皇室を支える国民にインタビュー!_鈴木カオル さん

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皇室を支える国民にインタビュー!シリーズ、今回は東京都の鈴木カオルさんです。

Q:ご自身の人生で、はじめて皇室のことを意識されたのはいつ頃ですか?
小学生の頃だと思います。

Q:皇位継承の問題を意識したのはどういうきっかけがあったのですか?
上皇陛下がいよいよご高齢になられた様子を見たとき。
突然、「皇太子殿下の次はどうなるんだろう」という不安が生じました。

Q:ご自身と皇室に関するエピソードがあれば教えてください
皇室の皆様と直接ふれあったことはありません。
ただ、私が小・中学生の頃、
「天皇は終生自由を剥奪されている被害者」
「天皇は正義の主権者である国民様を抑圧する支配層の親玉」
という、今思えばダブルスタンダードも良いところの、手前味噌な教育がまかり通っていました。
それで当時、「皇室なんか廃止して、天皇は国民のなかからくじ引きで決めちゃえ」と思いつつ、陛下のことを「天すけ」などと呼んでおちょくっていました。
それが、中学生の時に愛子殿下がお生まれになられたのを見て、少々不敬な話ではあるのですが、遠い親戚の子が生まれたような気がしました。

この子が将来天皇になるんだな、私はこの子と共に歩んでいくんだなあと思い、殿下がすくすくとお育ちになられる様子を見ていく内に、段々天皇並びに皇室という存在が悪くないものと感じられるようになりました。

大学生の時に『ゴー宣』と出逢ってからは、ひとまず自分は皇室に敬意を払うところから日本人をやり直す必要があるように感じ、皇室カレンダーを使うようになりました。

又、その頃履修していた授業で、教授がその年の歌会始に召かれた時の話をされたのですが、教授が開口一番「天皇に招待されて……」と言ったところ、私を含め学生側から息を呑む音が聞こえました。
あの感覚への興味は今も残っています。

後は、新年参賀と御即位参賀に一度ずつ行ったことがある、という程度です。

“Q:「皇室に関する問題はいろいろな論点がありますが、いちばん気になるのはどんな論点ですか?
「私たちのために皇室をやって頂いている」という認識を持つべきではないか、という論点。

Q:「皇室がなくなる」という小林先生の危機感、どう感じましたか?
「1+1=2」と同じくらい自明なものとして、早急に手を打たないとまずい緊急事態であると感じました。

Q:美智子さま、雅子さまと、皇室で女性が生きづらくなってしまう状況になってしまっています。この状況をどう見ていますか?
女系天皇を公認し、不敬罪を復活させるだけでよくなるのに、政治家も国民もなぜ議論すらしないのか、と思いながら見ています。

Q:「国家」というものにとって、皇室があるのとないのではどう違うとお考えですか?
皇室がなくなった瞬間、「国を愛する」という感覚が消失すると考えます。
戦争になったときも、皇室があるのとないのとでは、前者の方が遙かに士気が高いと思われます。

6 件のコメント

    ただし

    2022年6月24日

     戦争になった時に士気が高まるという感覚こそが、天皇の存在感に気付く、きっかけになるかと思いました。
     そして、小林よしのり先生の存在は、とてもありがたいと改めて気付かせて頂きました。

    鈴木カオル

    2022年6月14日

    インタビューに答えさせて頂きました本人です。

    >サトル様
    不敬罪廃止以来、ネットの誹謗中傷そのままの犯罪を国民総出で皇室に向けてやらかし、当時の私のような子どもにもその真似をさせてきたのが戦後史だと考えます。
    勿論、侮辱罪の厳罰化は文句なしに正しいですが、同時に不敬罪を復活させるべきだと思います。復活させなきゃいけない程にモラルが破綻しているのが恥ずかしくてなりませんが。
    ただ、愛子殿下を「遠い親戚の子」のように感じ、この子と共に歩んでいくんだと思ったのは、仰るとおり不敬ではないのかも知れませんね。むしろ健全だったのかも知れません。

    >ダダ様
    愛子殿下のご誕生以来、ご尊顔を拝見する度に、「あんなちっちゃかった子が」というイメージと、「思えばこのお方と同じ時代を生きてきたなあ」という感覚が滲むようになり、日本人としての本来的な感性が回復していった気がします。

    本当に、不敬罪の復活は真剣に議論したいです。又、左翼史観と大衆のやっかみが融合した「皇族=特権階級」という醜悪なキメラは、諸悪の根源として根絶するべきと考えます。

    >京都のS様
    ありがとうございます。
    当時、小林さんが参加された「作る会」がまさに出てきた頃でした。あの時代のいい加減な教育・マスコミの影響を素直に受けていたことを振り返ると、自分の子ども世代には絶対に経験させたくないと心から思います。

    ただ、尊皇心というのは、意外とあんな風に「自己的」な感じでいいのかもしれません。
    心というのは、個人的な感覚を出発点にした方が無理なく育つので。

    >基礎医学研究者様
    当時の自分を思い返すと、「まあ子どもなんだし目くじら立てずとも……」とは思う反面、恥ずかしいったらありゃしません。上皇陛下がお聞きになられたら多分お笑いになられるとは思うのですけど、そうなったらもう申し訳なさの余り泣いちゃうかも知れません。

    あれは、当時の大人のふるまいに影響を受けた結果でした。子どもに黒歴史刻ませない方が良いと思うので、そのためにも不敬罪導入した方が良いと思います。

    基礎医学研究者

    2022年6月14日

    オモシロク読ませていただきました。Qの「天すけ!」と「不敬罪の復活」。カオルさんの心の動きがよくわかる表現で、結構正直だな(笑)と思った次第です。

    京都のS

    2022年6月14日

     はじめまして。Q3の回答にある「天皇は終生自由を剥奪されている被害者」と「天皇は正義の主権者である国民様を抑圧する支配層の親玉」は、本当にダブルスタンダードですね。「『天すけ』などと呼んでおちょくっていた」人が「愛子殿下がお生まれ」になると「遠い親戚の子が生まれたような気が」したという件は、素朴で純粋な尊皇心が芽生える現場をリアタイで追うような感覚になります。素晴らしい表現力だと感心いたしました。

    ダダ

    2022年6月13日

    愛子さまがお生まれになったことが転機となったのですね!
    私もです(^O^)/

    皇族の名誉・尊厳を守るすべが無いので、不敬罪は私も賛成です。
    ついでに、皇族=特権階級というデマを駆逐する必要もありますが。

    サトル

    2022年6月13日

    最初から最後まで、興味深く拝読いたしました。
    今日(13日)、参議院にて「侮辱罪」がネットでの誹謗中傷に対して「国民が先に」可決成立。
    「不敬罪」もでは?と思わずにいられません。

    またQ3の「中学生の時に、愛子殿下がお生まれになり……遠い親戚の子が生まれたような気がしました……私はこの子と共に歩んでいくんだなあと思い、……」

    不敬でもなんでもなく、「その気持ちこそ」が、大切だと思います。

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