皇室を支える国民にインタビュー!シリーズ、今回は奈良県のだふね さんです。
Q:ご自身の人生で、はじめて皇室のことを意識されたのはいつ頃ですか?
小学校高学年の頃。祖母の家に行くと女性週刊誌が何冊も置いてあり、よく読んでいました。今と変わらず皇室の記事が多かったので、自然と目に入りましたね。(実はちょっと色っぽいページも、コッソリですが(笑)。)グラビアに皇室の方々のご近影があって、私が「お金持ちそうでいいなぁ」とこぼしたら、そばにいた母が「何言ってるの、この人たちは可哀想で、自由がないの」とバッサリ! 頭を殴られたような衝撃でしたねぇ。たぶん、その頃からです。「皇室って、何?」と。
Q:皇位継承の問題を意識したのはどういうきっかけがあったのですか?
愛子さまがお生まれになられた時です。「このコが未来の天皇になるのかぁ」と。それから「……あれ、待てよ。天皇は男子のみと決まってたっけ?」とハタと気づきました。中学の時『公民』の教科書だったか、皇室典範の一部らしき文面を読んだのを思い出したのです。「ああ、次に男の子が生まれたら、そのコが天皇やね……え、雅子さまって、いくつ?」と。
そこから更に思考を深めていけば、「双系でつなぐべし」という結論に至ったかも知れませんが、「まぁ、皇室はむかしからあるし、何とかなるんか、な……?」とそこで一旦ストップしちゃった! 恥ずかしい。当時の認識って、その程度。危機感ゼロでした。
そして再び「あれ、おかしいな」と感じたのは、私自身が長男を身籠った時です。当時、皇太子殿下の「人格否定発言」がニュースになりました。「生まれてくる子の性別をコントロールなんて、できるわけないでしょ!」と、今の私なら物申せるのですが、その時でも、うっすら疑問に思う程度でした。ほんとに恥ずかしい。あとで雅子さまに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
Q:ご自身と皇室に関するエピソードがあれば教えてください
やはり、今上陛下と皇后さまがご婚約された時のことは、忘れられません。当時の皇太子殿下と雅子さま、メチャクチャ素敵でした。皇太子殿下の「一生、全力でお守りする」というプロポーズに、わざとらしさや気障ったらしさは一切感じなかった。素直に「カッコイイ?」と。
基本ロマンチストで影響を受けやすい私は、それ以降しばらく「男は男らしく、このぐらい女に対してストレートに愛をぶつけやがれ!!」と、勝手なことを周囲にほざいていました(笑)。
そして、『ゴーマニズム宣言』と出会ったのも、小林先生が連載において「皇太子っていいやつじゃん」と皇太子殿下を褒めまくっていらしたからです。「激しく同意!」と思って、そこから読者になったという経緯が。不思議な縁ですね。
Q:「皇室に関する問題はいろいろな論点がありますが、いちばん気になるのはどんな論点ですか?
「愛子さまはこれからどうなるの?」です。同じ女性として、幸せを掴んでいただきたい気持ち、私はものすごくあります。素晴らしい女性ですから、ぜひとも皇室に残って、天皇皇后両陛下を支えていただきたい。ですが、もし今の状態でご結婚されて民間に下られたとしても、「それが愛子さまにとって幸せなら……」と考えることもあるのです。
「愛子さまはどうしたいのだろう? 天皇になる覚悟はとっくの昔にできておいでなのでは」と、私は恐れ多くも拝察いたしますが……。もし、それが叶わないのだとしたら、これほど胸が痛む話はありません。
「天皇になるか、主婦になるか」という両極端な道なのに、愛子さまは未だに方向が定められない。20年以上も。自分で決めることが許されないなんて、非常に残酷ですよ。
こうなるまで放置したのは我々、日本国民の責任だと、みんな、早く気づいて! 後世の人たちから、「我々の先祖は愚かだった」と言われますよ!!
Q:「皇室がなくなる」という小林先生の危機感、どう感じましたか?
すぐにではないにしても、このままだと確実に皇室は滅ぶでしょう。
おそらく「自分たちが生きている間やり過ごせるなら、皇室なんてどうなってもいい」という人たちが、日本の未来が輝かしい方へ進むことを妨げている。そのことに対しては、腹の底から怒りが湧き上がりますね。
現実から目を背けて、「静かな環境で議論を」などと賢しら口をきく人たちの横っ面、私もひっぱたいてやりたいです!
Q:美智子さま、雅子さまと、皇室で女性が生きづらくなってしまう状況になってしまっています。女性としてどう見ていますか?
「生まれた場所、生きる世界が他の人とちがう」というだけで、生身の人間としての「ありのままの自分」を理解してもらえない。罪を犯したわけでもないのに、見知らぬ人から悪意をぶつけられる。その辛さは察するに余りあります。(あ、これは男性皇族もそうか?)
女性皇族の方々は、「女性が本流ではない」とされる皇室において不断の努力し続けておられ、懸命に活路を拓こうとされています。そのような勇気を持つこと、私にはできないですし、「やっていただいている」という感謝の気持ちしかないです。
しかし、自分にできもしないことを皇室の方々に押しつける国民の了見って、どないなん?? 己の想像力を「1ナノメートル」でも働かせてください、と言いたい。
Q:「国家」というものにとって、皇室があるのとないのではどう違うとお考えですか?
皇室とは日本そのものであり、天皇がそこにいるだけで「日本」がそこにある、という気持ちにさせられます。皇室がなくなったら、「日本」はどうなっていくのだろう?
「国」とは、「国家」とは、「国民」とは何か? 大衆がそれらについて真剣に考えたことがないから、政治家やマスコミは、平気で皇室を蔑ろにするのでしょうか。
ウクライナ戦争のように、他国からの侵攻がなくても、「日本」が「内側から」滅びていくということはありえます。日本は、いずれ韓国やアメリカのような国になるのかな?
Q:(昨年の衆院選の時、議員事務所訪問された方対象)議員事務所に行くのに迷いはなかったですか?迷っている人がいたら、どんな声がけをしてあげたいですか?
「つべこべ言わずに行け!」ですね。議員事務所は、拍子抜けするぐらいオープンですよ(^^)/ 不謹慎かも知れませんが、「いろいろとオモロイもの」を見ることができますので、この機会に、ぜひ!
Q:もう、参院選が迫っています。思いをお聞かせください。
と、言いつつも、やっぱり直接政治家に働きかけるって、キンチョーするんよなぁ~~~っ!!
個人としてどれだけのことができるかわかりませんが……ヘタレなことをしたら、ごめんなさい(;^ω^)
8 件のコメント
ふーてんの寅ちゃん
2022年6月16日
『ゴー宣』などで学んだことも活かしながらも、だふねさんが経験や思いをもとにご自分の言葉で語っておられるなあという印象を強く受けました。全員が判を押したように同じことしか言わない(言えない)男系派の人々とは一線、いやニ線、三線を画していますね。つべこべ言わずに議員事務所に突撃する行動力もすごい!私もこのインタビューを読んで「行動しなくては!」という気持ちになりました。魂の込もった言葉は、心に響くものですね^^
サトル
2022年6月16日
のめり込むように拝読しました。
「つべこべ言わずに行け!」……至言にございまする。
個人的には、
「男はすぐ調子にのる!」も、とても「響いて」おりまする。
urikani
2022年6月16日
あれこれと天皇や皇族方に注文をつける輩は、本当に想像力というものを持っていないんだな、と思いますね(怒)
( ๑º言º)
京都のS
2022年6月16日
Q1の回答から尊皇一家に育ったのだなぁという人となりが伝わってきます。Q2の回答で「天皇は男子のみ」に対して「おかしいな」と気付くのが「私自身が長男を身籠った時」だという件は、いかにも体得したって感じです。Q3の回答で「(皇太子の)プロポーズに、わざとらしさや気障ったらしさは一切感じなかった」「ストレートに愛をぶつけやがれ!!」という感想も『ゴー宣』のセリフ「皇太子っていいやつじゃん」に同意する件も実感が籠っています。Q6の回答「自分にできもしないことを皇室の方々に押しつける国民の了見って、どないなん??」は思いっきり同感です。女性皇族に関する問いに(あ、これは男性皇族もそうか?)を付け加えた点に皇族方への敬愛心と優しさを感じました。さらに、一足違いで皇族に成れなかった小室圭さんまでが今もマスコミ禍に晒されていますから…全くもって申し訳ないですね。
ダダ
2022年6月15日
Q4について。愛子さまは大学で日本語と日本文学を学ばれていますよね。
次代の天皇となられることを意識しているからこそ、日本語のルーツや古典文学に関心がおありなのかなと。。そうだとしたら誠にありがたいことです。
Q7の「内側から滅ぶ」は同感です!
しかも急激にではなく、ゆ~~~~~っくりとですよね。
Richard Tiger
2022年6月15日
「つべこべ言わずに行け!」
🤣🤣🤣
基礎医学研究者
2022年6月15日
興味深く読ませていただきました。皇統への感心は、このインタビューを見るに周辺の環境が大きく、「情感」から入っているのが、うらやましいかと。現在のだふねさんを見ていると、情感→知識という順序が、尊皇心を養う健全な方向のように思いました。それから、選挙の回答。「つべこべ言わずに行け!」。これは、だふねさんならではの名言!しびれました~(≧▽≦)
秋田のタカ
2022年6月15日
自分の場合は、祖母が、テレビで皇族の方を見かけた時、音量を高くすることから何か大事なことが始まるのかなと思ったのが、皇室に対して興味を持ち始めたきっかけだったかなと思いました。
皇室典範を学校で習った記憶がないので、だふねさんの学校を秋田の学校の人たちは見習ってほしいなあと思いました。