5月20日の東京新聞の記事に、名古屋大学准教授(歴史学) 河西秀哉氏のインタビュー、
<代替わり考 皇位の安定継承>(3) 男系男子限定は明治から
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020052002000128.html
が掲載されています。
河西氏は平成17年の小泉政権下で行われた「皇室典範に関する有識者会議」に基づく女性・女系天皇容認が望ましいと主張しており、その主張には全く賛成です。
この記事は短い文章で簡潔にまとめられているのでぜひ読んでみてください。
極めて真っ当なことを話されています。
男系派の学者達の皇室や歴史に関する専門知識はすごいと思いますが、その偏った知識のみで物事を判断しており、現実を見ておりません。
男系男子限定の継承は現実的に継続不可能であり、もはや伝統とは言えず、皇室の方々を苦しめるだけの因習に過ぎません。
記事の中に「天皇が女性であってもいいという国民の声は自然の流れだ。」という河西氏の主張が出てきますが、男系男子限定の継承は極めて「不自然」です。
社会の状況や価値観は変わり続けるものです。
にもかかわらずこの不自然だけが維持されるのならば、それは今後皇室と国民との信頼関係を築く上での妨げとなることでしょう。
河西氏は専門知識だけに囚われず、変わりゆく社会状況も含めて総合的な視点で皇統問題を捉えています。
未だに男系派の主張がメディアで散見され、怒りを覚えることも多い中でこうした良識的な記事を見つけると嬉しくなります。
こういった学者や政治家がもっと増えてもらうためにも、このウェブサイトからドンドン声を挙げていきましょう!
愛子さまを皇太子に!
文責 愛知県 マメ菓子
5 件のコメント
みずりん
2020年5月25日
私は個人的には男系男子でしか継げない皇室なら令和で終わりでもいいかなと思っています。国民の象徴が男女差別の象徴ならいらないと思います。
マメ菓子
2020年5月25日
くりんぐ様
コメント頂きありがとうございます。本当いい加減にしてほしいですね。男系固執派の子育てに対する想像力の欠如は著しいものがありますね。
花谷香史郎様
コメント頂きありがとうございます。言ってしまえば側室も伝統だったわけですからね。それが無くなった事実をきちんと受け止めるべきですね。
「君主を女系で継いで行ける国家こそが安定した君主国」
その通りだと思います!
JACKER様
コメント頂きありがとうございます。東京新聞は皇統問題に関しては良心的ですね。こうした記事が多くのメディアに登場できるよう、このサイトをみんなで盛り上げていきましょう!
くりんぐ
2020年5月24日
男子を望めば男子が生まれる訳じゃない、妊娠を望めば誰もが妊娠できる訳じゃない、妊娠すれば必ず産まれてこれる訳じゃない、産まれてこれても皆が元気に育つ訳じゃない。
男系固執派いい加減にしなさい!!
花谷香史郎
2020年5月24日
元々男の君主である利点は、多くの側室を娶って子孫を残しやすいことであり、側室制が認められていた間は男子が皇位を継いでいくのが自然だったのでしょう。
当然、側室が無くなれば君主が男性である必要性はなくなります。
「君主が政治にかかわらなくて済むような国家が安定した君主国」
(貞観政要)であるように
「君主を女系で継いでいける国家こそが安定した君主国」
と言えると思います。
愛子さまや、ゆくゆくはその御子様が皇位を嗣がれる意味は大きい。
JACKER
2020年5月24日
東京新聞は本当に皇位継承に関してはいい記事を載せてくれますね。
他の新聞にも、東京のようにいい記事を載せたりしてくれると嬉しいのですが。