【国会・追悼演説】野田佳彦議員、生前退位前夜の秘話を披露

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本日13時過ぎ、衆院本会議にて、立民・野田佳彦元首相による安倍晋三元首相への追悼演説が行われました。

亡き政敵に対する敬意と、その中にも滲む批判的な姿勢。
自身の不徳を詫びる誠意と余裕。
そして自身の政治家としての矜持を示して議場に集う議員全員を鼓舞しており、
政治家として非常に誠実かつバランスの取れた演説でした。

いまの日本政界において、最高クラスの演説だったと思います。

「政治家の演説なんか、ケッ!!」

と思われる方にこそ、16:00~からの8分間でいいので、実際に聞いてみていただきたいです。
きっと、政治家の言葉もたまには聞いてやらんでもないかな、と思えるはずです。

全文は、こちらのニュース記事に掲載されています。
【全文】「勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」野田元首相から安倍元首相への追悼演説(令和4(2022)年10月25日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7e2593d972a6b965166f7522f6a82d31f0dff30


なぜ「16:00~からでも」というかというと、
ここから、上皇陛下の生前退位を巡り、安倍と1対1で対談していた話をしているからです。

そしてこの対談を境に、国会で全体会議が置かれ、特例法成立に向けた動きが本格化したと語っています。

あのとき以上に国会での動きが緩慢な現状にあって、天皇・皇室の存在を国会議員に意識付けるような話を盛り込まれたところに、

さすが当代随一の尊皇派議員!

といいたくなりました。


反社カルトに支えられ圧倒的な強さを誇った安倍政権に対し、重要法案でほとんど唯一、与野党が真剣に議論を重ね、合意にたどり着くことのできた退位特例法案。

天皇という権威を感じたときに、日本の民主主義は初めて機能するものなんじゃないかと、改めて思いました。

文字通り、国民統合の象徴として日本の良識を担保する天皇。
その天皇がおられなくなってしまう危機が迫っている現実。

今回の演説で、生前退位の件に触れたことの意味に、全国会議員が気づいてほしいと強く願います。


文責:静岡県 L.K(40代、男性、「愛子天皇への道」運営メンバー)

5 件のコメント

    ダダ

    2022年10月27日

    野田議員は自分の言葉を持っていますね!
    歴史の法廷、歴史の審判という視点が流石だと思います!

    本国会で皇統問題を早く取り上げて欲しいです。

    基礎医学研究者

    2022年10月26日

    L.Kさんのブログにもありましたが、まだ現代に、このように清濁併せ吞む形で、俯瞰的に語れる政治家がいることに、安心致ししました。このような政治家が多くいれば、「愛子天皇への道」はきっと開けるはずであると。この課題に限っては、”政府だけで決定するのではなく、国会議員が党派を超える形で「皇位の安定継承」への方針を出すべきだ”といことを私たちは政治家に訴えてきましたが、野田元総理からこの言及があったことを、非常に心強く思った次第でございます。

    jacker

    2022年10月25日

     反日カルトである統一教会政権である安倍政権相手に、ここまで奮闘してくれた野田元首相をはじめとする尊皇派議員の方々の努力を無駄にせぬよう統一教会を打倒しなくてはなりません。

    れいにゃん

    2022年10月25日

    検討使と揶揄される元首相の影が霞む、素晴らしい演説でした。(首相になって欲しい!)ノーカット動画の紹介をありがとうございます。NHK9時のニュースでは肝心の生前退位の部分はカット。総選挙後の首相交代の折の皇居での任命式でのやり取りにクローズアップしていました。生で演説を聞いた国会議員には響いて欲しいです。

    殉教@中立派

    2022年10月25日

    例の8分間の感想。
    ・「生前退位問題」は国の根幹に関わる事であり、立法府の総意に基づき、政争の具にしてはならない。このときの野田氏、大島議長の働きは大きかったし、「議論の内容で勝負!」に持ち込めたのがポイント。民主政治なら、ちゃんと議論の内容で勝負する、政治であって欲しい。こうした野田氏の真っ当な感覚も、今では夢物語なのだろうか。だが権威主義国家が日本を睨んでいる現状、自由な言論を守る努力は、欠かすわけにはいかない(ついでに、自由な言論を守る=暴力に倒れた安倍総理への追悼という図式に持って行ったのも、小技が効いていると思う)。

    ・「自由な言論」のくだりは、小林先生の目標でもあるので。野田氏と小林氏が、タイマンで真面目な議論が出来た事に納得。例の銃撃事件を「テロ」扱いしたのは疑問だし、細かいツッコミ所もあるが・・・全体としてまとまりがあったし、情感も入っていた(最近の総理は、カンペありき・機械的なので、その対比もある)。彼は以前、その実直さ故に、解散して安倍総理に敗れた。その長所(誠実さ)が、良い形で出ている。その能力を「皇室の為に!」活かしてくれるのは、非常にありがたい。

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