『推古天皇像』(土佐光芳画)
古代の女性天皇は歴史上「初」が付く方や重要な事績を残されている方がおられます。
初の女性天皇である推古天皇は、聖徳太子と蘇我馬子を両腕とし、支那大陸の超大国隋と対等な外交を行って、中華思想から脱脚し、アジアで初めての独立を成し得ました。
隋の煬帝に送った「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙なきや」の文章は余りにも有名です。
皇極天皇は乙巳の変(いわゆる大化の改新)後に史上初めて譲位をされた天皇です。
更に孝徳天皇を経てもう一度天皇に即位しています。
二度天皇に即位する事を重祚と言い、諡号も改めておくられ、二度目は斉明天皇と呼ばれます。
このように二度即位した初めての天皇です。
在位の時期に蝦夷平定や滅亡した百済の王子を擁立して朝鮮半島への軍事介入もありました。
持統天皇は天皇の御代代わりの度に住まいを移していたのを、藤原京に初めて都を固定することや、天皇で初めて火葬をしたことにより、既存の概念を覆して、都の固定化や火葬という現代まで続く常識を作っています。
(実在する)歴代天皇の中でもトップクラスの功績がある方だと思います。
孝謙天皇は女性初(今のところ唯一)の皇太子を経て即位された天皇です。
この方も重祚をされ、もう一つ称徳天皇という諡号を持っておられます。
道鏡との問題が昔からよく語られますが、個人的には世間一般で云われているような悪女では無いと考えています。
(理由は長くなるので省きますが、戦前教育がひとつの要因と考えます。)
このようにたった8人しか居ない女性天皇は、歴史上重要な役割りを担っていた方がたくさんおられます。
今後愛子さまが史上2人目の皇太子として、9人目の女性天皇として即位なされ、歴史上どのような功績を残されるのか、今からワクワクが止まりません。
文責 兵庫県 やん
2 件のコメント
やん
2020年5月3日
T.Kさん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り元明天皇、元正天皇御二方を忘れてはいけませんね。
大変失礼しました。
称徳天皇と道鏡の事を肯定的に書く事は、反発もあると思われるので少し勇気が要ったのですが、T.Kさんの様に賛同してくださる方が居ると、非常に嬉しいです。
今後もこのサイトをよろしくお願いします。
一緒に愛子皇太子実現のために応援して頂けたら幸いです。
T.K
2020年5月1日
こんにちは!T.Kと申します。(とりあえず仮名で)
平城京遷都をなされた元明天皇のことも忘れないで下さい。
『古事記』の完成はその元明天皇の御代だし、今年完成から1300年の
『日本書紀』は次の元正天皇の御代ですね。
>道鏡との問題が昔からよく語られますが、個人的には世間一般で云われているような悪女では無いと考えています。
寧ろ、藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱をわずか7日で鎮圧した凄い天皇だと思います。
仲麻呂は新羅の征討を企んでいたと『続日本紀』にはあり、当時の状況を私なりに考えてみると、それを(結果的に)阻止したことで、白村江の戦いの悲劇を繰り返さずに済んだことは大いに良かったのではないかと思うのです。
道鏡と藤原仲麻呂、どっちが国の将来を悪くしたのか、もう一度考えてみる必要がありますよね。
男系男子限定派のステレオタイプの妄言に騙されないように、自分の頭で冷静に考えてみたいと思います。
コメント汚し、失礼いたしました。