時間稼ぎを許すな!「皇位継承」政府の論点整理に注目

Post's thumbnail

安倍政権 コロナどさくさで「女性・女系天皇潰しプラン」か
https://www.news-postseven.com/archives/20200522_1565016.html

5月9日、政府は「安定的な皇位継承策」についての有識者への非公式のヒアリングを終え、論点整理に入りました。

政府の姿勢はこれまで通り、女性・女系天皇に否定的で、旧宮家の男子を皇籍復帰(正しくは皇籍取得)する案が検討されている、というもののようです。


もし事実であれば許しがたいものです

(ただし、記事自体は、トーンこそ弱めであるものの、そうした政府の姿勢を批判的に報じています。)

政府が今後出してくる論点整理は、おそらく次のような内容になるものと思われます。


①女性・女系天皇は、今は世論の支持を集めているが、皇統断絶と見られる恐れがある。


②旧宮家男子の皇籍復帰は、600年さかのぼらないと歴代天皇にたどり着かないが、男系継承を維持できる。


③秋篠宮さま、悠仁さまの継承順位を変更すると、廃嫡と見られる恐れがある。

④皇統問題は一朝一夕に片付けられる問題でなく、それぞれの主張を踏まえて丁寧に議論する必要がある。

一見もっともらしく見せかけておいて、その実は「問題を先送りしたい」というのが政府の本音でしょう。


皇統を維持するには、女性・女系天皇を認めるしかありませんが、それは支持母体である日本会議が許さないからです。

だから、おそらくは無理筋とわかっていても旧宮家を持ち出して、議論を膠着させたいのです。

日本会議にとっても、先送りは悪い策ではありません。


愛子さまら内親王方が結婚されて臣籍降下されれば、女性天皇の候補者がいなくなります。


そうなれば女性・女系天皇の議論は無意味になります。


だからそこまで時間稼ぎをして、その後でゆっくり旧宮家男子の皇籍取得を進めていけばよいのです。


旧宮家の男系男子は元々「600年さかのぼらないと歴代天皇にたどり着かない」一般国民だから、日本会議側にタイムリミットは無いのです。

自分が生きている間は悠仁さまがいらっしゃるのだから、自分が面倒なことをする必要は無い。


後のことは後の人間にやらせればいい。


とも思っているでしょう。

一言で言って「卑怯」。


政府も日本会議も、結局は自分のことしか考えてはいないのです。

発表される時期も気になります。


今後の政府の動きを注視していかなければなりません。

文責:静岡県 L.K

前の記事 

4 件のコメント

    l_k

    2020年5月25日

    >>京都のS様
    コメントいただきありがとうございます。
    「皇太子」と「皇嗣」の違いは周知されなければなりませんね。
    秋篠宮さまのご姿勢を拝するに、皇位を継ぐご意志をお持ちでない可能性は十分に考えられます。なので現在の継承順位を既成事実化するのは、ご本人にとっても残酷なことではないかと思えます。

    >>JACKER様
    コメントいただきありがとうございます。
    旧宮家はアリバイ作り、というのは十分あり得る話ですね。
    とはいえ、いずれにせよこれ以上時間をかけるわけにはいきません。
    愛子さまはもう大学生になられ、ご自身の将来をご案じのはずです。
    眞子さま、佳子さまもいつご結婚されてもおかしくありません。
    一刻も早く女性・女系天皇と女性宮家を可能にし、ご自身の生きる道をお選びいただけるようにしなければなりません。

    >>くりんぐ様
    コメントいただきありがとうございます。
    まったくです。
    しかもその女系でさえ、愛子さま・悠仁さまの代から数えて三代前、五代前止まり。
    これで血筋が近いなどとふつう言えるでしょうか。
    身近な親戚関係で想像してみても、この遠さの者が後を継ぐというのはちょっと考えられません。

    くりんぐ

    2020年5月24日

    旧宮家の男性子孫に皇籍取得させようとする理由が「女系で血筋が近い」。
    男系固執派も結局女系頼み。

    JACKER

    2020年5月24日

    多分、生前退位の時のように自分たちだけで勝手に決めてしまおうということでしょう。(旧宮家の件は、自分たちのコアなファンへのアリバイ作りの面もあるとは思いますが・・・・・(というのはコロナ対策でドジって支持率が急低下したため。)
    先日、検察定年延長法案が国民の声で今国会の採決を見送られたのは記憶に新しいですが皇位継承に関して言えばこれ以上の声をあげかつ先の生前退位と同じくらいないしはそれ以上にオープンな議論を持って決められなくてはなりません。
    そのためには、我々一人が声をあげて世論を喚起させねばなりません。

    京都のS

    2020年5月24日

     武家における正統な後継者は「嫡男」ですが、皇室では「皇太子」(継承順位1位の皇子)です。弟宮であられる秋篠宮さまは皇太子ではなく、現在のところ皇位継承順位1位を意味する「皇嗣」です。であれば「廃嫡」でも「廃太子」でもないことは明らかです。
     確信犯なら許しがたいミスリードですね。

コメントはこちらから

全ての項目に入力が必須となります。メールアドレスはサイト上には表示されません。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。