声優竹内幸輔さん急逝から皇室の未来を考える「明日が来るのは当たり前のことではない」

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6月15日、声優の竹内幸輔さんが8日に病のため急逝されたことが公表されました。
45歳の若さでした。

突然の死は、いつ誰の身に降りかかるか分かりません。皇室の方々も例外ではありません。

今から20年前の平成14(2002)年11月21日、昭和天皇の末弟・三笠宮さまの三男で「スポーツの宮さま」と呼ばれた高円宮憲仁親王が、カナダ大使館でスカッシュの練習中心室細動による心不全で突然倒れられ、亡くなられました。47歳の若さでした。

当時11歳だった高円宮さまの三女・守谷絢子さんは、夫の守谷慧さんとの婚約会見で、父親との突然の別れから、「今日あることが明日も必ずある訳ではない」という認識を持たれたとおっしゃっていました。

「悠仁さまがいらっしゃるのだから時間はたっぷりある」
男系固執派の決まり文句ですが、その時間は永遠ではありません。
明日が来るのは、当たり前のことではないのです。

悠仁さまの結婚について、「父親の秋篠宮さまが早かったから大丈夫」と言う方もいますが、それは現実逃避に過ぎません。

悠仁さまと秋篠宮さまでは、取りまく状況が全く違います。
秋篠宮さまは上皇さまの次男で、ご結婚相手である紀子さまにかかる「男子出産圧力」は、当時皇太子だった兄の天皇陛下のご結婚相手よりははるかにマシなものでした。
秋篠宮さまが皇太子のお立場だった場合、紀子さまとのご結婚はスムーズにはいかなかったかもしれません。

悠仁さまは次世代の皇室の唯一の男性です。現在の皇室典範のルールのままでは、悠仁さまに男子が生まれなければ、男系男子だけでなく皇統も断絶します。
そんな悠仁さまの結婚相手にのしかかる「男子出産圧力」は皇后さま以上に酷いものになることは火を見るより明らかです。
皇后さまは「男子出産圧力」のせいで、ご病気になってしまわれました。今は回復されているとはいえ、まだ療養中の身の上です。決して過去のことではないのです。
悠仁さまが「愛する女性に皇后さまと同じ苦しみを味合わせたくない」と結婚を拒まれたとしても、責める資格は誰にもありません。

男子に恵まれなければ皇后さま以上に酷いバッシングを受け続けた挙げ句、皇室から追い出される結婚を、祝福出来る親はいないでしょう。

「男系男子限定継承」の縛りを外さなければ、皇族方の、悠仁さまの結婚のハードルは高くなる一方です。
芸能界では歳を重ねた男性が年の離れた女性とご結婚されるケースがありますが、自由が制約され、贅沢な暮らしが出来るわけではない皇室の方の結婚と同列に考えない方がよいでしょう。

不妊の原因は、男女どちらにもあります。
女性の妊娠能力が年齢を重ねるにつれて下がっていくのと同様、男性も年齢とともに精子の状態に影響が出てくることから、不妊検査は夫婦一緒に受けることが薦められています。
「いくつになっても男性は子作り出来るから大丈夫」ではないのです。

過去にフランス王室では、妻が男子に恵まれなければ、離婚して別の女性と結婚する「時間差一夫多妻」で男系継承を維持したとされています。
これを現代の皇室で行えば、国民からの非難は避けられません。結婚してくれる女性も現れないでしょう。

悠仁さまが伴侶と死に別れてしまうケースも考えられます。
悠仁さまが若くして最愛の方と死別されて悲しみに暮れているときに、男子がいないというだけで、「別の若い女性と再婚して男子をもうけてください」と迫る、そんな非情な大衆に、天皇を戴く資格はありません。

先送りする時間の余裕など、全くないのです。
未婚の皇族方が今後生涯を共にしたいと心から思える方との出会いがあれば、ご本人が望む形で皇族の身分に留まり、皇室に貢献出来る制度を整える責務が、国民にはあるのです。

皇室の方々の幸せのために、皇室の末長い繁栄のために。

文責 滋賀県 くりんぐ

3 件のコメント

    ダダ

    2022年7月1日

    私も全て同意です!
    内廷(天皇家)、秋篠宮家、皇室の皆様を守っていきたい!
    皇室を苦しめる因習、大衆感情、男尊女卑、これら全て、常識の海へ沈めましょう!

    かずず

    2022年7月1日

    まさにその通りです!
    今の在り方では、ご皇室の繁栄は無理だと思います。

    京都のS

    2022年7月1日

     導入部から末尾の一文に至るまで完全に同意しました。

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