皇室を支える国民にインタビュー!_くろ さん

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皇室を支える国民にインタビュー!シリーズ、今回は千葉県のくろ さんです。

Q:ご自身の人生で、はじめて皇室のことを意識されたのはいつ頃ですか?
皇室というか、天皇の存在を意識したのは小学校1年生か2年生の時です。担任の小宮山先生(50歳位の女性)が、ある日の朝の会でいきなり黒板に大きく「君が代」の歌詞を書きました。そして歌詞の説明を始めたのです。「え?何が始まったの?」と戸惑いました。後からわかりましたが、その日は教員のストライキで本当は自習だったようです。昭和40年代後半は日教組の活動が活発で学校でもストライキがありました。小宮山先生は抗議の意思を示すための行動だったようです。もう50年以上経ちますが、「校長に文句を言ってくる」と言いながら教室を出て行った先生の表情は今でも鮮明に覚えています。

Q:皇位継承の問題を意識したのはどういうきっかけがあったのですか?
高森先生の本で、側室制度がない現状ではいずれ天皇は消滅するとハッキリわかったからです。身近で考えてみても、うちの曾祖母(江戸末期生まれ)は本家を継いで婿養子をとりましたが第一子を出産時に子供もろとも死亡してます。残った養子の曾祖父が後妻をとりましたが、当然生まれた祖父は遺伝子的には繋がってません。そしてその祖父も男子が生まれなかったため、うちの父が養子になりました。血縁で家を繋いでいくというのは本当に大変なことだと思います。

Q:ご自身と皇室に関するエピソードがあれば教えてください
今まで気づかなかっただけで、皇室や天皇の存在を身近に感じることが結構あります。たとえば明治天皇の即位後初めての新嘗祭である大嘗祭に献上されたお米のこと。その時の悠紀斎田は私の出身地の甲府市であり、主基斎田は現在住んでいる鴨川市です。また、明治天皇でいえば、明治24年に起きたロシア皇太子を切りつけた大津事件。この時、明治天皇を煩わせて申し訳ないと京都府庁前で首を切って自刃した畠山勇子も鴨川市出身です。
江戸時代、光格上皇や仁考天皇の侍講を勤めた国学者の山口志道も鴨川市出身です。恐らくこれらのことは地元の人もほとんど知りません。
とりあえず、知ることの大切さを改めて感じます。

Q:議員事務所に行くのに迷いはなかったですか?迷っている人がいたら、どんな声がけをしてあげたいですか?
特に迷いはありませんでした。初めてだったので好奇心の方が勝りました。基本的に歓迎してくれるはずです。相手も票が欲しいでしょうから。
気軽にお茶を飲みに行く感じで全然平気です。

Q:もう、参院選が迫っています。思いをお聞かせください。
地元のお祭りに、現職の参議院議員がくるのでチャンスがあれば、高森先生の本を献本したいと思います。秘書の人とも知り合いなのでなんとかなりそうです。ただ、ご本人は皇統問題にはあまり関心がなさそうですが・・。

6 件のコメント

    基礎医学研究者

    2022年6月6日

    非常に興味深く読ませていただきました。自分が中学校、高校生のときも日教組が強く、ストライキが行われているとも知らず「授業中止」を喜んでいたレベルと較べると、天と地の開きありです(まったく、すごい先生がいたのだと”尊敬”の念です)。それから、Q2の血縁をつないでいくことのエピソードは、科学者として大変興味深く見させていただきました。遺伝子プールを維持していくためには、子孫の数を増やさないとまず難しい(でも、これは実験動物レベルの話です)。そして、そんなことは人間ではできるわけがないのですが、側室制度というのはある意味そのようなものだったのかもしれません。歴史的な事実を決して否定するわけではありませんが、現代においてかなり無理があるのは明らかで、やはり「因習」は改めるべき、とくろさんのインタビューを読んで思った次第です。

    ただし

    2022年6月6日

     血縁で家系を繋いでいくためには、門戸を出来るだけ大きく開けなければ、いずれ行き詰まるということが、よく分かるお話し、どうもありがとうございました。
    「知ること」は本当に大切ですね。いわゆる男系派と呼ばれる人たちは、知ることを拒否してはいまいか、と思います。

     わたしの小学校の頃(昭和50年代)は、たま〜に自習になることがあって、クラスのみんなで大喜びしたなあと懐かしく思いました。
    (*^^*)

    れいにゃん

    2022年6月5日

    血縁で家を繋いでいくことが、どれだけ大変なことか!本当にそうですよね。愛子さまの存在こそが奇跡です。ダンケー派の身の周りにも、おそらく出産で命の危険に晒された母子はいるはずですが、知ろうとしていないだけでしょう。

    京都のS

    2022年6月5日

     Q1ですが、確かに昭和40年代は酷かったですね。私も卒業式で「君が代」が流れた時に教師が一斉に座ったことを覚えています。当時の世論に乗った教師陣@日教組世間の姿でした(泣)。
     Q2ですが、室町期までは婿入りこそがデフォルトで、江戸期になっても武家・豪農・豪商以外は婿入りも有りで、その名残は現代にも普通にありますね。
     Q3ですが、2019年の大嘗祭では主基田:京都府の南丹、悠紀田:栃木県の高根沢でした。済みません。無意味に対抗してみました(笑)。

    秋田のタカ

    2022年6月4日

    地元と皇室の関連したことを学校で習うことがなかったので、学校や個人で習うことができればいいなあと思いました。

    ダダ

    2022年6月4日

    Q2のエピソードは、女は産む機械と考えている男系固執派に教えてやりたいです。
    出産時に命を落とすことはあります。それを医療技術が進歩しているとか、男女の産み分けとか、生まれることを前提にして安定継承の方策を語っているのがおかしいです。(男系派はそこに気付いていませんが。)
    愛子さまがいらっしゃることに感謝です。皇太子への道を切り拓いて行きたいです。

    大嘗祭の斉田のことは令和の改元で知りました。
    悠紀(ゆき)と主基(すき)に選ばれると光栄ですけど、プレッシャーも凄いですよね(;^_^A

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