【論破祭り】八幡和郎:皇室を乗っ取りたい男系カルトの本性が露呈

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L.Kです。
PRESIDENT Onlineに9月27日掲載された八幡和郎の下記記事を読みました。

結果として「小室圭殿下」の誕生を阻止した…安倍元首相が皇位継承問題を深く理解していたといえるワケ
https://president.jp/articles/-/61963

ひと言で言って、タイトル詐欺
眞子さん・圭さんのご結婚に触れた部分はごくわずかでした。
そして本文は、皇室を意のままに操りたい男系カルトの本性が満ちあふれた、タイトル以上に醜悪な内容です。


全体を通して伝わってくるのは、現在の皇室に対する徹底的な上から目線。
皇室・宮内庁を

中小企業のオーナー一家と従業員でしかない宮内庁の職員

と喩えているところに、その傲慢さが如実に表れています。

明治時代を例にとり、今の皇室・宮内庁はけしからんから、もっと政治家が管理せよといわんばかり。

時代の流れに応じて皇室を変革しようとしていた明治の為政者と、

過去にこだわり変化に抗って皇室に害をなす自分たち

同じものとしているのだから笑わせます。

考えの異なる部分について意見を交わしたい、というくらいのことは、オーディエンスの意義を考えればあってよいでしょう。
しかし八幡の主張は、政治が皇室をコントロールするシステムを確立せよ、といっているのだから、その域を超えています。

尊皇心など微塵もない、ただ皇室というお気に入りを自分の思い通りに動かしたい独善性が如実に表れた、男系カルトの標本といってよい悪文です。


最後に、タイトルを読んだ時点で思い浮かんだ論破ポイントを記します。

● 眞子さん・圭さん個別の件について
眞子さん、圭さんには、統一協会にさえ認められている反論権も、立場上著しく制約されていました。
その中で、それこそ「魔女狩り」というべきほどに報道がエスカレートしたことがお二人への悪印象につながっていることを考慮しなければなりません。

そもそも圭さんの対応は、眞子さんのご希望に応じた上で行ったことです。その対応に問題があるとするならば、眞子さんの判断も批判の対象としなければなりません。
外部の男を入れたくないばかりに、男系派はことさら圭さんを槍玉に上げますが、
少なくとも圭さんに、皇室を自分の思い通りに動かそうなどという意図はまったくありませんでした。

男系派よりも、圭さんの方がよほど皇室への敬愛心を持っています。

眞子さん、圭さんや秋篠宮家に不満を持つ人達の関心を引こうとしているのでしょうが、
この方々にも反発する人達が、旧宮家を受け入れられる訳がありません。

● 皇室制度について
女性・女系天皇、女性宮家が認められれば、女性皇族のご結婚にも当然、皇室会議等の関与が及ぶことになるでしょう。
皇籍離脱を前提とした現在のプロセスを、女性宮家実現後にもそのまま当てはめたミスリードです。


文責:静岡県 L.K

4 件のコメント

    殉教@中立派

    2022年10月2日

     安倍総理の発言・行動を、何でもかんでも好意的に解釈し、小泉総理を反逆者扱い。「(小泉総理が)乱暴な進め方だったので、抗議の声が・・」って、ダンケー世間限定の話じゃないのか?しかも憶測で埋めている箇所も多く、どこぞの産経記者のコピペのような文章。最低限「『小室殿下誕生』を阻止する事には、具体的にこれこれこういう意義がある」ぐらい書いておけよ・・・。
     男系派の特徴「ご都合主義の歴史解釈・事実捻じ曲げ」が、短い文章の中に、的確に詰め込まれている。そんなもんを的確に運用しても、(一般国民には)誰得ではあるけど。それでもプレジデント誌は、高森・八幡の「両論併記」なので、メディアの良心は残っている。(安倍万歳主義以外の)読者は、どんな判断を下すのだろうか。

    くりんぐ

    2022年10月2日

    現代では、政治家が天皇陛下や皇族方から学ばれた方がよいでしょう。
    公のために生きる者としてどう振る舞うべきか。
    皇族方のために、政治家として何をすればよいのかを。
    政治家にとって、とてもよき師となってくださるでしょう。

    八幡氏を含めた男系固執派が推している、旧宮家系国民男性の皇籍取得。これも男系固執派による皇室乗っ取り案の一つと言えるでしょう。
    旧宮家は今上天皇との共通の祖先が男系北朝三代崇光天皇と20世以上離れていて、どう見ても赤の他人です。一番血筋で近いのは、昭和天皇の血筋を女系で受け継がれている東久邇家の方です。
    今上天皇の直系ではない以上、旧宮家系国民男性に皇位が移れば、それは間違いなく“王朝交代”と見なされます。

    ダダ

    2022年10月2日

    高森先生のブログによると、プレジデントオンライン記事のタイトルは編集部が付けるようです。
    https://www.a-takamori.com/post/220928
    (高森先生の良記事が上半期の社会ジャンルで2位とのこと。とても嬉しいです)

    八幡氏の記事は大学教授とは思えない駄文なので、タイトルで勝負するしかなかったのでしょう。本当につまらない内容でした。
    安倍晋三が雅子さまの信頼を得ていたとか、あり得ないです。

    ただ、安倍が反皇室の逆賊と知っている国民と、この記事を読んで安倍を親皇室と誤解する大衆の分離には警戒したいと思えたので、反面教師としては良記事でした。

    突撃一番

    2022年10月1日

    記事は読んだけど、どこからツッコんでいいか分からんくらいドイヒー文章だったね八幡ちゃん。軽く列挙してみよう。

    ●黒田清子さんはじめ、伊勢神宮の祭主は代々、女性が務めておられるという事実を知ってか知らずか、「祭祀は長男が相続するという一般社会の習慣」という発言の根拠が不明である。
    ※あと、「旧皇族の復帰」じゃなくて、「旧宮家系一般国民男子の新たな皇籍取得」だよ八幡さん。

    ●仮に小室氏が「摂政宮殿下」になったところで、具体的に何が問題アリなのか、一切指摘する事もせず、「(野田政権の「女性宮家」案を)阻止できて本当によかった」などと、小室氏に対する無根拠な敵意をムキ出しにして、はしゃいでる始末。

    ●在位中の上皇陛下のビデオメッセージに対する、「陛下のお気持ちを叶えて差し上げたい」という極めて健全な国民感情を、「象徴天皇制と相容れない」と切り捨てる傲慢な感覚。
    「立憲君主制が円滑に動くように・・・」とか何とか言って、伊藤博文をヨイショしてたくせに、現憲法の「国民の総意」はガン無視かよ?

    ●「皇太子殿下を教育するのは、古今東西、宰相の大事な仕事」というのも、八幡が勝手に理想を抱く明治時代のシステムを基準に、決めつけてるだけ。 おまけに摂政・関白という「天皇を補佐する役割」と「教育者」とを、ごちゃ混ぜに語っている。

    明治憲法下の天皇像に縛られた「アナクロニズム症候群」が重症化する一方で、天皇・皇太子に対し、「我々が理想とする天皇像の通りの人格を、時の宰相が教育する事で植え付けよう」とまでしているんだから、「国民主権病」まで併発しちゃってるじゃないか。
    井上正康さんでも治療できない難病だわこりゃ(笑)。

    ましてや総理大臣なんてのは、あくまで「天皇から任命してもらって権力を行使している」というだけの存在なんだから、学校の宿題すらサボってたような安倍ごときが、今さら天皇陛下(当時は皇太子殿下だが)に対してあれこれ教育すべきだなどとは、陛下を侮辱するにも程がある。

    時の権力者の都合によって皇室をコントロールしようなど、むしろ木蘭師範の言葉を借りれば「禁止にするための法整備」をやるべきだとすら思う。

    宮内庁 → 宮内省に昇格できたら、少しは改善されるのかな?

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