングをすれば部数が増える」のは、かつてなら「好戦的報道をすれば部数が伸びる」から新聞・雑誌と読者が共犯関係となって戦争に突き進んでいった歴史的事実があり、これらは相似形ですよね。
     直系家族システム(Eトッド)に由来する権威主義(タテ)と、世間(阿部勤也)の空気による支配(ヨコ)とで雁字搦めになっているのが日本の個人だと思われますが、これこそが「日本の不幸」の源泉かもしれないと思い始めています。かつての大戦(イケイケどんどん)も自虐史観(日本ダメポ)も、バブル景気(ジャパン・アズ・ナンバーワン)もグローバリズム(改革すべし!)も、縦(権威主義)と横(世間)の縛りで自縄自縛だったから最悪の方向に向かったと考えられます。
     決して自虐史観で言うのではなく、冷静な分析です…。朝日新聞1997年年頭社説が語った井戸水の第3層(ドロドロとした無意識の層・噴き出すと好戦的になる)は、ある意味では当たっていたのでしょう。しかし朝日社説氏は井戸の3層が逆方向(反戦平和・グローバル化・コロナ自粛…)にも働くことを見逃していたわけですが…。

    roku

    2022年5月29日

    皇室のバッシングをすれば部数が増える というのは、現代の日本人の心の貧しさを表わしているように思えます。人は、自分が不幸であればあるほど、他人の不幸は蜜の味 となりますからね。どうして、日本社会にこんなに「不幸」がまん延してしまったのか。グローバリズムなど、日本社会の問題を深く掘り下げる必要があるように思います。高森先生の仰る「稽古照今」は日本が現在最も必要としていることだと思います。

    京都のS

    2022年5月29日

     ダダ様、ありがとうございます。日本人は自分が参加している世間の年長者には逆らわないくせに、その世間が悪と認定した者に対してはどこまでも残酷に振る舞える性質を持つようです。村八分やイジメが無くならないのも、このせいでしょう。「有名人の不倫叩き」も「コロナ禍中での非自粛者叩き」も、そして「皇族バッシング」も根は同じだと思われます。俗情と結託して叩くわけです。世間の空気が容認する正義を背景として叩くわけです。

    京都のS

    2022年5月29日

     基礎医様、「京都のSさんらしい」ってどういう意味ですか(笑)。理屈をこねくり回すって意味ですか?それなら、世間の年長者から「(屁)理屈を言うな」と言われた時にも戦ってきたのかな?ぐらいに思っていただければ幸いです。
     くりんぐ様、奈良でのPV以来ですね。女系公認の制度に変えるというハード面と「バッシングしない&させない国民になる」というソフト面の両面が必要だと私は考えています。制度が整って愛子皇太子が誕生し、それによって一時期「愛子様ラヴ」が盛り上がったとしても「手のひら返し」の機会を狙うような国民性のままではダメだからです。
     たけ様、初※ありがとうございます。そういう法律に頼らなくて良い国民性になるべきという思いはありますが、法整備もされれば心強いですね。皇族方を特権階級だとして攻撃するのは幸福度が低いことも大いに影響しているはずです。だから自分たちの幸福度を下げているものの正体は何か?を真剣に考えていくべき時かもしれませんね。

    ダダ

    2022年5月29日

    コロナ禍では日本人は世間に倣うということが良く分かりました。
    双系継承が日本の性質だということを周知させていきたいです。
    (専門的な知識としてではなく庶民の常識として)

    週刊誌は秋篠宮殿下が釘を刺したのに、民間人の小室さんのストーカー記事を続けていて、眞子さまのご回復を願う心遣いが微塵も感じられません。
    皇族の品格を損なうため全ての記事に反論できないことは分かりますが、放置していると反論しない=事実と勘違いする輩が湧いてきます。
    天皇陛下は秋篠宮殿下は望んでいませんが、宮内庁が定期的に抗議または国民へ情報発信しないと、国民の目は覚めないと思います。

    たけ

    2022年5月28日

    初めてコメントします。

    尊皇心は私自身そんなに強くはありませんが、システムとして続けていくことが将来の日本にとってはベストだと思います。

    一方で、その代償として人権を捨ててやっていただいている皇族方への配慮は絶対に必要だと思います。皇族=特権階級という間違った考えをもった人々が未だに多くいる。法律を作るなどして何とかマスメディアが正しい役割を果たせるようにならないものでしょうか?

    権威と権力を分ける天皇制はベストとはいえ、皇室バッシングが続く現状のままであれば私個人の意見としては天皇制は続けるべきではないと、ここ最近思い始めています。つまらない国民のために人生をかけていただく必要などない。将来お嫁さんお婿さんになる方も含め、あまりに可哀想です。

    くりんぐ

    2022年5月28日

    天皇陛下や皇族方はその品位を守るために、表現の自由を制約されています。
    一方国民であるメディアには憲法で自由が保障されています。
    自由を保障されている側がその自由を振りかざして、自由を制約されている方々を一方的に攻撃するのは不公平です。

    皇族方へのバッシングが繰り返されるのは、「バッシングすればするほど部数(視聴率)が伸びて儲かる」から。
    「バッシングすればするほど部数(視聴率)が“落ちて儲からない”」ようにすれば、メディアが皇族方へのバッシングにひた走る必要は無くなります。儲からないのですから。

    基礎医学研究者

    2022年5月28日

    楽しく読ませていただきました(実に、京都のSさんらしい、という意味で)。Q1,Q2については、自分と歩んだ道がかなり似ていることに、シンパシーを感じました(わたしは、昭和天皇崩御のときは、高校生でしたが)。あと、参議院選挙事務所訪問に関しては、同感です。今回は、衆議院選挙のときの経験があるので、ハードルは下がりましたかね。でも、やはりこういうことは、普段から考えているかどどうか(思考形成トレーニングできているのかどうか)が、やはり重要になってくるとは、思う次第です。

コメントはこちらから

全ての項目に入力が必須となります。メールアドレスはサイト上には表示されません。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。